2012年5月8日の記事

2012.05.08

『平城京天平祭2012』で天平行列ボランティアに参加しました

ボランティアセンターです。 いにしえの奈良の都の息吹を感じ取ってもらうべく企画された『平城京天平祭2012』が実施されました。 平城宮跡は、西暦710年に、藤原京から遷都された平城京の中核です。 このイベントは、以前に朱雀門の南側だけを会場として行っていた「平城遷都祭」のエリアを拡大し、「平城京天平祭」と改め、全国にこの地を広く知っていただき、国の始まりを改めて感じていただくとともに、日本人の心を取り戻していただけるイベントとして開催されています。 今回のボランティアは、畿央大学健康栄養学科冬木啓子教授よりご紹介いただいたもので、5月3日(木・祝)、学生7人・職員2人、計9人が「天平行列ボランティア」に参加しました。 朝早く、約450人の行列ボランティアが奈良市役所に集まり、それぞれの時代の衣装をまとい、髪を整え、額には花鈿(かでん)と呼ばれる化粧をしてもらい準備を整え、いざ出発。どの衣裳も華やかで美しく天平人の香り漂う素敵なものでした。 そして、朝堂院基壇跡から大極殿ステージへ、畿央大学メンバーは「淳仁天皇」時代の衣装です。背子(はいし)と呼ばれるベストには、刺繍が施されており、色合いも美しく落ち着いた雰囲気の衣装で、着物に比べて体に負担もなく身につけられるものでした。大きな翳(さしば)は顔を隠す道具であったそうです。 今回約450人という行列のボランティアを受け入れた実行委員側スタッフも着付けやヘアメイクなどを担当する方々などはボランティアとのことで、「奈良の美しさを後世に受け継いでもらいたい」「都があった奈良を誇りに感じ大事にしていきたい」という熱い思いが伝わり、にわか天平人となった自分達もその誇りを胸に精一杯、凛とした雰囲気を出して頑張る事ができたと思います。 参加した学生達にとって、一生ものの思い出になったボランティア。 来年は、あなたもこの衣裳で「いにしえの都・奈良」を歩きませんか。 主催 平城京天平祭実行委員会、奈良県、奈良市、平城宮跡にぎわいづくり実行委員会 http://www.tenpyosai.jp/index.html   【関連記事】 平城京天平祭で"さくら茶会"を催しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-506.html

2012.05.08

平城京天平祭で"さくら茶会"を催しました。

5月3日、平城京天平祭を彩る大極殿入口での“さくら茶会”を催しました。 畿央大学茶道部員16名が着飾ってお茶席のおもてなしが大好評! 2012(平成24)年5月3日~6日の4日間奈良市平城旧跡を会場として開催された『平城京天平祭』で、昨年に続いて畿央大学茶道部(部員16名、顧問:健康栄養学科冬木啓子教授)が初日(5月3日)の“さくら茶会”で多くの観光客に抹茶席でおもてなしをしました。 今年も受付には東日本大震災義援金箱が置かれ、被災地の一日も早い復興を祈る願いがこめられました。 艶やかな花車と見事な花壇があしらわれた大極殿前庭入口の“さくら茶会”の会場は、昨年より2倍くらい広く、ひときわ目立っていました。 茶道部長の男子学生が見事なお点前を披露し、さくら茶会の皮切りとなりました。 この日用意されたお茶席150人分は、お茶菓子込みで500円で販売されましたが、すぐになくなり急遽70人分を追加、それでも足りずお茶のみ30人分(100円)を再追加しての対応となりました。 天平祭実行委員会からの依頼で、茶道部のある大学として奈良をPRするボランティア参加ですが、普段の練習の成果をこのような何万人もの観光客の中で披露できるのは学生たちにとって貴重な体験になったはずです。 天平祭初日のこの日は400人を超える天平時代の衣装をまとった“天平行列”が茶席の前を通過して大極殿へと向かいました。 また、この天平行列には畿央大学からもボランティア参加者がおり、みんなで盛り上がりました。   【関連記事】 『平城京天平祭2012』で天平行列ボランティアに参加しました! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-508.html