2011年9月アーカイブ

ボストンでの学会と授業参観
-マサチューセッツ大学&ハーバード大学-

ボストン学会.jpg2011年9月11日~16日、マサチューセッツ大学で行われた教師教育学会「Best Teacher Education Practices on Topics of Contemporary Interest」に参加し、口頭発表を行う機会に恵まれました。
口頭発表やメンバーの皆さんとのディスカッションも有意義だったのですが、今回私とっての一番大きな意味は、ハーバード大学において研究されている「プロジェクト・ゼロ」に関わるM.I.スクール(認知心理学者ハワード・ガードナーが提唱した多重知性理論に基づいて実践されている学校)を視察できたことです。
しかも、「思考と学びの可視化(Making Thinking and Learning Visible)」の指導法を研究している先生方や教員養成課程の学生さんの研究授業も参観することができました。

ボストン学会2.jpg上の写真は、小学校にある「教員用教材室」です。
新任の先生からベテランの先生が授業準備にほぼ毎日活用し、新しい教材を共同でつくっている部屋だそうです。
指導に必要な本や参考書、様々な資料、視覚教材などが教科、単元などに分けられ、非常に使いやすく配列してありました。
こういう部屋が学校の中あることが、現場の先生の指導力につながるのだと感じました。

今回は学会参加メンバーが大学寮に宿泊して衣食住をともにするという、内容の濃い時間でした。
短期間でしたが、ボストンで行われている教師教育と日本の教師教育と比較することによって見えてくるものが多くありました。
ここで得られた経験を、学生さんに還元していきたいと強く思いました☆

教育学部 准教授 坂本暁美♪ 

 

9月22日(金)から26日(月)まで、新宿タカシマヤの11階催事場で開催された第4回小学館『大学は美味しいフェア』に出展しました。

このイベントは、当初6月に予定されていたものが東日本大震災の影響を受けて延期となっていましたが、今回9月に改めて、東北の応援と新宿タカシマヤ開店15周年の思いを込めて、開催を迎えたものです!!

第4回大学は美味しいフェア.JPG今回の出展は全35校。本学の出展は、昨年6月の第3回フェアと今年3月大阪タカシマヤ出展に続き、今回で3回目でしたが、どの大学も熱心な研究や地域連携から生まれた自信の商品を出展していました。

本学からの出展商品は、健康栄養学科の森友彦教授が㈱植嶋と共同研究している大豆スイーツ。中でも、おなじみの『大豆(ソイ)パウンドケーキ』、新製品の『大豆の恵(豆乳)ロールケーキ』と『大豆バウムクーヘン』の3アイテム。
森先生とゼミ生は、栄養はもとより風味や食感を満たしつつ、大豆のチカラをどこまで引き出せるかを日々研究しています。

タカシマヤ 大学は美味しい.jpg大豆スウィーツは、小麦粉の代わりに大豆粉を使うことで、低GIなどの大豆の健康効果や小麦粉アレルギー対応などの付加価値が期待されます。
また、小麦で作ったスウィーツに比べ“しっとり”した食感があり、ほんのり“きな粉”の香がしてきます。

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「リフォーム」と「リノベーション」の違いをご存知ですか?リフォームとは修繕とか仕様変更等のことで基本的には新築時に戻すことになります。一方、リノベーションは空間の価値そのものを変化させる大がかりな改修のことをいいます。

今年はその「リノベーション」をテーマにして、「LIVING&DESIGN すまいのリノベーション TOTAL INTERIOR 国際見本市」が9月14日(水)~17日(土)にインテックス大阪で開かれました。早速、加藤研究室では卒ゼミ生とともに情報収集に行ってきました。

全国の木工家による椅子の展示コーナーや最前線で活躍しているクリエイターのよるリノベーション提案コーナーなど、見どころが満載でした。最近はデザイン系の大学も出展しています。ゼミ生は2班に分かれ14日(水)は建築家・坂茂氏の特別講演を聴講、16日(金)は家具の展示を視察しました。

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9月10日(土)、学生の健康づくりを支援する自主活動サークル「ヘルスチーム菜良(なら)」が、高田高校の文化祭「群鳩祭」に参加!

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高田高校の文化祭は、保護者の方や地域の方を招いての大々的な文化祭です。
そこで、「食育サッとシステム」を使った食生活指導やパネル展示による食生活改善啓発活動を行いました。たくさんの方が訪れて、食育サッとシステムを体験してくださいました。

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最初昨日の夕食や食べたい夕食をチェックしていただいたのですが、案外食塩を取りすぎていたり、食物繊維やカルシウム・鉄分が不足している方が多かったです。
「何を足すといいと思いますか?」など考えていただくように心がけ、アドバイスしながら食事を考え直していただくと栄養満点の食事に!
食育サッとシステムはすぐに結果がわかるのでとても好評でした。

おいしさや科学や文化といった総合的な視点で追求する雑誌「おいしさの科学」創刊号のP72~79において、健康栄養学科教授の山本隆先生が「生きていくための味覚の役割」というテーマで原稿をご担当されました。

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以下は、人間環境デザイン学科の齊藤功子教授による書評です。


私たちの「食べる」という行動を味覚の点から解き明かしてくれるのが本著です。

生きていくために日々食物を私たちは摂取しています(日常的には、ほとんど意識していませんが・・)。その際、味覚は、口の中の食べ物を飲み込んでいいものか、飲み込んではいけないものかという根源的な働きを担っているといいます。おいしいものは体にいいもの、おいしくないものは体によくないものという原則があり、これに則って行動すれば生命の維持ができるという訳です。

おいしさに関わる味は、心理学、生理学、分子生物学、遺伝学などの研究成果から、甘味、塩味、うま味、酸味、苦味の5つの基本味に現在は分類されるといいます。例えば、甘味は快感を生じさせ、体に必要なエネルギー摂取の信号であり、苦味は逆に毒物であるという警告信号で、どの動物も避ける味であるといいます。この基本味の味覚感受性は、人種差、性差、年齢差がほとんどないとされているそうです。体のいろいろな箇所に老化を感じる年齢の私としては、喜ばしい限りです。

また、基本味だけでは説明できない触覚や温覚、冷覚、痛覚など、味覚以外の感覚との複合感覚を総合的に味としてみなしているといいます。読み進めると自分自身の過去の食行動の経験、どのような味の料理を食してきたかが味覚の形成に大きく関わることが理解でき、主婦としての自分の力量を悔やむところです。

日々の食生活の大切さと楽しさを再認識できる絶好の機会となりました。