2014年9月の記事

2014.09.30

御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.5~フラワーアレンジメント教室を開催!

健幸都市=SWCスマートウェルネス構想(少子高齢化、高齢者医療費高騰削減しつつ福祉充実化策)のもと御所市と畿央大学の協定で誕生した、毎週金曜日オープンしているコミュニティカフェも6週目を迎えました。   9月26日(金)は13時から『フラワーアレンジメント教室』を開催しました。 この『フラワーアレンジメント教室』は、畿央大学の前身の桜井女子短期大学の卒業生であり同窓会副会長の西沼さんの提案で実現しました。西沼さんは御所市内で「おひさまカフェ」を経営しておられますが、コミュニティカフェのスペースを使って普段からお世話になっている地域の皆様に憩いの場を提供したいと、急遽開催される運びとなったものです。 アレンジメントの指導はもちろん、生花やアレンジメントの道具まで、すべて「おひさまカフェ」にご用意いただきました。   このように急な催しではあったのですが、13時前からたくさんの方に集まっていただきました。   私たち畿央大学の学生は、オアシスとよばれる花を生けるために使う吸水スポンジを準備し、お客さんに選んでもらいました。 参加された方々はたくさんの種類の花の中から、思い思いの花を選んで生けておられました。 途中、私たちも参加させていただき、フラワーアレンジメントの先生のアドバイスを受けながら楽しい時間を過ごすことができました。     また西沼さんからは、コミュニティカフェで使うテーブルや椅子などを寄贈いただきました。ありがとうございます。 これから、ますます来客が増えることが期待されます。   毎週コミュニティカフェへ足を運んでくれる方から、初めて来ていただいた方もおられ、少しずつではありますが地域の方々に認知されてきたかなと思います。 今後も色々なイベントを企画しているので、それをきっかけにしてたくさんの方と交流ができれば嬉しいと思います。   人間環境デザイン学科4回生 倉田 恵輔 【 関連記事 】 御所市連携「御所市コミュニティカフェ」がオープンしました。 御所市コミュニティカフェが8月22日(金)にオープンします! 御所市連携「コミュニティカフェ」が8月オープン!~人間環境デザイン学科 齋藤ゼミ  御所市連携コミュニティカフェ・イベント「サッとシステム」による栄養バランス指導を行いました。 御所市連携コミュニティカフェ・イベント「まちの保健室」を開催しました。

2014.09.30

ニューロリハビリテーションセミナー応用編を開催しました。

2014年9月27日(土)、28日(日)にニューロリハビリテーションセミナー応用編が開催されました。 素晴らしい秋空での開催となりました。 今回も北海道から沖縄まで300名以上の方々にお越しいただきました。せっかくなので,私(大住倫弘)の方から報告させて頂きます。     今回の応用編は「情動」ではじまり「社会性」で締めくくりました。   松尾教授からは「情動と共感の神経機構」「社会性の神経機構」の講座でした。「社会性」に関する講義は特に面白くて,シンプルに「人間っておもしろいなぁ」って感じることができたと思います.また、言語・表情・身体(ボディー)の一致性が、コミュニケーションには重要というところが印象深かったです。 私は「身体性の神経機構」を担当させていただきました。身体所有感・運動主体感についての研究を中心に説明させていただきました。分かりにくいところが多々ありましたが、臨床現場でよく聴取される身体に関する愁訴を捉えるための材料は提供できたかなと思っております. 前岡助教の「記憶・ワーキングメモリーの神経機構」の講座では、海馬・前頭前野が中心に取り上げられました。ワーキングメモリーは短期記憶という単純なものだけではないということがよく理解できたかと思います。 森岡センター長の「注意の神経機構」の講座では、スライドのアニメーションを駆使してcue(手がかり)刺激を提示したりして,ボトムアップ処理とトップダウンの処理を皆さんに体験してもらいながら説明していただけました。あのような親切な説明を聴くことができるのもニューロリハセミナーだからこそかなと思います。   岡田助教の「姿勢制御・歩行の神経機構」の講座では、前庭、小脳、大脳小脳連関、CPGなどを中心にまとめられました.特に、近年非常に注目されている前庭機能についての最新の知見も取り入られており、大変勉強になったと思います。   信迫客員講師の「上肢の運動制御」の講座では、背側-背側経路、背側‐腹側経路、腹側経路の機能が中心に取り上げられました。この神経機構は,失行症状の発現機序を捉える上で非常に重要なものにもなります。信迫客員講師は,今年度は非常にやさしく分かりやすくまとめていただいたと感じました。   冷水准教授の「運動学習の神経機構」の講座では、いつもに増して笑いが多かったように感じます。運動学習における報酬の重要性を中心に取り上げながらの講義でした。順モデル・逆モデルについても話題になりました。     次回は12月6日(土)・7日(日)の「臨床編」です! 様々な疾患に対するニューロリハビリテーションについての情報が提供されます。これからの臨床が少しでも良いものになっていくために頑張りますので,宜しくお願い致します。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘

