2013.04.15 

平成25年度 『看護医療学科 新入生宿泊研修』を開催しました

新入生98名を迎えて、今年度も弘法太子で有名な高野山の宿坊・別格本山普賢院にて宿泊研修を行いました。教員12名と支援学生(2回生)10名が参加しました。
 
1日目
 最初に、集合時間の13時に新入生が遅れて到着し、担任からきつ~い(?)お叱りを受けるというハプニングがありました。新入生全員が集合した時点で、伊藤学科長のお話しから厳かにスタートを切りました。
 
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その後、クラス会が行われました。クラス別に円陣になり、自己紹介や自己アピール(?)を行って、一気に和やかなムードになりました。
 
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<セッションⅠ>
世界遺産にも登録されている高野山の境内を10のグループに分かれて「高野山らしい風景があるところ」を探して散策することとなりました。夕食を挟んで、撮影した写真をパソコンに取り込み、グループごとに発表しました。
 
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「高野山らしい風景」コンクールの始まりです。発表時間が7分でしたが各グル―プごとにオリジナルな感性が感じられ、会場は大爆笑の渦でした。
 
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優勝は「みんなで開いた悟り 高野山散策」をテーマにして、高野山を物語的にレポートしてくれた7班の圧勝でした。
 
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景品は「作って楽しい、食べて美味しい(らしい)」お菓子でした。
 
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その後、「夢を力に」をテーマに作文を書いて、入浴・就寝となりました。学生は寝るのがもったいなく、長~い夜を満喫していたようでした。
 
2日目
 <セッションⅡ>
2日目は、9時から始まりました。高野山大学の山脇雅夫教授が、「悲しみから学ぶ」をテーマに、我が子との別れを体験した親へのインタビュー記事を題材にして、ご講演くださいました。「親や子だけではなく、周りの人がいて(こそ)自分の命が輝いていること」、そして、「愛情を注いでくれる周りの人のために、(本来は弱くても)自分は強くなれる」、ということを学ぶことができました。また、「働く」は「ハタ(周)楽(らく)」と捉えることができ、「周囲を楽に、つまり、楽しくし、感謝される」ことに繋がるので、「働く」において心の交流や心の在り方が大切である。だから、「いろんな心と接すること」や「心は心によって育つ」ことを教えていただきました。
 
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その後、新入生は各班に分かれて、支援学生の基礎実習やふれあい実習の体験談を聴いて、「いのちとこころ」について話し合いました。班毎に話し合った内容を発表しました。発表では、「心のケアが大切だ」「看護師は生きる希望を与える仕事」「看護師が大丈夫と言っただけで、患者さんが感動した」などの発言がありました。既に、しっかりとした考えが芽生えているんだ、と私たち教員は感激してしまいました。
 
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さらに、10名の支援学生の感想、山脇先生のコメントと続き、最後に伊藤学科長がこの宿泊研修を総括し、このセッションを予定時間の12時10分で終えました。
 
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昼食を食べて、ついに解散となりました。食事は精進料理と聞いていましたが、トンカツやちらし寿司など、2日間とも若者向けのメニューを出してくださり、お味も美味で、大満足の2日間でした。
 
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【研修に参加した鷲尾先生のコメント】
山脇先生の1つ1つのお言葉に私自身も感激しました。素直な感性を大切にして、山脇先生がおっしゃった言葉の意味を学生と共感したいと思いました。

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