2013.09.11 

学生・教職員有志の被災地支援「のびのびキャンプ2013」を福島県で開催!

奈良と福島の絆をつなぐ、のびのびキャンプ2013!

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こんにちは。今年度のびのびキャンプの代表を務めさせていただきました畿央大学教育学部3回生・森本敦です。
先日8月12日から15日、福島県・国立磐梯青少年交流の家にて「のびのびキャンプ2013」を開催することができました。これも多くのみなさまからのご支援、ご協力の賜物と心より感謝いたします。
 
福島県のこどもたちに大自然のなかで、おもいっきり、のびのびと遊んで、こころとからだのリラックスをしてもらいたい!そんな思いから「のびのびキャンプ」は始まりました。
 
福島のボランティアグループ「ひらそる」から、県内のこどもたちに呼びかけていただき、2011年は栃木県で、2012年は福島大学、いわき明星大学と協働し、私たちの大学のある奈良でのキャンプ開催を行うことができました。
 
過去2年、多くのこどもたちと大学生が交流を深め、言葉では表しきれないような感動が生まれました。そして、こどもたちから届いた「楽しかった」という声や、「もう一度こどもたちと会いたい」という私たちの思いから、そして被災地支援活動を継続していくために、今年は学生が運営主体となり、のびのびキャンプを開催することを決意しました。
 
初めての学生主導での運営は、決して容易ではなく、キャンプを開催したいという気持ちだけでは、どうにもできない状況にも何度も直面しました。しかし、さまざまな方々からの物心両面にわたるご支援、ご協力、そして何より、何から何までご尽力いただいた「ひらそる」のみなさんのおかげで、とうとう「のびのびキャンプ2013」の開催にこぎつけることができました。
 
3年目の今回は、今までのコンセプトである「誰かに見守ってもらえている安心感のなかでのびのびと過ごす」という点に加え、「こどもたちの助け合い」が見られるような環境、プログラム構成を考えました。従来のマンツーマンでの対応から、こども5名、学生4名のグループでの行動を行うことで、子どもたち同士の横のつながりが生まれることをねらいとして取り組みました。
 
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また過去2回のキャンプを経験した現在中学生、高校生のこどもたちに、小学生の参加者のお兄さん、お姉さん的な存在として、グループのサポートをしてもらうという取り組みも採用しました。
 
実際、キャンプが始まってみると、こどもたちは私たちの想像以上に、お互いを助け合い、まさに全員で「のびのび」キャンプを作り上げてくれていました。また、サポーターの子どもたちも、積極的に前に立ち、グループを盛り上げてくれ、夜に行ったサポーターのみでの振り返りでは、グループの特色を個々に紹介してくれるなど、本当にグループを支えてくれる存在となってくれていました。
まさに子どもたちが「絆」という言葉を体現してくれているように思えました。
 
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学生も初めての参加者が多いにもかかわらず、こどもたちの声にきちんと耳を傾け、どのようにすればよいグループの関係が築けるのか、よいキャンプを過ごせるのかを、学生同士、夜深くまで話し合いながら、子どもたちと接していました。子どもたちが笑ったり、泣いたり、時に喧嘩したり。そんないろいろな表情をたくさん見せてくれていたのは、学生が子どもたちときちんと向き合えていた証拠だと思います。
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震災から刻々と時間が経過しています。それにつれ、報道の量、関心が薄れつつあるように感じます。しかし、こうしてこどもたちと出会えたことによって、遠く離れた私たちは「福島を忘れない」ということを再び心に刻むことができました。
 
この気持ちをずっと持ち続け、そして発信していくことが、私たちの使命であり、福島のこどもたちとの絆を大切にしていくためにも、必要なことだと思います。
 
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本当に多くの方々に支えられて、無事、キャンプを開催することができました。さまざまな形でご支援してくださった皆様、共にキャンプを作り上げてくださった福島大学、いわき明星大学のみなさん、こどもたちと私たちを出会わせてくださった「ひらそる」の皆様、先生方、そして笑顔いっぱいでキャンプを盛り上げてくれた子どもたちと、送り出してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
 
これからも、福島と奈良を繋ぐ絆を大切にしていくためにも、畿央大学のびのびプロジェクトは活動していきます。今後も、よろしくお願いします。
 
本当にありがとうございました。

のびのびキャンプ2013代表 畿央大学現代教育学科3回生 森本敦

追記:facebookページでキャンプの様子や子ども達の笑顔を紹介しています。あわせてご覧ください。また、キャンプの詳細については、キャンプに参加したメンバーが追ってご報告させて頂きます。

■のびのびキャンプ2013概要

【主催】畿央大学のびのびプロジェクト(畿央大学教職員・学生有志)

【共催】ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ”ひらそる”、福島大学・いわき明星大学の学生有志

当キャンプは住友商事株式会社の東日本再生ユースチャレンジ・プログラムの助成を受けて開催いたしました。

■メディア掲載情報

奈良新聞

■協賛いただいた皆様

皆様のご支援とお気持ちがあり初めて実現した「のびのびキャンプ2013」でした。キャンプメンバーにとっても、福島の子どもたちにとっても大きな心の支えとなりました。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

■生野 勝彦様 ■生駒 衣美様 ■石田 芳美様
■伊藤 明子様 ■稲山 嘉延様 ■浦本 和美様
■大石 香織様 ■大磯 康恵様 ■大谷 紗耶香様
■大橋 みゆき様 ■小川 範子様 ■辛川 みどり様
■金子 章道様 ■菊本 由里様 ■島 恒生様
■白石 裕様 ■住岡 知樹様 ■高畑 みどり様
■田仲 光彦様 ■田仲 由佳様 ■寺田 美和子様
■中永 賢仁様 ■中谷 英二様 ■中谷 知実様
■南部 登志子様 ■西川 直哉様 ■二十軒 美知子様
■野上 淳子様 ■原田 俊信様 ■東 隆政様
■冬木 正彦様 ■古川 恵美様 ■三好 環様
■森嶋 道子様 ■柳父 立一様 ■吉村 大輔様
■坂口 光亮様 ■細川 和朗様 ■松本 悠様
■峯 耕太郎様
■飛鳥川クリニック院長 水本純様,職員及び関係者の皆様
■おかんの店 菊ちゃん 様 ■三光丸 奈良営業所職員の皆様
■住友商事様 ■hughug 三宮店 様
■株式会社オフィバ 新田寛之様 ■ネスト 片岡仁・由季様
■ヨシエエンタープライズ(在 ミクロネシア連邦)後藤清様
■看護医療学科 2年生の皆様 ■畿央大学 学習キャンプの皆様
■教職クラブ ODENの皆様
この他、10名の皆様にもご寄付を頂いております。

 

■関連リンク

畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ

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