2012.07.31 

「第7回畿央大学パッククッキング講習会」を実施しました

2012年7月28日(土)、7回目となる「パッククッキング講習会」を開催!

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『パッククッキング』とは、真空調理の理論を利用し、ポリ袋を利用した調理法のことをいいます。利点は、火を使わず安全に、簡単に、一人分の調理ができるところにあります。出来上がりも、焦げたり、煮くずれや煮詰まることなく、うま味を逃がさず、味が均一となり、失敗がありません。

このパッククッキング講習会は、回を重ねるごとに受講希望者数も増え、メニューも充実してきました。今回も健康栄養学科の浅野恭代教授が講師となって、男性の参加者もぐんと増え、小学生から80代の方まで幅広い年齢層で、42名が受講されました。

献立は、鯖缶のドライカレー、カレイの白ワイン蒸し、ゴーヤチャンプルー、フルーツゼリーの4品。受講生のみなさんは8グループに分かれて調理開始。知らない方同士でもすぐに親しくなられ、和気あいあいと協力し合って調理されていました。

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パッククッキングは真空調理のため、袋中の空気抜きと調味料の計量がポイントとなります。うまく空気を抜く方法として、ポリ袋を水の中に沈め、手のひらで抑え、袋の空気を抜く水圧方式を教えていただきました。

加熱中に袋が破れたりすることなく、みなさん素晴らしい出来上がりでした。今回は夏らしい献立で、ゴーヤも使用されていましたが、白みそと砂糖で甘味を加え、ゴーヤが苦手だった方や初めてという方にも食べやすかったようです。

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「ほとんどの料理がパッククッキングで調理可能です。時間がたつまで放置できるのが良いところですが、ポリエチレン袋を使っての調理に抵抗がある方もいらっしゃいます。万が一燃えてもポリエチレンは二酸化炭素と水が発生するだけで、無害であるので、心配はありません。」と浅野先生から説明がありました。今回、パッククッキングを仕事に活かしたいと参加されたホームヘルパーやケアマネージャー、栄養士の方からは「ためになった」「是非今後に活かしたい」との意見をいただきました。他にも、
「ポット1つで調理ができて驚いた」
「鯖缶の臭みがなくすごくおいしいドライカレーだった」
「調味料が少なく、油も使用しないので大変ヘルシー」
「年に1度といわずもっと開催してほしい」
など、たいへん好評でした。

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