2010.08.19 

産学官連携ヘルスチーム"菜良"がサークルKサンクスと連携して製作開始!

健康栄養学科グループは調理パンとデザートをサークルKサンクスと共同開発中です。

 

ヘルスチーム”菜良”は奈良県健康増進課と県内の4大学で組織された、若い世代の健康増進をサポートすることを目的にしたボランティアグループです。活動の一つに、サークルKサンクスと提携してコンビニ商品のヘルシーメニューを考えるプロジェクトがあります。畿央大学はヘルシーな調理パンとデザートが担当です。

 

 パンとデザートのアイディアを持ち寄り、平成22年8月11日(木)にサークルKサンクスの担当者と打合せしました。本学からは14名(3回生2名、2回生12名)、サークルK商品本部のバイヤー大西明二氏と敷島パン関西エリア担当グループチーフの兼山宏敏氏、関西製品開発グループの水野氏が出席。
初めに大西氏から製品として売るための条件など全体的な話がありました。生産単位が何千個という個数なので、個人のパン屋さんやケーキ屋さんの個売と違って1つ1つに手間がかかると人件費が増え、売価が上がることや細菌数の検査があって、衛生面でも使える素材が限られることなどの説明がありました。次に学生の考えた企画案を見てもらい、実現に向けて評価してもらいました。

 

サークルK1.jpg


 
パンはひじき豆腐ハンバーグパンやアボガドパン、茶と餅とあんを使った和風パン、パンとグラタンを交互に重ねたグラタンパイなど7種類を考えました。ひじきパンでは、生のヒジキは細菌が繁殖しやすいので使えないが、乾燥ひじきだと使えることや中に入れる豆腐ハンバーグは外から中が見えるようにしたほうがよい、アボガドは原価が高く仕入れ先が難しい、和風パンも餅は求肥にすると使えるとアドバイスを受けました。
 
この話し合いで思ったことはただ企画を考えているだけでは商品化は難しいということです。材料一つにしてもいろんな検査をしたり、価格、人件費を考えなければならなりません。しかし、考えた案は全部持ち帰られて、次回何らかの形で作ってきますと言ってもらえました。漠然と考えていた企画がこの話し合いで具体的な目標が見えてきました。みんなの意識も高まり、次の打ち合わせが楽しみです。
 

サークルK2.jpg

 
デザートは、野菜白玉健康パフェ、豆乳かぼちゃプリン、緑黄色モンブラン、三種の健康クッキーシューを考えました。生野菜は日持ちがしないので消費期限が短かくなり、ロスが大きく店からの発注がなくなるそうです。乾燥粉末の値段も調べてくださいましたが単価が高くなります。豆乳も消費期限が短いので使えないそうです。奈良の特産のものでは大和茶は使えるとのことでした。
ヘルシーなデザートということで、野菜を使ったもの、カロリーを抑えたものなど健康と関連付けて考えましたが、コスト面などと併せて考えるととても難しいです。次回までに指導していただいた点を改善して考え直すことになりました。たくさんの人に買ってもらえるような良い商品を考えたいと思います。

この記事をシェアする