畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

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助産学専攻科

2018年3月22日(木)

2018年3月15日(水)に、助産学専攻科を修了しました!

 

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今年は畿央大学の看護医療学科から助産学専攻科に進んだ学生が6名、他大学から進学してきた学生が3名と内部生が多い環境で、助産師になるために不安と期待を抱きながら入学してから早1年が経ちました!

入学当初、先生がおっしゃっていた「あっという間の1年だよ」という言葉通りだなと感じています。

早く卒業したいと思っていましたが、いざ卒業となると達成感もある一方でみんなとのお別れが寂しいです。前期は勉強と分娩介助の技術演習に明け暮れ、後期は助産学実習と卒業研究、国試勉強、NCPR(新生児蘇生法)の資格取得といった盛りだくさんの1年でした!

 

▼ベテラン助産師による分娩介助の特別講演(2017年7月20日)

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▼第6回助産学専攻科事例研究発表会(2018年2月23日)

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▼新生児蘇生法(NCPR)Aコースを受講(2018年2月26日)

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このような大変な1年を乗り越えることができたのは、先生方の支えや共に支え合ってきた9人の仲間 、家族の支えがあったからだと思います!本当に感謝の気持ちでいっぱいです!!

 

私たちは昨年の4月に9人で入学し、そして今、9人揃って卒業することができました。ここに至るまで、それぞれに辛いこと、悔しいこと、時には逃げ出したくなることもありました。涙を流したことも数え切れないほどありました。しかしそんな時こそ、仲間の存在が大きな支えでした。嬉しいことは9人で分け合って笑い合い、壁に直面した時には、全員で話し励まし合って乗り越えてきました。

 

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互いに思いやり、尊敬し合える仲間に出会えたことで、人としても成長できた1年でした。9人で過ごした日々は一生忘れることはないと思います。毎日のように顔を合わせてきた皆との別れで、今は寂しい気持ちでいっぱいですが、助産師としてのスタートはこれからです。この1年で培った仲間との絆を絶やすことなく、これからも切磋琢磨し、全員で素敵な助産師になりたいと思います。

 

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先生方からは、厳しいご指導を受けたこともありました。でもそれは助産師の後輩を育てるためだと、常に私たちのことを考えたご指導ばかりでした。また、自分自身と向き合うことの多かった1年だったと思います。

 

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先生方や臨床指導者様から頂いた言葉を糧に、そして、出会った妊産婦さんやその御家族、先生方や家族への感謝の気持ちを忘れず、今後も精進していきます。

助産学専攻科 甲村弥生・佐藤美沙都

 

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2018年3月9日(金)

助産学専攻科は国家試験と卒業研究発表会を終え、平成30年2月26日(月)に助産学専攻科の最後の講義である「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました。

NCPRとは「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、新生児蘇生法を新生児科医のみならず、分娩にかかわる産科医、助産師、看護師、さらには医学生、看護学生、救急救命士等にも学んでもらおうというものです。講習会を受講後に、試験に合格し、所定の手続きを経て新生児蘇生法修了認定の資格を習得することができます。

 

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午前は教室で講習を受け、午後から演習室にてインストラクターの小児科医の佐野博之先生・川村彬子先生からベビー人形を用いた新生児蘇生法のデモンストレーションを受け、学生も事例演習を行いました。事例演習では、インストラクターの先生が設定された出生直後の新生児の状態から、どのような項目を観察し、どのように対応するのかを、アルゴリズムに沿って考えながら、蘇生法を実施しました。

 

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事前に学習してきたとはいえ、いざ目の前のベビー人形で実践してみると想像以上に自分自身が動けなくなってしまうという事実に衝撃を受けました。処置をしつつ、次の観察項目や児の容態の変化を予測、時間を念頭に置きながら最短で最良の判断が必要とされる。そしてストップウォッチで時間を測りながら、人工呼吸までにかかる時間を体験するなど、タイムリーに変化していく流れを体験してみることで、新生児の蘇生法の実際を想像するとともに自分が足りない部分や見直さなければならない部分を知ることができました。

 

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また新生児の蘇生には一人だけでなく、チームでの連携が必須となってきます。胸骨圧迫のタイミングや次の処置のための物品準備、声掛けを行いながら自分は何をすればよいのか、何が必要であるのかを明確にすることが児の生存率にもかかわってきます。このことから個人の技量だけでなく、チームとして動くというメンバーシップの大切さも同様に学ぶことができました。

 

そしてシミュレーション後は筆記テストがありました。最後の試験、それぞれが学習してきたこと、経験したことの全てをそこに注ぎました。全員合格を祈りつつNCPRのすべての講習を終えることができました。この講習では、一人でも多くの児の命を救う使命やチームとしての力の重要性を再認識する機会ともなりました。

また、NCPRが終わるということは、助産学専攻科のすべての授業が終わることも意味していました。

 

▼解放感にひたりながらの記念撮影!