2014.09.30

積み木ボランティア@かぐや姫まつりレポート!!

9月20日(土)、21日(日)に畿央大学から徒歩10数分の場所にある竹取公園で開催された『広陵かぐや姫まつり』に、教育学部1回生がボランティアに行って来ました!     今回のボランティアの内容は、ブースの一つをお借りして、積木やおもちゃの電車を使って子ども達と遊ぶというもので、20日(土)は7名、21日(日)は10名がボランティアに参加しました。 以下は参加した学生の感想の抜粋です。     ■最初子ども達をどのように遊びに誘おうか悩みましたが、学生たちでタワーや家を作っているうちに、お祭りに来ている子ども達がどんどん興味を示して参加してくれました。最後にはおもちゃの電車を走らせたり積み木をしたりして遊んでいる子ども達の笑い声で溢れていました。遊びながら会話をすることで、子ども達の性格や考え方を知ることができたし、子ども同士でも会話が生まれ、新しい友達が出来たと喜んでいる子もいました。   ■私自身、積み木があまり得意ではなく、どうやって子ども達と一緒に遊ぶかとても悩みましたが、いざ子どもたちと遊んでみると今まで悩んでいたことが嘘のように楽しく遊ぶことができました。子ども達の自由な発想に驚き、行動の一つ一つからたくさんのことを学ぶことができました。授業で学ぶだけではなく、様々な年齢の子ども達と同時に直接触れ合うことによって授業とは異なる視点から学ぶことができたなと思います。     ■今回の活動では、3,4才の幼児から小学生高学年といった幅広い子ども達と接することが出来ました。最初は人見知りしていた子でも、遊んでいる内に徐々に喋ってくれたのは嬉しかったです。長さの異なる積み木で自由に遊ぶ子や、学生と一緒になって高く積み上げて遊ぶ子もいて、見ていて微笑ましい光景でした。   ■最初は子ども達とどのように接して良いか分からなかったけど、徐々に子ども達との遊び方が掴めてきて、子どもと喋りながら遊ぶのがとても楽しかったです。また、してはいけないことを注意するときには、ただ叱るのでなく工夫して声掛けをしたら聞いてくれることが分かったので、実際に体験することで得られるものは多いなと実感しました。もっと子どもとの関わり方を学ばないといけないなと思ったので、これからもボランティア活動に積極的に参加したいと思います。     ■遊びを通して子どもと接することでその子の家庭環境などが少し見えました。表面的な年齢条件だけでなく、性格などに合わせた遊びを考えることが求められるなと感じた活動となりました。   ■積み木に夢中で遊ぶ子ども達がとても可愛くて、たくさんの保護者の方からお礼を言われたので、とてもやりがいがありました。どのようにして子ども達と接すればいいのか学べたので、実習や将来にも役立つと思います。     ■同じ積み木遊びでも、年齢や各々の子どもの性格によって、遊び方が全然違うことを実感しました。また、子どもの年齢・性格に合わせた言葉遣いが大切であると改めて気付けたので、これからの大学生活で子どもに関することをもっと勉強したいなと思いました。     ■子どもが嫌がる片付けでも、ゲーム風にして行うと積極的に楽しんで片づけをしてくれたので、こちら側の声掛けはとても大切だなと実感しました。     ■電車で遊んでいる子は、知らないお友達同士でレーンを作って上手に遊んでいる子もいましたが、まだ小さい子はレーンの場所取りでケンカを始めてしまいました。そのようなときは、一人一人のレーンを作ってあげて、一人で自由に遊べる場所を作ってあげることで喧嘩せずに遊ぶことができると学べました。     ■組み立てていた積み木が崩れてしまっても悲しい顔をせずに「倒れちゃったねー、じゃあ、もういっかいしよか。」と笑顔で言って、倒してもいいことを教えてあげることが重要だなと思いました。そうして組み立てては倒しての繰り返しで、だんだん高く積めるようになってくると手を叩いて喜んでくれたのを見て、私もとても嬉しかったです。     そして、今回このボランティア活動の引率をして下さった永渕泰一郎先生、場所を提供して下さった広陵かぐや姫まつりの関係者の方々、私たちに貴重な経験の場を与えていただき、ありがとうございました。 教育学部1回生 細川光生   【関連記事】 広陵町かぐや姫まつり「ソックアニマルつくり」ワークショップを開催しました!(人間環境デザイン学科)

