卒業生が語る“現在”

健康栄養学科 2007年3月卒業|三重県立志摩病院 勤務|中村 千亜希さん

学生の頃よりも、今の方がたくさん勉強しているかも…。

大学卒業後はスポーツクラブに就職して、利用者さんの食事相談にも携わっていました。その時、そこに通っていた利用者の方から「地元の病院が求人を出している」という耳寄りな情報をいただき、思いきって転職を決意しました。大学の病院実習の経験から医療現場の厳しさは理解していましたが「慣れ親しんだ地元で管理栄養士になる夢を叶えるためにも、このチャンスを逃すわけにはいかない!」と思ったんです。病院の管理栄養士には、患者さんの病態に合わせた栄養の専門知識が求められます。そう考えると、学生の頃よりも転職した今の方がたくさん勉強しているかもしれませんね。

管理栄養士として活躍できる幅を、もっと広げたい。

病院では栄養指導をはじめ、低栄養患者さんのオリジナルメニューを考えたりしています。なにも喉を通らなかった患者さんが少しずつ食事をとって元気を取りもどしていく姿を見ると、やっぱりこの仕事を選んでよかったと感じますね。去年、私は「病態栄養専門師」の資格を取りました。そして今は「糖尿病療養指導士」という資格を取るために勉強中です。どちらも現場経験がなければ取得できない資格なので、仕事との両立は大変ですね。ただ、今後は医師の方から「栄養のことはこの管理栄養士になら任せられる」と言ってもらえるよう、管理栄養士として私ができることには積極的にチャレンジしていくつもりです。

「わからない」の一言で片付けられないことが、病院にはたくさんある。

入学当時の私は「資格さえあれば勉強から解放される!」と思っていました。それがまったくの誤解だったということに気づいたのは、病院実習に行ったときのこと。そこでは一人の管理栄養士が患者さんの内服薬を把握し、食事から点滴内容までをプランニングするという高度な医療が提供されていました。私たち実習生には毎日のように課題が出され、最終日には病院にいるドクターの前で与えられたテーマについてプレゼンをする、というハードな実習内容でした。そこで身を持って学んだのは、「わからない」の一言で片付けられないことが、病院にはたくさんあるということ。治療のガイドラインは年々変化しますし、医師や看護師が使う専門用語をその場で理解できるよう、常に最先端の医療情報を頭に入れておく必要があります。新しいことを吸収できなければ、患者さんにとってベストな栄養管理を行うことはできませんからね。学生時代の厳しい実習に参加したおかげで、管理栄養士としての心構えを学ぶことができました。

人は食べることに幸せを感じて生きている。

私は健康栄養学科(入学時は健康栄養専攻)の1期生です。入学直後は学内にまだ180人ほどしかおらず、すれ違う人はほとんど知り合いでしたね。本格的に授業が難しくなってくる2回生からは、友達とルームシェアをして一緒に勉強していました。4回生になり、国家試験が間近に迫った模擬試験では、合格ラインに達していない学生は先生の教室に割り振られて猛勉強することに。私はなんとか合格ラインに達していたものの、結局は先生の研究室に入り浸って勉強していました。そんな4年間で私が学んだのは、「人は食べることに幸せを感じて生きている」ということ。だからこそ、食べ物には日々の暮らしを豊かにする大きなチカラがあると思います。健康ブームが広まる中、管理栄養士が活躍する場は学生の頃に比べてどんどん広がっています。みなさんもぜひ畿央大学での学びを活かせる現場を見つけてくださいね!

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