運動器リハビリテーションセミナー

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運動器リハビリテーションに必要不可欠な解剖学・生理学・運動学などの基礎知識は、養成校での低学年時に習得することが常で、卒後のリカレント教育(再教育)の機会が少ないのが現状です。しかしこれらの基礎分野は近年の科学進歩に伴い、10年~20年前には未知であったことが既知の事実として証明されたり、事実として習った事柄が修正されたりしています。また、臨床現場での評価ツールの進歩も目覚ましく、計測不可能であったものが客観的データとしてあらわされ、多くの学会や研究会で報告されています。しかし、データを読むための解析は難しく、膨大なデータを未知の解析法により変換され強引に納得させられている感が否めません。そこで、断片的な情報をまとめ、運動器リハビリテーションに必要な知識を基礎から臨床応用まで系統的に学べるプログラムが必要と考え、我々は「畿央大学運動器リハビリテーションセミナー」を企画いたしました。「畿央大学運動器リハビリテーションセミナー」は明日の運動器リハに使える『エビデンス編』、部位ごとに基礎から臨床応用まで学べる『臨床編、今年度からの新たな取り組みで膝関節をメインに実践的に理解する『臨床実践編(膝関節)』、臨床で得られたデータの分析方法について学ぶ『臨床研究編』の4つで構成しています。

運動器リハビリテーションに対する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。

畿央大学 理学療法学科
准教授 福本貴彦

 

エビデンス編

平成30年5月20日(日) 詳細

 

定員70名 / 受講料 7,000円

 

臨床編

平成30年7月29日(日) 詳細

臨床実践編(膝関節)

平成30年10月28日(日) 詳細

定員 40名 / 受講料 10,000円 

臨床研究編

平成31年1月27日(日) 詳細

 

【専門理学療法士制度ポイント認定講座について】

本セミナーは『専門理学療法士ならびに認定理学療法士資格取得および更新に関わる履修ポイント』に申請中です。承認された場合に、本セミナーは、大項目:2.講習会・研修会等の受講、項目:7)その他の講習会・研修会となりますので、申請により、各編につき5ポイントの履修ポイントが得られます。ポイント申請には、受講後にお渡しする「受講証明書」が必要となります。

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会 場

畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) アクセス
最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」

講 師

  • 畿央大学理学療法学科 福本貴彦准教授、瓜谷大輔准教授、今北英高教授、峯松亮教授、前岡浩准教授ほか

 

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エビデンス編 【定員70名】

運動器リハビリテーションの基礎となる最新情報を紹介し、明日の臨床に役立つ正常な運動器の構造と病態、その治癒過程について学ぶ。また、バイオメカ二クスのみならず認知機能や免疫機能からみた運動器リハビリテーションについても解説する。

日 時  平成30年5月20日(日)

場 所  P201講義室 

受講料  7,000円

5/20(日)エビデンス編プログラム
8:50~9:00 開会式
9:00~10:30

バイオメカニクスからみたリハビリテーション

分析方法の進歩により、学生時代に学んだ解剖・運動学の情報は、未知であったものが既知になり、既知であったものが更新されている。このような内容を中心に最新知見を紹介する。

10:40~12:10

骨と振動刺激

骨の状態にもよるが、骨量維持・増加または骨量減少予防に対して荷重や衝撃は有効である。身体の移動なしに骨に荷重または衝撃を与える刺激として振動刺激がある。今回は振動刺激が骨に与える影響について概説する。

13:00~14:30

下肢関節へのメカニカルストレス

理学療法の対象となる下肢の痛みや機能障害の多くは、メカニカルストレスの異常な分布や増大によって引き起こされます。本講義では膝関節を中心に、メカニカルストレスと関節機能異常の関連について、近年の研究知見を踏まえて概説する。

14:40~16:10

免疫系への理学療法アプローチ

近年、運動と免疫機能に関する研究の発展はめざましく、理学療法分野においても知っておく必要性の高い分野である。今回、運動における免疫機能の動態や炎症を惹起する疾患(関節症や呼吸器疾患など)との関係などについて紹介する。

16:10~16:20 閉会式

 

臨床編 【定員70名】

運動器リハビリテーションの基盤となる上肢・下肢・体幹のつくりを知り、その運動療法の基礎と関連する最新知見について学ぶ。

日 時  平成30年7月29日(日)

