2011.09.29 

ボストンで行われた教師教育学会に参加しました

ボストンでの学会と授業参観
-マサチューセッツ大学&ハーバード大学-

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2011年9月11日~16日、マサチューセッツ大学で行われた教師教育学会「Best Teacher Education Practices on Topics of Contemporary Interest」に参加し、口頭発表を行う機会に恵まれました。
口頭発表やメンバーの皆さんとのディスカッションも有意義だったのですが、今回私とっての一番大きな意味は、ハーバード大学において研究されている「プロジェクト・ゼロ」に関わるM.I.スクール(認知心理学者ハワード・ガードナーが提唱した多重知性理論に基づいて実践されている学校)を視察できたことです。
しかも、「思考と学びの可視化(Making Thinking and Learning Visible)」の指導法を研究している先生方や教員養成課程の学生さんの研究授業も参観することができました。

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上の写真は、小学校にある「教員用教材室」です。
新任の先生からベテランの先生が授業準備にほぼ毎日活用し、新しい教材を共同でつくっている部屋だそうです。
指導に必要な本や参考書、様々な資料、視覚教材などが教科、単元などに分けられ、非常に使いやすく配列してありました。
こういう部屋が学校の中あることが、現場の先生の指導力につながるのだと感じました。

今回は学会参加メンバーが大学寮に宿泊して衣食住をともにするという、内容の濃い時間でした。
短期間でしたが、ボストンで行われている教師教育と日本の教師教育と比較することによって見えてくるものが多くありました。
ここで得られた経験を、学生さんに還元していきたいと強く思いました☆

教育学部 准教授 坂本暁美♪ 

 

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