2011.02.10 

産学連携「栄養学生モニター」プロジェクト(レシピ開発)

葛城地区商工会広域協議会との連携で健康栄養学科による

店舗モニターが始動しました!

 

地元の葛城地区商工会協議会(以下、略して「商工会」)では2008年度から人間環境デザイン学科とコラボで「学生店舗モニター」を継続して実施していますが、今回から新たに健康栄養学科教員(北田学科長、上地助教、新谷助手)および学生5名による「栄養学生モニター」(レシピ開発)が新たに始まりました。
 
商工会傘下の中小企業は常時専門家による経営診断や税務相談を受けてきましたが、これは学生や大学教員による消費者目線での素朴な意見を取り入れ斬新な経営に活かそうとする産学連携事例の一つです。学生にとってみれば自分の創作したレシピが商品化され日の目を見るかもしれない最高の舞台となります。
2011(平成23)年2月8日、地元広陵町に昨年開店したばかりの喫茶店をモニターのために訪れました。
 

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前列が学生3名、後列左からオーナー、新谷先生、上地先生、アドバイザーの石川さん


 

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この栄養モニターでは、新メニュー開発の提案・試食品製作のほか、店舗内容や雰囲気、インテリア、看板や広告、接客サービスなどについても学生ならではの積極的な意見を伝えます。店に来たお客さんは第一印象や接客態度、味付けなど不満を持った場合、ふつうは口には出さず二度と足を運んでくれません。一消費者として気づいたことをそのままに経営者に進言し、少しでも改善していただくことが目的です。
 

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大学の実習食堂室に戻ってすぐに参加者全員の意見集約とこれからの新レシピ開発のための打合せを行いました。石川アドバイザーから売値と原価の比率、最適売値、出来た商品をお客さまにお持ちするまでの時間目安、ご主人からはターゲットとする顧客の年代層、繁忙時間帯、従業員数、店内調理設備状況など基本情報をお聞きしてきたことを整理しました。学生たちは自分たちにとっても勉強になり、そして地域社会に役立つお手伝いができることに喜びを感じて意見を出し合っていました。
 

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