2012年8月20日の記事

2012.08.20

2012年度教職員のための夏の公開講座を実施しました。

教員自身が学び視野を広げる任意参加の講座に多くの方が参加しました。 2012(平成24)年8月17日、奈良県下の教職員の方々を対象に「教職員のための夏の公開講座」を開講しました。 この講座は、奈良県教育研究所の依頼に基づき実施しています。子どもたちが夏休みの間も先生方には知識を深め、日ごろの学習方法向上のため、また受講生同士の交流により同じ悩みを分かち合ったりする場として役立てていただいています。 午前の部は、畿央大学健康科学部看護医療学科准教授林有学先生による『あなた自身のキャリアとは?~日々の教育実践から考える~』。職業人である限りは人それぞれの人生、経験の積み重ねによりキャリアが形成されていきます。看護師、教員の道を歩いてこられた林先生から受講者のみなさんへ「教員としてあなたは何を大切にしているか」という問いかけを受けて班に分かれて語り合い、自己を振り返るきっかけにしていただきました。 午後の部は、畿央大学教育学部現代教育学科准教授高見仁志先生による『音楽あそびのネタ大集合!~明日から使える音楽あそびと歌の心~』。子どもの理解力に応じたやさしい音楽用語の説明方法や音楽あそびに没頭する際の教師の役割などを具体的なケースを交えて解説していただきました。また、受講生みんなで実際に童謡を歌ったり、グループに分かれ歌に合わせた音楽遊びを通して、良・悪の両ケースを体験。手足だけでなく、手話や言葉遊び、楽器を使ったり、大人数でのリズム遊びも行い、最後には受講生の皆さんのコミュニケーションもとれ、笑顔があふれていました。 受講後アンケートには「他の学校の先生方と本音で話せたのがよかった、自分を見直す機会にもなった。」「私自身が楽しみました。体験しながらの講義、すごく分かりやすかったです。子どもたちに伝えるために、教師自身が楽しまないと!と思いました。」など、明日からの先生方の指導法とモチベーションアップにも繋がる良い機会となったようです。