2012年12月4日の記事

2012.12.04

給食実習課題として「結崎ネブカ」レシピに取り組んでいます!

大和伝統野菜『結崎ネブカ(ネギ)』の特性を活かしたメニュー創作をめざして! 健康栄養学科2回生の配当科目「給食経営管理論」(指導教員:上地加容子先生)では、管理栄養士の主業務として給食の運営と管理、栄養と食事計画、衛生管理など実際の給食施設を想定した給食実習を学んでいます。 毎食350円/1人を徴収し、食材や料理のテーマにそった課題をグループ毎にこなしていきます。後期の授業では食材の一つに『結崎ネブカ(根深ネギ)』という大和野菜のレシピを考えることを課題として、いろいろな調理に挑戦しています。     この結崎ネブカは通常のネギと比べて日持ちしない、周年栽培できない、病害虫に弱いなどの理由から、作付けされず幻のネギと言われていたものを、10年前に最初3人の生産農家が栽培を復活させ、今では(奈良県)川西町農協内に18人で「結崎ネブカ生産部会」を設立して大和伝統野菜の安定供給をめざしています。 川西町は「結崎ネブカ」を町おこしの重要施策と位置付けており、同町商工会と健康栄養学科が産学連携して結崎ネブカの普及に協力するため、ネブカ料理を給食実習課題としたものです。   第1回目の給食実習は、2012(平成24)年11月20日に行われ「結崎ネブカとタコの酢の物」、第2回目は12月4日「豚肉とネブカネギ味噌炒め」(中華料理)がそれぞれ1品として提供されました。   ▼ネブカとタコの酢の物          ▼厚揚げの豚肉ネギ味噌炒め   この給食調理実習ではいろいな試作も行われており、来年1月15日の「品評会」までには20作品近い創作レシピが出揃い、川西町・同商工会やネブカ生産部会の方々に発表する予定ですのでご期待ください。

2012.12.04

Kio元気塾で動脈硬化についての講習会

12月3日(月)のKio元気塾(※)では、動脈硬化についての講習会を行いました。   まず、林先生が動脈硬化についての詳しい説明、要因や予防のお話しをされました。     続いて、私が動脈硬化の予防のひとつである「減塩」について、お話しました。 ▼減塩について話しています。        ▼今回の資料「減塩のコツ」 お話の後、実際に白菜のお浸しを試食していただきました。 ▼普通のお浸し(塩分1%)、ポン酢の味付け(塩分0.5%)、ちょいかけスプレーで味付け(醤油0.1cc)、醤油なしのゴマ和えの4種類があります。     ←ちょいかけスプレー。  1プッシュで0.1ccの醤油が出ます。  霧状に出るので、少量で醤油が全体にかかります。  ぜひお試しください。         ▼参加者にお話(生活習慣や感想)を聞いているところです。 今回は、講習会、資料作りなど、初めてのことばかりで大変でしたが、とても勉強になりました。皆さん熱心に話を聴いて下さってとても嬉しかったです。まだまだ至らない所がありましたが、参加された皆さんが「参考になった」と言ってくださいました。これを励みに、これからもがんばりたいと思います。 健康栄養学科2回生 林泰地 ※Kio元気塾 病院を退院後も障がいが残っている方々に大学に来ていただいて、運動と栄養指導を行います。実際に病気をされた方に直接お話しを伺い、関わらせていただくことで、自分たちがどのような専門的能力やコミュニケーション力を身につけなくてはいけないかを実感します。