2012.06.07 

6月6日(水)金星の太陽面通過を観察しました。

6月6日(水)には、太陽と地球の間を金星が通過して、太陽の表面を動いていく様子がみられました。
金星通過.jpg
5月21日の金環日食に引き続いての天体ショーを、今回も現代教育学科奥田俊詞准教授と看護医療学科福森貢教授と中尾非常勤講師が中心となって大学の渡り廊下から観察しました。
休憩時間に駆けつけた学生はもちろんのこと、通りすがりの学生も興味津々でした。
日食観察用グラスで観察すると、小さな黒い点が見えます。
金星通過3.jpg
めがねを忘れた学生は「見えない」と残念がっていましたが、天体望遠鏡による投影や、太陽望遠鏡を覗き込んで納得していました。
次の太陽面通過は、105年半後の2117年12月ですので、心配されていた天候が回復して観察できたことは、とてもラッキーでした。
金星1.jpg
▲ディジタルカメラにフィルターをつけて撮影しました。
様々な波長の光が含まれる白色光による太陽像です。(9時52分撮影)
黒点よりもひときわ大きい金星の影が、はっきりと見えました。
金星2.jpg
▲太陽望遠鏡(コロナドP.S.T)で撮影しました。(12時3分撮影)
水素原子から放射されるHα線という光にしぼって見ることができ、太陽の彩層を観察することができます。
黒点や白斑、プロミネンスがよく見えました。
 
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