2011.07.29 

「電子黒板」の活用と可能性を学ぶ~大阪市立東中本小学校訪問レポート~

電子黒板を活用した授業を、実際の教育現場で体感!

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2011(H23)年7月7日(木)、冨島ゼミと西端ゼミ合同で大阪市立東中本小学校を訪問しました。目的は「電子黒板を活用した授業を参観させていただくこと」と「ICT教育についての講話をお聞きすること」です。
ICT(Information and Communication Technology)とは、情報や通信に関する技術を総合的に指す言葉。日本ではIT(Information Technology)が普及しているが、国際的にはICTの方が一般的。

授業は6年生の算数です。円の面積を求める公式を考える授業でした。授業では、円を半径で等しく分けた図を実際にはさみで切り、それを既習の図形に並べ替えて面積を求めます。その後に、電子黒板でその作業ではできない部分を動画で見せます。子どもたちが注目したのはいうまでもありません。さらに理解を深めることができました。子どもたちの「わかった!」の瞬間を見ることができました。

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また、電子黒板ならではという場面は他にもありました。前の時間に子どもが電子黒板に書いた考えを導入の場面で見せることから授業が始まりました。黒板を使っていたのではできないことだと思いました。

この授業を参観させていただくまでは、電子黒板やデジタル教科書を使わなくても、今までの教科書と黒板を使った授業でいいのではないかと思っていました。しかし、この授業での子どもたちの表情を見た時、考えが変わりました。電子黒板の必要性を実感しました。

東中本小学校では、現在電子黒板が1台しかないそうです。でも、算数の少人数指導では少人数担当の先生と担任の先生が協力してほとんど毎時間電子黒板を使っているそうです。他の教科でも使う先生が増えてきているとうかがいました。

「使い方もわからないし、教科書があれば十分だ。」と苦手なままにしておくのではなく、電子黒板を使えるようになりたいと思いました。ですから学生のうちから積極的に電子黒板にふれて、活用できる先生になりたいです。畿央大学にも電子黒板があります。せっかく身近なところにあるのです。これからの大学での学びの中で大いに電子黒板を使ってみたいです。

最後に、東中本小学校の先生方、児童のみなさんに心からお礼を申しあげます。ありがとうございました。

教育学部現代教育学科3回生 K.K

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