2010年2月5日の記事

2010.02.05

キャンベラ奈良公園彫刻コンクールで、加藤信喜准教授の応募作品が最優秀賞を受賞。

奈良市の姉妹都市オーストラリア・キャンベラ市の公園に加藤先生の作品が設置されます!   奈良市の姉妹都市であるキャンベラ市が平城遷都1300年祭を記念して実施した「キャンベラ奈良公園彫刻コンクール」で、本学人間環境デザイン学科加藤准教授の作品『徳 TOKU』が最優秀作品に選ばれ、平成22年1月28日(金)奈良市庁舎において報道各社を前に記者会見が開かれました。     『徳 TOKU』は、法隆寺の五重塔をヒントに、その横には金堂を表わす石をあしらい、キャンベラ市を五重塔、奈良市を金堂に見立て、両市の長年にわたる友好関係を象徴したデザインです。「徳」は聖徳太子の名前の一文字であるとともに、畿央大学の建学の精神「徳、知、美」の一つでもあり、奥深い意味が込められています。  このモニュメント制作後の実物は、スチール製五重塔の高さは約8メートルの迫力あるもので日本で制作、オーストラリア・キャンベラ市まで海上輸送、同市公園に設置し、今年9月に除幕式があり加藤先生も招待される予定です。   ≪最優秀受賞コメント≫  個性豊かな作品の中から私の作品「徳」TOKUを選んでいただき、大変光栄に思っております。6年前に亡くなった父の里は奈良でした。その父がまるで奈良に私を呼び寄せたかのように、2年前畿央大学に就任しました。畿央大学・建学の精神は「徳」「知」「美」の3つ。その中の「徳」をコンセプトにしてデザインを完成しました。このモニュメント「徳」がキャンベラと奈良のかけ橋となってくれることを切に願っております。記念すべき平城遷都1300年祭の2010年にモニュメント「徳」を建てることができるとは夢にも考えていませんでした。今その幸運を心より噛みしめております。遠くオーストラリア・キャンベラの地で奈良の優雅さを形にすることにより、キャンベラと奈良両都市の永遠なる友好関係を築けるのではないかと信じております。最後に、法隆寺を建立した聖徳太子は十七条の憲法をつくりましたが、その第一条を記します。 「和を以って貴しと為す。」 2010年1月26日(火) 畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科  加藤信喜   1月29日奈良市庁舎でのインタビューの模様は、下記奈良新聞社記事をご覧ください。 http://www.nara-np.co.jp/20100131170033.html