2011年5月の記事

2011.05.30

平成23年度同窓会「畿桜会」を開催!~役員会・総会・懇親会

2011年(平成23年)5月22日(日) 畿央大学にて、 「平成23年度畿桜会総会」を開催しました。     「畿桜会」は、 ・畿央大学 ・畿央大学短期大学部(2007年廃止、現在の教育学部に移行) ・桜井女子短期大学 の卒業生約8,600人のための同窓会組織です。   同窓会の総会と懇親会は毎年行われ、卒業生および教職員が旧交を温める機会になっています。   午前10時からは唄会長が議長となり、役員会を開催。同期や学科のつながりを活性化することを目的に【20名以上が集まる同窓会に4万円の補助を行う】ことが決定しました。 事前申請、集合写真撮影の提供、同窓会会報「畿桜会NEWS」への投稿等の条件が必要になりますが、畿桜会が同窓生の集まりを金銭面からもバックアップさせて頂きます。 また昨年度から、学科や仲間同士で行う同窓会の案内(封筒・郵送料の補助および発送業務代行)も行っています。是非ご活用下さい!(詳細は畿央大学企画部まで)     11時からは食堂棟地階で同窓生43名、教職員28名の合計71名参加のもと、唄会長の議事進行により総会が開催されました。   1.開会のことば 2.会長あいさつ 3.学長あいさつ 4.議案(報告・審議)   1.平成22年度事業報告   2.平成22年度決算報告・     会計監査報告   3.平成23年度事業計画   4.平成23年度予算案   5.平成23年度役員選出 5.新役員あいさつ 6.閉会のことば 記念講演会 (さらに…)

2011.05.27

産学連携でまちづくり~桜で有名な吉野町を「エコカーテン」で彩る社会実験がスタート~

奈良県の中央部、吉野郡の北部に位置する吉野町。春には下千本、中千本、上千本エリアに豪華絢爛に咲き乱れる桜の名所で沢山の観光客が訪れます。歴史的文化財が多い吉野の景観整備・町並みづくりのため、畿央大学人間環境デザイン学科では三井田康記教授とゼミ生が「吉野まちづくり協議会」に参画、連携しています。 今回は同学科佐藤昌子教授とそのゼミ生3名が、中千本エリアを中心として観光ウォーキングコースの左右に集中する旅館や商店の軒先に、奈良の伝統産業である蚊帳地や寒冷紗を素材とする「エコカーテン」を設置する社会実験をスタート。 2011(平成23)年5月26日朝から事前に了解を得た5軒のお店や旅館を回り、ご主人から設置場所、サイズや柄について打合せました。 金峯山寺蔵王堂から徒歩10分、天女魚すし「枳穀屋(きこくや)」ご主人(中央)と佐藤教授 (さらに…)

2011.05.26

森岡周著『脳を学ぶ③』を読んで

『脳を学ぶ③』は、森岡先生の「脳」レクチャー・シリーズの3作目で、ヒトにとって音楽とは何か、特に「楽器を演奏する」というヒトに特有の行為の意味を深く考えさせてくれます。楽器を演奏する人が感じる情動や躍動感、イメージや創造性、美的価値、身体の制御や記憶など、楽器を演奏するという行為に伴う、非常に多様で高度な脳の働きが分かりやすく解説されています。私のように楽器を演奏する者にとっては、自分が子どもの頃から行っている行為が、いかに複雑な脳の働きによって可能となっているかが分かり、あらためてヒトの脳がいかに神秘に満ちたものであるかを考えさせられます。     全体は2部構成になっています。前半は3人のアンサンブル奏者(フルート奏者、鍵盤奏者、ヴァイオリン奏者)の方々が意識的・無意識的に行っている経験を、森岡先生のインタビューにより引き出されていきます。ピアノを弾く私にとって興味深かったのは、力を抜くという行為や四肢(鍵盤を弾く右手と左手、ペダルを踏む右足と左足)を制御することが脳にとっては非常に高度な働きだという話でした。そして、初心者にとって、奏でたい音を奏でることがどうして難しいのか合点がいきました。もう1つ面白かったのは「暗譜」についてです。ピアノの暗譜では、同時に幾つもの音を弾くので膨大な音を覚える必要があるのですが、指や身体が音楽の動きを記憶しているから可能なのだということが分かりました。   後半は、音楽教育と音楽療法に関わっている私には最も関心の高い内容でした。音が身体と共鳴し、快の感情や「感動する脳」を生みだすということ。下頭頂小葉で五感を統合し、比喩的・感覚的にイメージしていること。またイメージを質感として記憶し蓄積することも脳の働きによって成り立っていること。特に興味深かったのは、音楽の訓練を受けた者は、左右の脳をつなぐ神経活動が活発になることや音楽を聴くだけでも運動(演奏)にシミュレーションする能力が働くということでした。しかもこの脳の可塑性は、幼児期だけでなく老年期でもある程度変化するということでした。脳科学の知見から音楽活動の意義を見ることができて嬉しくなりました。   本を読み終えようとした時、「あとがき」の「My life with music」という言葉が飛び込んできました。その瞬間、なぜこの本が他の音楽と脳に関わる本と違うのかが分かりました。それは、森岡先生が脳科学研究者であると同時に音楽の表現者だからなのでしょう。   最後に、この本は演奏家だけでなくあらゆる立場、職業の人が読んで楽しめる本だと思います。脳を知ることは人間を理解することにつながる、ということを感じる一冊になりました。 現代教育学科 准教授 坂本暁美(音楽教育)♪   【参考】 『脳を学ぶ②』  https://www.kio.ac.jp/information/2010/05/post-263.html

