2011年6月2日の記事

2011.06.02

NHK学校放送番組の活用法を学ぶ~視聴者から授業のデザイナーへ~

「教育方法・技術論」の時間に、NHK青少年・教育番組部ディレクターの宇治橋祐之氏にゲスト講師として来て頂き、学校放送番組の活用についてお話し頂きました。 一度は見たことのある学校放送番組。最初は紹介されるいろいろな番組を見ながら「懐かしい~」「見たことがある!」などと、すっかり「小学生」気分になっていた大学生。しかし、Webサイトに教員用の教材や短い映像クリップが別途掲載されていることを聞いたり、小学校1・2年生道徳「ざわざわ森のがんこちゃん」の番組を実際に分析したりしているうちに、「どのようにして授業の中に活用していけばよいのか」という「先生の卵」になっていったようです。 学校放送番組は、戦後の教育復興に、そして高度成長期のテレビの普及率上昇とともに、学校に深く根付いていた教育メディアの一つです。教科書、黒板、そしてこの学校放送番組を授業の中にどのように位置づけるのか、教師が「授業をデザインする」という考え方のきっかけにもなりました。授業を受けた学生たちが「学校放送番組」をはじめ、いろいろな教育メディアを活用できる教員になるよう、大学での学習環境も整えていきたいと考えています。(教育学部・西端律子)