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4月から私たち助産学専攻科は助産師として働きます。今後は実際の現場に立ち、小さな命を救う立場にもなります。この一年間で学んだことや経験したこと、学んだことを糧として、それぞれがめざす助産師像に向けて頑張っていきたいと思います。

 

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 助産学専攻科 川北明日香

 

 【その後…全員で卒業旅行へ!】

1年間の過程を無事修了し、仲間とともに東京ディズニーランド、ディズニーシーへ卒業旅行に行きました!天気予報では雨でしたが、みんな日頃の行いが良かったのか(笑)、2日間とも晴れました。たくさん笑い、たくさん癒され、気分もリフレッシュし、4月からの社会人生活に向けて、やる気とモチベーションを高めました。

 助産学専攻科 高瀬和

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2018年3月9日(金)

平成30年2月23日(金)に第6回助産学専攻科事例研究発表会が開催されました。1年間を過ごしてきた学生から、当日のレポートが届きました!

 

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私たちは昨年9月から助産学実習に行き、病院や保健センター、助産所などさまざまな場で活躍する助産師としての役割や技術、母子保健の在り方などについて学びました。病院での実習では学生それぞれが10名の分娩介助をさせていただきす。そのうち1名の方は、妊娠期から分娩介助、そして、産褥・新生児期、産後1ヶ月健診までを継続して関わる継続管理妊婦さんとして受け持たせていただきました。継続妊婦さんと初対面してから、産後1ヶ月健診までの約2ヶ月間、妊婦さんと赤ちゃん、ご家族が安心して安全に出産し育児につながっていけるように、先生方から指導を受けながら関わらせていただきました。

 

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事例研究発表会では、その継続管理妊婦さんと関わる中での学びを論文としてまとめ、スライドにして発表しました。発表会には専攻科学生、教員のほか、臨床教員、臨床指導者の皆様にもご参加いただきました。実習では教員や指導者からの指導・助言のもと、座学では知ることのできなかった、妊婦さんとのコミュニケーションや寄り添う看護、助産師のあり方についてたくさん学ばせていただきました。

 

また、実習を進めるにあたり、快く受け入れていただいた妊婦さん方への感謝の気持ちも込めて、丁寧に事例を振り返りまとめました。

 

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事例研究自体は1月にまとめておりましたが、2月15日に助産師国家試験を受けてから、発表会までは1週間しか準備期間がありませんでした。実習中、熱くご指導いただいた指導者の皆様や先生方にどうすれば考えや思いが伝わるのかそれぞれ試行錯誤しながらの準備でした。学生同士で発表を聞き、良い点と改善点を出し合い、より良い発表になるよう力を合わせて頑張りました。最後の集大成ということもあり、それぞれの目標に向けて努力していました。

そしてなにより、「9人で力を合わせて成功させる」と気持ちが一つになっていたように思います。本番では皆が練習の成果を発揮し、自信をもって発表することができました。それぞれにテーマは異なっているため、互いの学びを深められるように積極的に質問する姿もありました。指導者の皆様や先生方からも臨床からの意見やアドバイスをいただき大変有意義な会となりました。

 

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また、発表会終了後には、病院ごとに臨床指導者様や、担当教員の方々と実習で厳しく指導いただいたことや褒められたこと、嬉しかったことなど振り返り涙を流したり、思い出に写真を撮っていただいたりしました。

 

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実習は楽しいことばかりではありませんでした。しかし、研究を通して実習の中で知識をつけ、学びを深めたことや、妊婦さんやご家族様、指導者の皆様方との出会いがあったことが何よりの財産となり、自分達の力となったことを実感することができました。4月からはそれぞれ違う場所で助産師として働きます。この1年間、学生9人で経験したことを忘れず離れた場所にいても切磋琢磨し邁進して行きたいと思います。

 

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最後になりましたが、今回、学生の受け持ちを快諾してくださった継続妊婦さんとご家族の皆様、受け入れてくださった施設の皆様、温かい指導をくださった臨床指導者様、1年間一番近くで育ててくださった教員の皆様に心より御礼申し上げます。

 

助産学専攻科 高瀬和

 

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2017年12月27日(水)

平成29年12月17日(日)に大阪大学中ノ島センターにて開催された大阪母性衛生学会学術集会・研修会に助産学専攻科の学生と教員が参加しました。

 

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午前中は「重症脳性麻痺児の保育」をテーマに池下久弥先生から保育園の現状を、佐々百合子先生から実際に脳性麻痺児を出産したときから育児を通して感じた事を聞く機会を得ました。その中で重症脳性麻痺児の自宅療養の限界、行政の対応の課題についての話をされる中で改善の余地が多く残されている現状を知ることになりました。そして療養をする中でも地域や友人・家族に支えられた経験から、寄り添うことの必要性、助産師としての声かけのあり方についても知る機会となり、多くのことを学ぶことができました。

 