2014.09.29

デザイン4期生が同窓会を開催しました。

9月14日(日)~15日(月・祝)の2日間を利用して、卒業してから5年ぶりに10人で集まり、神戸のホテルに宿泊同窓会を開催しました。 社会人になりそれぞれがバラバラの仕事に就き、なかなか集まることが出来ませんでしたが、今回こうして集まったのは、結婚を機に関西を離れる仲間がいて、彼女を含めて旅行ができるのは最初で最後かもしれない、とのことで行くことになったのです! 5年ぶりに集まっても何一つ変わらず常に笑って楽しい2日間でした。       みんなでカレーを作り、夜は学生時代に戻った感じでひたすら話続け、サプライズで結婚祝いをして、翌日は近くの六甲山でBBQやアート作品を見て、デザイン力を養いました。 次はいつ集まれるか分かりませんが、必ずまたこうして集まりたいと思います。 人間環境デザイン4期生 和田絵里香     ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2014.09.29

弾き語りサークルが、香芝市の放課後等デイサービスでボランティアLIVE!

弾き語りサークル「すごけん。」です。 8月15日(金)に香芝市下田の社会福祉法人以和貴会さんに、放課後等デイサービス(学童クラス)のボランティアに行かせて頂きました!!!   放課後等デイサービス(学童クラス)は、小学1年生から6年生までの児童を対象とし、一人一人の成長段階に合わせた療育活動をおこなっています。   ▼初めての子どもたちばかりの施設でのボランティアに少し緊張気味。   ▼1曲目はAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」   ▼2曲目は今年大流行したアナと雪の女王から「Let it Go~ありのままで」   3曲目はEXILEの「Choo Choo TRAIN」 4曲目はちびまるこちゃんから「おどるポンポコリン」 どの曲も一緒に踊ったり、一緒に歌ったり とてもみんな楽しんでくれていました!!!   最後にはリクエストとして、妖怪ウォッチも即興ですることに(笑) 子どもたちに教えてもらいながら、職員の方と学生もみんなで 歌いながら妖怪ウォッチを踊りました!! 子どもたちみんなとてもいい子で、 一緒になって楽しんでくれる姿がとても嬉しかったです。 次こそ完璧に妖怪ウォッチ踊れるようにするぞー!!!!     ここで宣伝です!!!! すごけん。3回生引退ライブ@和室 10月13日(月)18:30~スタートです!!!   そして、10月18日(日)畿央祭の1日目@野外ステージのトリ 17:00~ これが3回生最後のラストライブ!!!! 私たちの最後の歌が多くの人に届きますように。 お待ちしております!!!!   現代教育学科3回生 すごけん。部長 矢部 千夏

2014.09.29

輝央祭~第12回畿央祭実行委員Blog vol.6~舞台部署のご紹介!

