11月10日の放課後、本学と高大連携協定を結んでいる奈良北高校の保健委員と運動部員の皆さんを対象に、「スポーツ傷害と応急処置」について講義を行いました。講師は高校野球甲子園大会などでメディカルサポートを行っておられる、本学理学療法学科准教授の福本貴彦先生です。対象は保健委員、運動部マネージャーと選手の代表者数名の総勢50名。講義後は、運動部ごとに伝達講習で他の選手に伝えてくれたそうです。講義の内容はまさに「目からうろこ」だったようで、事後のアンケートでは   ・今までの間違った知識が改善されたので、講義を受けられて良かった。 ・トレーニングをただひたすらするだけではいけないことがわかった。部活に役立てば嬉しいです。 ・傷の治療について一般的に言われていることは間違っていることが結構あってびっくりしました。今までなかなか聞くことができない話が聞けて興味深かったです。 ・ウォーミングアップとクールダウン、オーバーユースのことを頭に入れて実践していきたい。 ・傷の処置に関しては消毒が正しいとは限らない。しっかり洗浄することと、適度に湿潤。そして絆創膏。ウォーミングアップとクールダウンの重要さがわかった。PRICE処置は発症直後から72h以内!(陸上競技部) ・スポーツ現場のけがは汚いと思わないといけないことが分かった。洗って絆創膏をしなければならない。超回復の話を聞いたので、練習メニューを考えて練習したい。 ・ウォーミングアップとかクールダウンの大切さが分かりました。(自転車競技部) ・消毒よりも洗浄。救急隊に伝えることは、正確な時刻や実施された処置を正確に伝える。アップは30分~1時間前には完成しておく! ・傷の治療に最も大切なことは、洗浄と絆創膏を貼るというとても簡単にできることだとわかりました。けがをした時はまず洗浄することを実施する。どんな医療が発達しても人間の体はかさぶたを作るなど自分の傷を治そうと自然に治癒できて、人間の体ってすごいなと思いました。 ・AEDは心臓を動かすものだと思っていたし、心臓マッサージもそうだと思っていた。自分も運動部なので聞いたことをこれから活かしていきたいです。 などしっかり学習した様子がうかがわれ、福本先生も「伝達講習のためというのもあったとは思いますが、奈良北生の理解力には驚かされました」とびっくりされていました。   詳しくは12月発行のKIO NEWSに掲載する予定です。
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奈良北高校HP http://www.narakita.ed.jp/50gyouji/2010/2010-1111-1735-141.html