2010.02.24 

インドネシアのバリ島での健康調査をレポート!

理学療法学科助手の松本大輔先生が、2月7日~14日にインドネシアのバリ島にあるペダワ村で、神戸女子大学の梶原教授「インドネシア住民における健康・栄養調査(基盤研究(B))」の研究協力者として、健康調査を実施されました。                                      今回は松本先生に、その時の様子をレポートしていただきました!
 
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日本からは、神戸女子大学教授 梶原苗美先生(主任研究者)、放送大学教授・大和生活習慣病研究所所長 谷口洋先生、神戸女子大学助手 松本衣代先生、大和生活習慣病研究所特任研究員 成瀬文博先生、私を含めた計5名が参加しました。
 
日本では40歳以上の3人に1 人が糖尿病または糖尿病予備群であることが発表され、メタボリックシンドロームも含めて社会的な問題になっています。インドネシアでも同様に問題となっており、中国、インド、米国に次いで 世界で4 番目に糖尿病患者が多く、1995 年の 450 万人から 2025年までに 1240 万人に増加すると推測されています[WHO、2005]。これは近年の食生活を含む生活習慣の著しい変化によるところが大きいと言われています。
 
まず初日に、共同研究者であるインドネシア国立ウダヤナ大学(バリ州)Ketut Suastika教授(医学部学部長)、Dr. Pandeと、今回のバリ島住民の健康・栄養調査の打ち合わせを行いました。
調査項目は血液・尿検査、身体計測、食事調査に、筋力測定・身体活動を追加していただきました。
 

 

バリ健康調査1.jpg

 


前日に、測定協力者としてウダヤナ大学の医学部生、研修医へ機器使用方法の説明・指導を行いました。握力等の機器に非常に興味深々で、熱心に聞いてくれました。
 

バリ健康調査2.jpg

 
皆さんの協力により、ペダワ村にて2月9~12日の4日間で約150名の調査を行うことができました。
 

バリ健康調査.jpg

 

今回初めて海外での健康調査を経験し、言葉の壁を感じる事も多々あり、今後は海外と共同研究し、また自分たちの研究を海外に発信していけるように日々研鑽していきたい、とさらに強く感じました。

 

今回、梶原先生、谷口先生、松本先生、Pro.Ketut Suastika、Dr.Pande諸先生方には感謝の念が尽きません。この場をお借りして心からお礼申し上げます。
また、畿央大学の海外研究助成金を受けて参加いたしました。深謝いたします。

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