2014.04.16 

平成26年度新入生宿泊研修レポート~人間環境デザイン学科~ その1

五條新町・十津川村・湯浅町での新入生宿泊研修

~平成26年度人間環境デザイン学科 その1~

 
人間環境デザイン学科では、2014年4月7日(月)・8日(火)、1泊2日の新入生宿泊研修を奈良県内の五條市と十津川村、和歌山県の湯浅町で行いました。
人間環境デザイン学科では今後、建築・インテリア・プロダクトといった「デザイン」を学んでいく最初の道しるべとして、毎年豊かな環境や、特徴的な風土をもった地域を訪ねます。
 
≪1日目≫ 
1日目は五條市内にある藤岡家住宅と醤油醸造の地として有名な湯浅町での見学が中心となりました。
藤岡家住宅は江戸時代の近内村の庄屋であり、薬種商も営んでいたところです。平成18年に国の登録有形文化財に登録されました。
 
▼藤岡家住宅 - 立派な表構えです。
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▼学芸員さんの案内で、藤岡家住宅建物内を案内してもらいました。学生も真剣にメモや写真を取りながら聞いています。
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その後、脚を伸ばして和歌山県湯浅町へ。このまちは伝統建造物群保存地区として指定された地域があり、そこを中心に回りました。
 
▼湯浅町役場産業観光課の前田さん(写真左)にはじめに簡単なレクチャーをしてもらいました。
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醤油の醸造発祥の地として知られる湯浅町ですが、中でもこの角長さんが有名です。店構えもかなり立派でした。
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▼中には住民の方にお願いして、住宅の中を見学させてもらった班も!!かなり積極的です。

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その後は宿泊先の「ホテル昴」に向かい、到着後、研修会を行いました。8つのグループに分かれ、藤岡家と湯浅町で学んだことについて模造紙にまとめてもらいました。
 
 
▼時間があまりとれなかったのが心配でしたが、どの班もすぐにテーマを決め、まとめあげてくれました。
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8班の発表の後、教員で優秀な発表をした班を決定しました。いずれも「自分のオリジナルな言葉で見学の感想をまとめてくれた」ということで、最優秀班は7班、次点は1班となりました。
 
≪2日目≫
2日目は、十津川村の復興住宅を見学しました。
 
▼話していただいた建築家の武田さんと、十津川村役場の方々。
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復興住宅は、被災した方々が仮設住宅を出て、生活の再建の場として本格的に生活をするために自治体が建設したものです。
 
ともすれば普通の公営住宅のように無味乾燥になりがちですが、十津川村の復興住宅はこの地域の伝統的な意匠や住まい方を参考にしながら、専門家と住民との話し合いの中計画され、実現されました。
 
▼内装も現代のライフスタイルに合わせながら、木造のよいところを活かしたものになっています。
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最後は、五條新町の見学に行きました。
今回は五條新町でまちづくり活動をされているNPO法人「大和社中」の山本さんより、この地域での活動のお話を聞きました。
 
▼会場も「大和社中」で使用されている古民家の「岡橋邸」での講義です。
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講義の後は五條新町のまちあるき。たっぷりと町並みを見学しました。
 
▼まちあるきはボランティアガイドさんと。
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奈良から和歌山まで、もりだくさんな旅程でしたが、良い経験ができたと思います。お疲れ様でした!!
 

人間環境デザイン学科 特任助教 長井 典子

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