2011.05.25

看護医療学科の学生が、WHOとJICAに訪問!

「国際看護論」の授業のひとつとして、・WHO健康開発総合研究センター(以下、WHO神戸センター)・JICA兵庫センターへ校外学習に出かけました。 【WHO】World Health Organization(世界保健機関)【JICA】Japan International Cooperation Agency(国際協力機構) WHO神戸センターは、日本が所属する西太平洋地域事務所(マニラ)ではなく、本部のジュネーブが直接管轄されているのだそうです。職員も明らかに外国の方が多く「さすが国連機関だなぁ」という感想が学生から聞かれました。講義をしてくださったのは、ニュージーランド出身のリチャードさん。「講義は英語も大丈夫ですか?」と聞かれてみんなの顔はちょっと硬直…でも、ちゃんと流暢な日本語で説明してくださいました。 WHO神戸センターは「都市化」を重要な健康決定要因と位置づけ、技術協力、能力開発、科学知識や成功事例の情報交換を支援しています。昨年神戸で行われた国際フォーラムのWHOロゴ入りTシャツ・バッグなどを「訪問記念に」と参加学生全員にいただきました。 (さらに…)

2011.05.23

「橿原おみやげものプロジェクト」橿原市内見学バスツアーをフォトレポート!

畿央生と橿原商工会議所がコンペ形式でお土産物を企画開発する 「橿原おみやげもの開発プロジェクト」。5月15日(日)には橿原市のことをもっと知ってもらうための橿原市内見学会(バスツアー)を開催。 今回はその様子を写真と共にご紹介します!    旅のスタート地点は、大和八木駅前の「かしはらナビプラザ」。http://www.kashihara-naviplaza.com/橿原のみならず、中南和地域の観光情報などが手軽に入手できます。   まずはバスに揺られて「おふさ観音」へ。 なんと2,000種類以上のバラを眺められる、知る人ぞ知る橿原の観光スポットです。   (さらに…)

2011.05.19

産学官連携 学生が土産物を開発!「橿原みやげもの開発プロジェクト」がスタート!

橿原商工会議所(あきない塾 iチャレンジ委員会岡橋委員長)とコラボレーションしてお土産物を開発する、「橿原みやげもの開発プロジェクト」。 畿央生が奈良県橿原市のお土産物を自由な視点、発想で商品企画して、コンペでの最優秀作品は実際に商品化されるというプロジェクトです。 21年度は「古代弁当プロジェクト」、22年度は「食のおみやげものプロジェクト」、そして3年目を迎える今年は「食品部門」と「工芸部門」に分かれて開催します。 【食品部門】 指導教員:健康栄養学科 浅野先生・薗田先生 従来通り健康栄養学科を対象に、お土産物となる和菓子・洋菓子を募集。 本事業に参加希望している学生は50名以上(昨年度は約40名)で、 学生たちの関心の高さがうかがえます。昨年までとは異なり、1回生もチャレンジ可能。 実際に和・洋菓子屋さんの協力を得て学内で勉強会を複数回実施したうえで、 自宅や調理実習室で試作を繰り返し、コンペ当日まで準備します。 【工芸部門】 指導教員:人間環境デザイン学科 加藤先生・奥村先生 全学科全学年の学生が対象。 靴下の生地を使ったペットボトルカバーやガラス玉を使った商品を企画。 実際の製造現場の見学から商品をイメージしてデザイン案を考え、 指定期日までにデザイン案を提出します。 (さらに…)

