2014.04.25 

海外ボランティアレポート~障がい児支援センター in ベトナム!

看護医療学科4回生の中野麻祐子です。
2013年10月~2014年1月の約3ヶ月間、ベトナムでの海外ボランティアを経験してきました!
言葉の壁など不安もありましたが、「海外で働きたい」という将来の目標と「学生のうちに世界を見て、視野を広げたい」という気持ちが強く、決心するのにあまり時間はかかりませんでした。
今思えば、「ボランティアに行く」と決めてから帰国するまで、ずっとワクワク感でいっぱいでした!
 
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私はハノイにある障がい児支援センター(PHUC TUE CENTER)で活動していました。
対象年齢は5歳~22歳、障がいの種類は知的障がい、ダウン症、心身障がいが多く、障がいのレベルも様ざまでした。その中で私は毎日一人ひとりに合わせた遊び、食事介助、算数や読み書き教えたり、一緒に絵を描いたりしていました。
センターのベトナム人の先生は英語が話せるのでよかったのですが、子どもたちはベトナム語しか話せないのでコミュニケーションをとるのにかなり苦労しました。それでも私なりにbody language、表情や触れ合うことで言葉の壁を少しずつ乗り越えていきました。
また、現地でベトナム語のレッスンを受けていたので簡単な会話が出来るようになり、コミュニケーションにとても役立ったと思います。
帰国が近づくにつれて子どもたちが「まゆこ帰らないで!もう1ヶ月間でいいから居てよ!」と泣き叫ばれたときには今までもがいてきた事が一気に晴れると同時に、子ども達との心の距離がグっと近くなっていることを実感できた瞬間でした。
言葉よりももっともっと大切なものが人と人との間には必要で、それが何なのか、そのときに気づく事が出来ました。
 
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(Phuc Tue Center)
 
ベトナムでの生活はとても楽しく、ご飯も美味しかったです。ホームシックにもなりませんでした!
ただ、私のほかにも日本からの参加者が沢山いるだろうと思っていましたが、驚いたことに、なんと日本人は私だけ!!みんなヨーロッパやアメリカ出身だったので約3ヶ月間、日本語を話す機会はゼロに近かったです!でもその分毎日英語に触れていたので「下手な英語でも伝えたい!会話したい!」という強い精神力がつきました!(笑)
休日は現地でできた友達、ボランティア仲間とベトナム各地を旅行でまわったりベトナムの文化を学んだりと刺激的な毎日を過ごしていました。
 
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(SAPA)                                                (HALONG BAY)
 
この3ヶ月間の経験によって視野がひろがったのはもちろん、考え方も少し変わったと思います。
長期間で参加していればもっと沢山の経験が出来たかもしれません。でも、学生で障がい児支援活動した私だからこそ分かる感動や、気づきがありました。その学びを大切にして将来につなげ、今度ベトナムに行ったときは子ども達や家族のように接してくれた世界中の友達に心から「ありがとう、大好き!」の気持ちを改めて伝えたいです。
そして何より、私の”挑戦したい”という気持ちを尊重してくれた親には本当に感謝しています!!
皆さんも学生のうちに挑戦したいことがあれば頑張ってみてください!
 

 看護医療学科4回生 中野 麻祐子

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