2012.08.28 

冬木学園教職員と地域の実社会で活躍する方々を講師に、第4回やまとフォーラムを開催!

日本旅行営業部長兼カリスマ添乗員平田進也さんの元気が出る話に感動!

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学校法人冬木学園(畿央大学)では地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざして毎年8月最終の日曜日に行っている『やまとフォーラム』を、2012(平成24)年8月26日に開催しました。
【左】冬木記念ホールに向かう来場者 【右】ホール内受付風景
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平田進也さんの基調講演には約500名、1限目7講座436名、2限目6講座340名、のべ1276名の受講者にご参加いただきました。開会にあたり、冬木学園理事長(畿央大学学長)冬木智子先生、続いて地元広陵町山村副町長からご挨拶がありました。
【左】冬木智子理事長 【右】広陵町山村吉由副町長
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今回の基調講演は、赤い風船でおなじみの日本旅行の営業部長兼カリスマ添乗員としてテレビ等メディア出演は600回を超えるおもしろ旅企画 ヒラタ屋」代表 平田進也さんをお迎えし、『元気が出る旅行話~ほんまもんのサービスはこれや!!』と題して接客サービスの真髄を語っていただきました。
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旅行会社は「旅」という非日常の体験・時間・空間を楽しんでもらう夢のサービスを提供するもので、心から楽しかった、良かったと言ってもらえるようにする平田さんのおもてなしの心を、実例と笑いをふんだんに交えて紹介。講演の最後には、福島の子どもたち44人を奈良に招いた畿央大学教職員有志の被災地支援「のびのびキャンプ2012」で平田さんも添乗していただいた飛鳥地方へのツアーも紹介いただきました。
飛鳥、石舞台古墳の前で福島の子どもと大学生と一緒に記念撮影する平田さん(後列・左から2番目)
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平田進也さんから「元気」をもらったあとは、Ⅰ限目(14:40~15:40)7講座、Ⅱ限目(16:00~17:00)6講座、計13講座の概要を紹介します。
【No.1】竹内智志講師:古流庖丁道 高円御流 高円会会長
「1200年の技 庖丁式 お題『黄龍の椿』~日本食文化のルーツをたどる一時間」
普段見る機会のない庖丁式は、日本王朝時代の厳粛な儀式で、古よりの文化の象徴、また現在の日本料理の根幹をなすものと言われています。古式に則り右手に庖丁、左手に俎箸を持ち、俎板の上に置かれた鯛には決して手を触れることなく、一刀一礼の作法により捌いていただきました。
No.2】高取克彦講師:畿央大学健康科学部理学療法学科 准教授
「運動はなぜ続かないのか?~健康行動理論から考える運動の習慣化~」
「健康のためには運動がいいと分かっていても長続きしない。」そんな思いを持っている方が大半ですが、危機感を持つこと、自己効力感(うまくやることができる!という自信)、ポジティブな感情を持つことなど、どうすれば継続できるのかについてヒントやコツを教えていただきました。
【左】竹内智志先生 【右】高取克彦先生
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【No.3】高岡恵津子講師:香芝市総合福祉センター 精神保健福祉士
「ストレスと上手につきあおう!~ストレスと健康の関係について~」
複雑化する現代社会においてうつ病が急増しています。その背景とともに、ストレスとはどういうものなのか、またその対処方法についてを精神保健福祉士の立場と経験から解説していただきました。

 【No.4】神戸美輪子講師:畿央大学健康科学部看護医療学科 教授
「人と関わるコミュニケーション~コミュニケーションって何でしょう~」
CureとCareを担当する看護師の視点から、非言語的コミュニケーションや共感的理解などについて会場参加型で講義していただきました。
【左】高岡恵津子先生 【右】神戸美輪子先生
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【No.5】平井儀一講師:広陵古文化会会長
「竹取物語と讃岐神社~かぐや姫伝説と広陵町がなぜ結びつくのか、時代背景と考古学発掘成果を交えて考える~」
かぐや姫、竹取物語について、また地元広陵町についてご説明いただくとともに、発掘して新しい事を発見する考古学の魅力をご紹介いただきました。
【No.6】田中久善講師:関西中央高等学校企画部参事、元天理南中学校校長
「家庭教育の今昔~ことわざからみる子育てのあり方を探る~」
「校内・家庭暴力」「夜回り先生」「家庭教育」などを切り口に、学校教育現場での経験をふまえて親や学校のあるべき姿について講演していただきました。
【左】平井儀一先生 【右】田中久善先生
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【No.7】新井博子講師:森林インストラクター、グリーンセイバーマスター
「きっかけはであい~谷川の水は、指一本で流が変わる~」
森の中での保全活動をきっかけに「彩雲ひろば」という誰もが憩えるミニ森を作っている経験から、ボランティアやボランティアを通して広がった輪についてお話しいただきました。
【No.8】浅見潤講師:株式会社三光丸 クスリ資料館館長、日本考古学協会会員
「置き薬は日本の文化!~配置薬の歴史と漢方生薬、健康に関するおはなし~
江戸時代からはじまった置き薬(配置販売)がどのように続いてきたのか、また使った分だけ料金を支払う配置販売のシステムやメリットについて講演いただきました。
【左】新井博子先生 【右】浅見潤先生
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【No.9】北田善三講師:畿央大学健康科学部健康栄養学科 教授
「食のリスクを考える~肉の生食は食べた人だけの問題ではありません~」
様々な動植物に付着している寄生虫による食中毒を紹介するとともに、食中毒予防および中毒への対処方法などを解説いただきました。
【No.10】野村佳照講師:広陵町靴下組合副組合長、広陵町商工会理事
「靴下の町、広陵の歴史と展望~歴史と伝統によって築かれた技術を受け継ぐ~」
靴下生産日本一を誇る広陵町がどのように発展してきたのか、歴史や地形、文化などの視点からご講演いただきました。
【左】北田善三先生 【右】野村佳照先生
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【No.11】古川恵美講師:畿央大学教育学部現代教育学科 准教授
「東日本大震災の被災地・気仙沼での活動報告~子どもの育ちを支えるプロジェクトの一員として~」
被災地の現状を写真、映像などで伝えるととともに、宮城県気仙沼市の地域の方々と保健、医療、教育、家族などが連携して子どもの成長を支える「気仙沼プロジェクト」をご紹介いただきました。
【No.12】窪田あずさ講師:香芝市保健センター 保健師
「成功者の事例から学ぶ!高血圧克服の秘訣!!~血圧は130以上が高めのサインです~」
血圧が上がるメカニズムから効果的な高血圧予防、血圧を下げる方法まで、成功事例を交えながら紹介していただきました。
【左】 古川恵美先生 【右】窪田あずさ先生
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No.13】金敷大之講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科准教授
「達人の何を学ぶか?~闘志、投資、見通し~」
各分野の達人と言われるスペシャリストから何を学べばわたしたちの生活に役立てることができるのかを、認知心理学の観点から考察していただきました。
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