2008.07.01 

高大連携で、竹炭を焼きました ~関西中央高校の森林環境教育をサポート~

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おっ、立派な竹炭だ!!

土に埋められた小さなブリキ缶からおそるおそる取り出されたのは、黒くなった竹。

これでもちゃんと燃え、防臭剤や殺菌剤、防湿剤にも使える立派な炭です。

梅雨の合間の1日だけ晴れた6月21日、奈良県桜井市の関西中央高校グラウンド裏では、一斗缶で作った炭焼き窯に火が入れられ、炭焼きが行われました。

 
これは、畿央大学が同じ法人内の関西中央高等学校と連携して教育力の向上を図っている活動の一環で、高校2年生が土曜日に学んでいる「i-seek講座」の一コマです。健康科学部人間環境デザイン学科と教育学部現代教育学科がこの森林環境教育(テーマ:炭焼き)をサポートしています。
 
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高校2年生は、4月から畿央大学生12人の指導を受けながら炭焼きの原理を学び、窯を設計し、制作しました。そして炭焼きの日。前日までの雨で水没していた窯もありましたが、この日だけの奇跡的な好天が幸いして7つの窯とも火を入れることができました。
 
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小さな窯なので材料の竹は、燃えつきた部分、炭になった部分、燃え残った部分があり、すべての竹が炭になるわけではありませんが、「売り物になるぞ!」というぐらいの炭もあり、炭焼きの第1ステップとしては大成功でした。

夏以降は、ドラム缶を使った炭焼き窯に挑戦します。

 

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