2011.09.15 

学外ワークショップで、電子制御の玩具制作を体験!

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教育学部4回生対象の「マルチメディア教材の研究2」では、集中講義であることを利用し、学外での実習を行いました。大阪大学人間科学部教育工学講座の森秀樹助教に「クリケットワークショップ」を開いていただき、コンピュータで制御するおもちゃを作成しました。

「クリケット」とは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボで研究開発された乾電池式の小型コンピュータで、センサとモータとを組み合わせ、例えば大きな音がすればモータが止まる、光があたれば右のモータだけ回すなどの制御をすることができます。学生は1時間少しでこれらの機能をプログラムし、電子制御のおもちゃの車を作り、自らのプログラム通りに動くかどうか確認しながら遊びました。

また、森先生からは、世界の子どもたちの学習環境向上(One Laptop Per Child:一人ひとりの子どもたちにノートパソコンを)のために作られた100ドルパソコンを見せていただき、実際に発展途上国などで使われている状況をおうかがいしました。最後に、先生になる学生たちですので、自分たちが楽しむだけではなく、どうすれば子どもたちが楽しく学べるか、学習環境をどのように準備し、そのためには何が必要かについて議論をしました。

畿央大学から片道おおよそ2時間かけての外出になりましたが、さまざまな学習環境を自ら体験し、将来子どもたちにも用意するにはどうしたらよいのかを考え、得たものは大きかったようです。

最後になりましたが、森先生、公務などでお忙しい中、ありがとうございました。

参考:one laptop per child http://one.laptop.org/

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