卒業生が語る“現在”

現代教育学科 2011年3月卒業|大阪府貝塚市立中学校養護教諭|森川 賀代子さん

保健室は、言葉では伝えられない気持ちをあたたかく包みこむ場所。

大阪府の中学校で養護教諭として子どもたちの健康管理や学校環境の衛生管理を担当しています。「保健室の先生」と言うのがいちばんイメージしやすいかもしれませんね。仕事は応急処置や保健指導、環境の整備などさまざまですが、いちばんの仕事は生徒たちの悩みを解消するこころのケアです。大人にとっては小さな悩みでも、思春期の子どもにとってはすごく大きな問題…というケースはたくさんあります。そんな子どもたちが保健室を訪れるときは、決まって「しんどい」という言葉を口にします。保健室は、言葉ではうまく伝えられないそういった気持ちをあたたかく包みこむための場所なんです。

現場ですぐに実践できる力を学生生活の中で養えるのが、畿央大学の魅力。

学校に通う生徒たちの中には、「自分の感情をうまく表現できない」という悩みを抱えている子もいます。保健室に来室する生徒の中には家庭環境に問題を抱えていることもあるのですが、学校の外にある要因を解決するのは簡単なことではありません。だけど畿央大学には、そういった心の悩みを引き出すカウンセリングの基礎知識はもちろん、学校のインターンシップなどを通じて子どもたちと直接触れ合う機会がたくさんありました。学生のうちから教育現場の雰囲気を理解できたという経験は、今の生徒たちと真正面から向き合う自信にも繋がっていますね。まだまだ経験の浅い私にとって、大学時代にしっかり学んだ心理学の基礎は今でも大きな支えです。こんなふうに現場ですぐに実践できる力を学生生活の中で養えるというのは、畿央大学の魅力だと思います。

夢を叶えることができたのは、同じ目標をもつ仲間と先生のおかげ。

「教員採用試験に通らなければ、夢は叶わない―」そう考えると、心が折れそうになる瞬間が何度もありました。そんな気持ちを救ってくれたのが、同じクラスのみんなや先生方の存在。畿央大学には、専門的な仕事に就きたいという意識の高い学生が全国から集まっています。楽しいことも苦しいこともみんなで共有できる環境があったのは本当に心強かったですね。教員採用試験が近づくと、毎日ゼミのみんなと図書館に通って勉強していました。試験の直前に現場の実習を経験したのは、モチベーションを上げたまま当日を迎えるきっかけになりましたね。その後の面接試験でも実習先での空気感をそのまま伝えることができたので、あれは本当に価値のある実習でした。今こうして振り返ってみると、本当に恵まれた環境で学生生活を送っていたということを実感せずにはいられませんね。

自分のことのように想ってくれる先生方との出会いは、私の大学生活の宝物。

大学時代に知り合った友人とは、今でも頻繁に連絡を取り合っています。職場や職種は違っても、みんな同じ夢を叶えた先生同士ということもあって、悩むところもだいたい同じですね。畿央大学は学部や学科に関係なく、仲間同士の絆がすごく深いと感じます。先生との距離もすごく近くて、キャンパス全体がアットホームな雰囲気だというのも魅力です。そして、私のことを自分のことのように想ってくれる先生方に出会えたのは、私のかけがえのない宝物です。今、私は養護教諭として子どもたちからたくさんの「ありがとう」をもらっています。かつて私がそうしていただいたように、今度は私が生徒たちの成長をこの保健室から支えられる存在になれるよう、これからも精一杯頑張りたいと思います!

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