場 所  P201講義室

受講料  7,000円 

7/29(日)臨床編プログラム
8:50~9:00 開会式
9:00~10:30

肩関節のリハビリテーションと最新の知見

肩関節複合体のつくりを知るとともに、最新の骨と周囲の軟部組織・筋肉、また表皮の動きを知る。また、それらの基礎を知ることで導かれる運動療法への応用を学ぶ。

10:40~12:10

運動器の痛みとリハビリテーション

痛みは様々な疾患で認められる症状であるが、警告信号としての痛み(急性痛)と病的な痛み(慢性痛)が存在する。今回、痛みに対する捉え方と運動器の痛みを中心に病態やリハビリテーションに関する報告を紹介する。

13:00~14:30

変形性膝関節症とその人工関節の最新知見とリハビリテーション

膝関節の正常運動から変形性膝関節症の病的運動についてメカニカルストレスの観点から整理し、その対応を紹介するとともに人工関節の構造的特性を踏まえた術後治療戦略を近年の研究結果を含めて紹介する。

14:40~16:10

足部の機能障害と理学療法

足部は唯一身体外部と接する部位であり、荷重や歩行に重要な部位である。また、足部の形態や機能の問題は、運動連鎖によって膝関節、股関節、ひいては体幹の機能にも影響を及ぼす。本講演では演者らが行った研究を含め、近年の研究知見を中心に紹介する。

16:10~16:20 閉会式

 

臨床実践編(膝関節) 【定員40名】

理学療法士として触診や動作分析を行う中で体表解剖の知識が非常に重要である。今回、その体表解剖を理解する上で、超音波エコー用いた、膝関節内部の状況を把握し、実際の動物標本を用いて解剖し、膝関節の構造を理解する。今年度からの新しい取り組みである。

日 時  平成30年10月28日(日)

場 所  P1理学療法実習室、L1生理機能実習室(予定)

受講料  10,000円 

10/28(日)臨床実践編(膝関節)プログラム
8:50~9:00 開会式

9:00~12:10

(途中、10分間休憩)

超音波エコーの仕組みと使い方、超音波エコーを用いた膝関節の観察

超音波エコーの仕組みと取扱いについて概説したのち、実際に使用して、陽影・陰影像が何を示すのか、プローブの入射角度や圧によって像がどう変わっていくのかを観察する。また、実際の膝関節とその周囲を観察する。

13:00~16:10

(途中、10分間休憩)

膝関節の機能解剖学実習①、②

動物標本を用いて、膝関節の構造を理解する。特別に準備した豚の膝関節標本を実際に解剖しながら、膝関節の構造、半月板の機能、ACL切開による膝関節の動揺など、膝関節各評価などを行い、機能を理解する。

16:10~16:20 閉会式

 

臨床研究編 【定員40名】

運動器に関連する臨床の疑問を解決するために、臨床ですぐ使える機器やソフトを紹介し、得られたデータに対してどのような統計手法が適切であるか、得られた結果の分析方法について学ぶ。

日 時  平成31年1月27日(日)

場 所  P1理学療法実習室、L1生理機能実習室(予定)

受講料  10,000円 

1/27(日)臨床研究編プログラム
8:50~9:00 開会式
9:00~10:00

臨床現場での疑問を解決するための研究法

臨床での疑問を解決するための方法を学ぶ。また、蓄積したデータに客観性を持たせ、そこから得られた知見を学会などで報告するためのルールを学ぶ。

10:10~11:10

臨床ですぐ使える機器・ソフトの紹介および体験実習

臨床現場で用いるMMTの客観性について考えるとともに、HHDや足把持力を用いた筋力測定を行う。

11:20~12:20

臨床ですぐ使える機器・ソフトの紹介および体験実習2

ホームビデオや携帯端末などによる動画・静止画撮影から動作観察を行う。またフリーソフト(image J)を用いた関節角度計測を行う。

13:30~14:30

臨床データを用いた統計学

臨床データを客観的に解析するために必要な統計を学ぶ。具体的には平均値と標準偏差について、平均値の差について、相関についての考え方と手法を学ぶ。

14:40~15:40

臨床データを用いた統計学演習

筋力測定、動作観察から得られたデータの平均値、標準偏差、平均値の差、相関などを、エクセルを用いて統計解析してみる。

15:50~16:50

結果の分析とディスカッション

統計解析から得られた情報について、全体でディスカッションを行う。

16:50~17:00 閉会式

※各プログラムは都合により変更になる可能性があります。

 

▼臨床研究編の様子

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学生・教職員専用

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