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2014年02月21日 一覧

2014年2月21日(金)

人間環境デザイン学科の村田浩子准教授は被服学をご専門にしておられ、大学の所在する広陵町の特産「靴下」の研究にも協力してこられました。

このたび、村田先生が編集に関わった『広陵町の靴下百年史』発行されましたので、ご紹介いただきました。

                                                                                                                                                                 

 

広陵町で靴下の生産が始まって100年。

100周年を記念して「広陵町の靴下百年史」が発行されました。

 

▼この本のカバーは、靴下の機械で、「靴下」をデザインして、編まれています。

百年史カバー

 

この「広陵町の靴下百年史」は1章 靴下の歴史、2章 靴下生産の百年、3章 広陵町の靴下を語る、からなっています。

平成23年8月に靴下組合・広陵町・広陵町商工会と3人の専任委員による編集委員会を発足させ、約2年の月日をかけ編纂されました。

 

1章の靴下の歴史は「世界の靴下の歴史」、「日本の靴下の歴史」、「日本における洋装や靴下の流行の変遷」、「広陵町と靴下」から構成されており村田が担当しました。

 

 ▼村田浩子准教授                                ▼靴下で作られた『ソックKARAモンキー』

DSC08034-horz

 

1章は、文献調査、資料収集、そして靴下業界、広陵町の方々への聞き取り、さわやかホールに集う方へのアンケート調査をもとに執筆されました。アンケート調査には村田ゼミの学生も協力してくれました。

 

ヨーロッパでは靴下の歴史が古く、アルプスのエッソ峡谷氷河から発見されたアイスマンは靴の内部に柔らかい草を入れることで靴下の機能を持たせていたと考えられること、また日本で初めて靴下を履いたのは、ラーメン、餃子、チーズ、などを初めて食べたとされるなど好奇心の強いことでも知られている水戸光圀と言われていること、広陵町では、明治43年吉井泰治郎氏が手回しの編み立て機を購入し工場をつくり靴下生産に活路を見出し、その後靴下生産量日本一にまで成長したこと、しかし、平成元年をピークに現在では靴下生産量は5分の1近くに縮小していることなど、靴下の深い話になっています。

 

3足1000円の外国製靴下が珍しくない昨今ですが、高い技術力の必要な高級靴下は日本で作られています。靴下に見る日本のものづくりのすばらしさを知る1冊になりました。

 

靴下百年史

 

また、2013年9月には奈良県知事、副知事への「広陵町の靴下百年史」完成報告を行いました。

この本は、畿央大学図書館や広陵町図書館で閲覧できるほか、広陵町商工会にて有料で入手できます。

とってもカワイイ本を読んで、地元広陵町の靴下の歴史を学んでください。

 

人間環境デザイン学科 准教授 村田浩子

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