2010.10.12 

全員無事に帰国しました。-短期語学留学・異文化体験実習報告4-

9月12日、短期語学留学・異文化体験実習から、全員無事に帰ってきました。

 

3週間のサセックス大学での語学研修の期間は、9時ごろから4時ごろまで毎日、英語やイギリス文化などの授業を受けていました。
その間に、特別企画として、地元の幼稚園を訪問する機会もありました。
教育学部2回生の参加者から報告です。

「イギリスの教育・保育機関を見たいと思っていたので勉強になりました。幼稚園では6カ月から5歳までの子どもたちがいて、最初に戸惑ったのが言葉でした。日本では漢字を使う言葉は話さないなど、授業で聞いたことがあったのですが、英語ではどこまで話して理解してもらえるのかわからなかったのが、難しかったです。・・・室内でみんなで手をつないで円になって座り簡単なゲームをしました。隣の人にスマイルのパスをしたり、ボールを使って遊んだりしました。またクイズをして、正解した子は中央で踊り、周りのみんなは歌を歌うという遊びもしました。」 

 
サセックス大学での3週間の研修後、ロンドンで1週間の研修を行いました。3週間の間に学んだ英語を実際に生活の中で使ってみるための時間です。ひとりひとりが、自分の興味にあった活動の計画を立て、自分の力で実施します。リヴァプールにサッカーを見に行ったり、オックスフォードに観光に出かけたりします。当然、ロンドンのあちこちも見学しました。歴史的建造物や美術館・博物館などがたくさんあるロンドンは、時間がいくらあっても足りないくらい見るところはたくさんありました。また夜はミュージカルなどを見るのも楽しい勉強でした。
 

ロンドン.jpg


 
それぞれ思い思いの充実した1週間を過ごした後、いよいよ帰国です。長いはずの1か月も振り返ってみればあっという間で、それだけ中身の濃い滞在だったことがわかります。
帰国当日は、地下鉄が工事で一部休止していたため、普通以上に手間取りましたが、無事ヒースロー空港に到着。皆さん、たっぷりと買い物をしたおかげで大変な荷物です。 ↓
 

ヒースロー空港で帰国前1.JPG

 
その後、飛行機の遅れなどありつつも、全員、元気に日本に帰ってくることができました。
 

関西空港1.JPG

 
最後にこの研修に参加したみなさんの感想をいくつか紹介します。英語の上達だけではなく、人間的にも大きく成長した様子がうかがえます。
 
●ホームステイではほとんど自分で家事などをすることが多かったです。日本では親に任せきりなので、自分で最低限の家事を行うことの大切さに気付かされました。他にもホームステイの方と話をするときには相手に伝わるまで努力することで、英語で話すことが苦にならなくなりました。それと同時に、街で人に道を尋ねたり、バスの運転手や駅員さんに質問する回数が増えていき、英語力だけでなく、自分に積極性も出てきたと感じました。
●この研修を通して、たくさんのことを学ぶことができました。もともと英語は苦手だったし、英語で会話をする機会も今までほとんどなかったし、最初はどうなるのか、と不安もありました。でも実際、現地に行ってみると、そんな不安も飛んでいくほど周りの人たちが優しかったです。スーパーに食材を買いに行った時も、レジで戸惑っていると後ろに並んでいる人が丁寧に教えてくれたり、道で地図を見ながら迷っていると、どこへ行くの?と声をかけて教えてくれたり、駅へ行ってもどこへいっても困っているといろんな人が助けてくれました。ふだん喋る言語が違っても、このような形で人の温かさを感じることができて、とてもよかったと思います。1か月滞在し、現地に行かないと学ぶことのできないことを多く得ることができました。もっともっと知りたいことはたくさんあるけれど、今までにない充実したとてもよい時間を過ごすことができました。
●留学でいろんな人と知り合えて本当に良かったです。同じ寮の人や、大学の人からも刺激を受け、いろんな面を知ることができました。自分のダメなところや良いところにも気付くことができ、イギリスの文化・歴史も奥が深く、もっと知りたいと興味を持つようになりました。この留学に来て本当に良かったし、これからの生活にもきっと役立つと思います。
●授業以外でもたくさんの現地の人と接し、その優しさに触れることができました。とても温かい国だと思います。国が違えば人の性格や行動も違うということがわかりました。寮での生活は、自分のことはもちろん、ルームメイトとの共同生活で、お互い協力し合いながらの生活です。大変だと思うことも多かったですが、その分、責任感を持ってしっかりした生活を送れたのでよかったと思います。
●この1カ月は本当にあっという間で、今までにないくらい充実した1ヶ月でした。自分のためになって、世界観が広がったことを大変うれしく思います。この実習を通して、自分にはもっと「自信」と「積極性」が必要で、そのためにはもっとこれからも英語を学び続けようと思いました。
●1ヶ月の留学でいろいろなものを得ることができました。具体的に何を得たのか言葉に言い表すのは難しいですが、後にそれはわかってくるものだと思うし、自分にとってプラスになる内容の濃い1ヶ月でした。自分の視野が一気に広がりました。イギリスに来た初めは英語で話しかけられるだけでビクビクして、ほんの少し会話ができただけで喜びでした。大学での英語の授業を一日中受け、さらに何かあれば現地の人に話しかけるようにしていたので、どんどん英語で会話することに抵抗や不安、焦りがなくなり、会話を楽しむことができるようになりました。そして、もっと自分のことをよりたくさん、相手の言いたいことをよりたくさん、伝え合うことができるように英語がもっとできるようになりたいと思いました。日本に帰ってからも勉強しようと思います。
●イギリスについてすぐは英語にすごく抵抗があって、しゃべることや聞き取りに不安がありました。しかし、3週間のサセックス大学での生活で、英語に慣れて上達したように感じます。積極性も出てきました。イギリスの料理は本当においしかった。この留学に参加してよかったです。英語を好きになれたし、何かが変わった気がします。
●大学での授業で英語に慣れた後で、一週間の研修があったので積極的に行動することができました。自分自身で計画を立てて、一人で行動したり、ルームメイトといろいろな所へ出掛けたことで、一気に自信がついて、すごく成長できたと思います。
●一ヶ月間、書ききれないほどの「新しい世界」を見ることができ、自分自身の視野がとても広がりました。これを機にもっと英語を話したいと思うようになり、より多くの世界を見たいと思えるようになりました。
●20年間生きてきた中で、一番充実した夏休みにすることができました。
●海外で友達ができると、自分の言いたいことがうまく伝わらず、もどかしい思いをすることがありました。なので「もっと英語を勉強したい」という気持ちが強くなりました。今回の留学を通して学んだことは、なんでもやってみることが大切ということです。日本で英語を勉強していろんなことにチャレンジしていきたいです。
●この1ヶ月は本当にたくさんのことを経験し学びました。私にとってとても大切な思い出です。
●コミュニケーションをとる難しさや違う言語しか使えない状況を改めて経験しました。初めの1週間はうまくコミュニケーションがとれず緊張していましたが、ハプニングなどもあり、一気に英語に触れあえるようになった気がします。自分からコミュニケーションをとれるようになりました。
●毎朝、ホストファミリーの方と”See you later” “Have a nice day”などとあいさつを交わして家を出、乗りなれない英語であふれるバスで登校し、すべて英語の授業を受け、クラスメイトと英語で意見交換をし、放課後には家に帰り、またホストファミリーの方と今日一日について話す、という風に本当に英語づくしの生活を送ることができました。本当に良い環境であったなと、今になってとても思います。
 
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