健康科学部 理学療法学科
私は5歳から9歳まで米国のロスアンゼルスで過ごしました。帰国後、家に遊びに来てくれる親戚の小さな子どもたちと大の仲良しになり、気がついたときには保育士志望になっていました。子どもたちの笑顔を見ていると、何でもしてあげたくなります。でも、それだけではいけないと感じさせてくれたのが、1回生の11月に参加した幼稚園見学実習でした。「先生、だっこして」と走り寄ってくる子につい応えてしまいましたが、後でその子が先生にたしなめられているのを見て、果たして私のとった行動は正しかったのかと考えさせられました。1日が終わると日誌をつけますが、途中メモをとることは許されずしっかり子どもたちの行動を記憶に留めておかなければなりません。また、子どもたちの心の営みは、私たち大人とは違うことも実感しました。約束を破ること。これは大人社会でもいけないことですが、子どもたちとの間ではもっともしてはいけないことであり、子どもたちの心を想像以上に傷つけるのです。実習体験と授業、とくに専門基礎科目や発展科目を交互に学ぶことによって、新しい子ども観、保育観が養えるのが励みになっています。