2011.05.18

教育の情報化に対応した教員の養成をめざして

今、学校には、黒板の他、大型テレビ、ディジタルカメラ、パソコンなどさまざまな電子機器が設置され、わかりやすい授業のために利用するのはもちろんのこと、調べ学習の情報収集や発表などに使われています。このように、教育活動の中で電子機器を活用することを「教育の情報化」といい、新しい教育方法として非常に脚光を浴びています。今回、その中でも「電子黒板」に着目し、学校とコラボレーションしながら製品を作っている(株)内田洋行のショールームと、堀江小学校で行われている実際の授業を西端ゼミと冨島ゼミで見学してきました。 以下、学生の訪問記です。 大阪市中央区にある(株)内田洋行のショールームへICT教育の最先端の様子を見学に行きました。そこには、もうすぐ実現される「未来の学校の教室」がありました。教室には電子黒板が常備され黒板の半分がいつでも電子黒板になるものでした。この教室で授業をすれば、電子黒板そのものの移動や設置にかかっていた手間を省くことができます。そしてもう1つの教室、フューチャークラスルームでは5つのプロジェクターが設置されていて各用途に適した機能がついていました。ビデオ映像をその場で評価できるものや、2台のプロジェクタを1台のPCで動かすことができ、より大きく映し出すことができるものがありました。この見学を通して私は未来の授業風景を思い浮かべることができ、現在の教育の現場でも使われている電子黒板はまだまだ可能性を秘めていることが分かりました。また卒業論文のテーマを「電子黒板」で書く予定ですので非常に参考になりました。この場を借りて見学させていただいた(株)内田洋行様にお礼申し上げます。ありがとうございました。(4回生:NK) (さらに…)

2011.05.17

海外雑誌『Clinical Rehabilitation』に理学教員の研究論文が掲載!

リハビリテーション領域おける海外雑誌「Clinical Rehabilitation」に理学療法学科教員2名の研究論文が掲載!!   今回、理学療法学科の森岡周教授および冷水誠助教の2名の筆頭研究論文が、リハビリテーション領域で有名な海外雑誌(イギリス)「Clinical Rehabilitation」に掲載されました。この「Clinical Rehabilitation」には2009年にも同科の森岡周教授および高取克彦准教授の筆頭研究論文が同一号に掲載されています。   これらのことは、畿央大学から世界のリハビリテーションの発展に向けた非常に有益な情報を提供していると言えるでしょう。   【掲載論文】 Hiyamizu M, Morioka S, Shomoto K, Shimada T. Effects of dual task balance training on dual task performance ability in elderly people: a randomized controlled trial. Clin Rehabil. 2011; Mar 18.   Morioka S, Fujita H, Hiyamizu M, Maeoka H, Matsuo A. Effects of plantar perception training on standing posture balance in the old old and the very old living in nursing facilities: a randomized controlled trial. Clin Rehabil. 2011; Apr 19.

2011.05.16

離島・へき地医療体験実習 -看護医療学科-

看護医療学科4回生は、三重県鳥羽市にある離島「神島」と「菅島」で2泊3日の『離島・へき地医療体験実習』を行いました。 この実習では、島の住民の方を対象に骨密度と動脈硬化を測定しました。まず宿泊研修1日目は夕食会を通して、島民と親睦関係を深め、2日目のオンライン座談会ではテレビ会議のシステムを使って、大学と2つの離島をオンラインで接続し、島での生活の様子を聞き、リアルタイムに双方で情報共有することができました。その他、島の散策、島人との関わりをとおして都市部と離島での医療の違いを学ぶことができました。 どちらの島にも診療所が一つしかなく、医師も一人しかいないため、診察からレントゲンの撮影、現像までを全て医師がひとりで行っておられました。また患者さん同士も待合室で互いの体調を気遣ったり、看護師が診療所に来た患者に対して、「○○おばあちゃん」と家族のような声かけを行っていました。都市部では事務的に感じられる病院でのやり取りが、離島では家庭的で温かい雰囲気なのが印象的でした。 (さらに…)

2011.05.09

4月29日、平城宮跡「大極殿」入口での"さくら茶会"が大盛況でした!

平城遷都1300年祭は、世界各国からの来場者を含め2,100万人以上を集客し大成功を収め昨年12月末に終了しましたが、会場となった平城宮跡においてゴールデンウイークの4月29日から5月5日の7日間、「平城京天平祭」が開催され、「東日本大震災復興プロジェクト~奈良から祈りを被災地へ!~」というサブタイトルのもと、祈りのメッセージや被災者支援チャリティーフェアも期間中行われました。 大極殿の前庭入口すぐのところに“さくら茶会”の会場が設営され、主催者である平城京天平祭実行委員会からの依頼で、畿央大学はじめ茶道部のある県内大学数校が日替わりで参加することになり、初日となる4月29日を本学茶道部(顧問:健康栄養学科教授冬木啓子先生)学生10名が担当しました。 茶会は、1日約200人分が用意され、お茶代500円/人は売上全額が義援金として被災地に送られました。また、この日のお茶菓子は、本学と橿原商工会議所コラボ事業「橿原土産物プロジェクト」講師でおなじみの岩出湖月堂さんにお願いして作っていただきました。お茶も和菓子も申し分ないほど美味だと来場者の方々には大変喜ばれました。 このように、畿央大学はいろいろなイベント、社会貢献事業に参加しています。今後とも学生たちに貴重な社会体験の場をご提供いただけますよう地域のみなさま方のご協力、ご支援をお願いいたします。 (さらに…)