午後は学術集会でした。助産学専攻科9名はグループに分かれて4月から行っていた文献研究4題の発表を行いました。

 

「不妊治療後の母親の母親役割獲得過程と支援についての文献検討」

晩婚化や晩産化などの時代背景により、不妊治療によるトラブルや母親の不安や悩みも比例して増加しており、母親役割獲得過程にむけた支援が重要視されている。そこで、文献検討から、不妊治療後の母親の心身の特徴を明らかにし、母親役割獲得への支援を考察した。不妊治療後の母親の心身の特徴は【心理状態】【自己概念】【対人関係】【家族からの支援・家族関係】【イメージ化】【児との関係】の6項目に分類することができた。不妊治療後の母親は、母親としての自己を獲得するための支援が医療者に限らず家族など多くの人からの支援の必要性が示唆されていた。

 

青山加奈・川北明日香・川渕ひかり・上原麻利先生

 

 

「産後うつ病における高年初産婦の特徴と支援についての文献検討」

高年初産婦は産後うつ病のリスクが有意に高いことも示唆されていることから、文献検討により、高年初産婦の特徴と産後うつ病の発症を予防する支援のあり方を考察した。その結果、予防のための支援として、高年初産婦をとりまくサポート体制を把握し、個人にあった支援を調整することで、入院中から退院後を見据えた、産後1か月までの切れ目のない支援が重要であることがわかった。さらに、具体的な支援として、早期からの睡眠支援・夫への支援・社会資源の情報提供・2週間後の再評価・母親役割獲得の支援が重要であることが示唆された。

 

佐藤美沙都・高瀬和・戸田千枝先生

 

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「骨盤ベルトを使用した骨盤支持における支援の文献検討」

妊産褥婦の骨盤ベルトの使用状況から骨盤ベルトの使用方法や効果の周知不足について、文献検討を行った。骨盤ベルトなどによる骨盤輪固定は「妊産褥婦の腰痛軽減や産後の子宮復古など様々な面でよい影響を与え、妊娠から子育てにおいて前向きな経過を辿るとこが分かった。しかし、使用方法が不十分であれば効果は期待できないため医療者が妊産褥婦に対して積極的に関わり、対象の日常生活における個別性を考慮したうえで適切な装着方法の指導が必要であることが明らかになった。

 

高脇優衣・山下夏美・戸田千枝先生

 

「青年期の避妊の現状とその心理に対する助産師の性教育の課題」

青年期の望まない妊娠や、人工妊娠中絶、性感染症を減少させるための有効な性教育のあり方について明らかにすることを目的に研究を行った。青年期に対して助産師が行う性教育には、『自身の性行為や避妊に関する意思や責任をもち、性における自己決定能力を高めるための支援』『自分やパートナー、仲間を大切にし、男性と女性の双方が性行為や避妊の意思を共有し尊重できる、集団の良好な関係形成のための支援』『一方的な指導ではなく学生が主体的に性について考えられるための支援』が必要であると考えた。性教育の実施にあたっては、対象の発達段階を踏まえ、発達段階的特徴や精神発達を考慮した内容、方法をとることが重要な意味をもつことが明らかになった。

 

甲村弥生・塩原紗也夏・中居由美子先生

 

無題

 

助産学専攻科 髙瀬 和

 

【関連リンク】

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2017年10月10日(火)

助産学専攻科の中居です。医歯薬出版「母乳育児支援」にて、乳房マッサージの実験研究に関して執筆協力させていただきました。

 

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「母乳育児支援」の著者である宮下美代子先生は、横浜市で、みやした助産院を開業されており、幅広くご活躍されています。特に母乳育児支援は年間3000件ほどケアされており、この度この活動が認められ、第69回保健文化賞を受賞されました。

助産師の乳房ケアは、35年程前から施術されていますが、見様見真似で学ぶことから、大変個人差のある手技です。宮下先生は多くの助産師にご自身の手技を参考にして学修して欲しいと切望されており、私も助産師の技をデータにして可視化でき、今後の発展につなげたいと願っていました。

 

私は、現在、乳頭乳房マッサージの圧力と動作分析測定を、理学療法学科の福本貴彦先生の助言を受けて実験研究しています。昨年、宮下先生に本学に来校して被験者として参加いただき、同時に、助産学専攻科の学生に母乳に対する助産師の思いを語っていただきました。

 

この本の出版に当たり、私が宮下助産院に訪院し、乳房模型と授乳婦に乳頭乳房マッサージ時の宮下先生の指腹の圧力測定とDVDによる動作分析させていただきました。そして、執筆した結果を4ページにわたり掲載していただいています。

今まで具体的に表現できなかった手技を研究により解析し、授乳婦と乳児のニーズに合った母乳支援できる助産師の育成に努力を続けます。この本の出版をスタートとして、今後も研鑽してまいります。

ご支援いただきました宮下美代子先生に感謝いたします。

助産学専攻科教務主任 中居由美子