こんにちは!今年もアツい、アツくるしい畿央祭の季節がやってまいりました。 畿央祭実行委員舞台部署長を務めるのは、 理学療法学科2回生、伊與田一輝(いよたかずき)と中嶋士(なかじまつかさ)です!!   去年も舞台部署を経験した2人で去年に負けないくらい 元気いっぱい盛り上げていきますよ!   舞台部署は主に 野外ステージと冬木記念ホールの設営・管理や、舞台企画の仕事を行います。 夏休みもみんなで集まって 野外ステージのパネル作りをしました! ▼こんな感じです   ワイワイ楽しみながら 今年のテーマの『輝』をイメージした デザインに仕上がりました!! 完成品は当日野外ステージにて!お楽しみに!     畿央祭当日には舞台企画として ベストカップルと男装女装コンテストが1日目、冬木記念ホールにて開かれます。 こちらも盛り上がる、楽しい企画にしたいと思うんでぜひ足を運んでください!!   ではでは、畿央大学のみんなで一致団結して、ひとりひとりが輝けるように、盛り上げていきましょう!!!   畿央祭2014 舞台部署長 理学療法学科 中嶋 士 ▼その他の実行委員ブログはこちら! 輝央祭~畿央祭実行委員Blog

2014.09.26

広陵町かぐや姫まつり「ソックアニマルつくり」ワークショップを開催しました!

2014年9月20日(土)広陵町かぐや姫まつりで、人間環境デザイン学科 村田ゼミ3回生は広陵町靴下組合、広陵町商工会と共催で、「広陵の靴下」を使ったソックアニマル製作ワークショップを開催しました。     畿央大学開学10周年『地域連携フェア』で実施した「ソックモンキー」講座は人気がありましたが、製作に1時間30分かかることから、今回のイベントでは短時間で完成出来るように輪ゴムだけで仕上げていくぬいぐるみを作ります。 靴下に綿を詰め、手、足、しっぽは輪ゴムを巻いてつくり、目をボンドで貼り付けて完成です。綿の詰め方や目の貼り付ける位置など少しの工夫で表情が違って見えます。     当初は先着50名のつもりでしたが、希望者が多く、最終的には子どもから大人まで100人以上の方がぬいぐるみつくりを楽しまれました。それぞれみな個性的な作品が完成しました。     また、同日、靴下デザインコンテストの表彰式も行われました。 コンテストには631点のデザイン画の応募があり、その中の15点が受賞作品に選ばれました。 畿央大学からも広陵町商工会会長賞に山本真市さん、広陵町町長賞に佐野真梨奈さん、ユーモア賞に人間環境デザイン学科 准教授の加藤信喜先生、佳作に森本真子さん、森谷郁未さん、魚瀬千遥さんが受賞されました。     デザイン画と全く同じ柄に編み上げられた靴下を見ると喜びもひとしおです。 それと同時にプロの技術のすばらしさに感動しました。   【授賞式】 広陵町商工会会長賞 (1回生)山本 真市   広陵町町長賞 (1回生)佐野 真梨奈   ユーモア賞 人間環境デザイン学科 准教授 加藤 信喜 先生(田々美君が代理で)   佳作   (1回生)魚瀬 千遥   佳作  (1回生)森谷 郁未   佳作  (1回生)森本 真子   今年も、子ども達は元気に御神輿をかつぎました。 新しい御神輿は讃岐神社からスタートし、竹取公園会場まで練り歩きました。 昨年に引き続き、人間環境デザイン学科加藤ゼミの田々美君の作品です。 昨年の御神輿は子どもにとっては少々重い設計になっていたため、今年は軽量化し、デザインも更に美しく素敵な御神輿に変身していました。     10月4日(土)午前11時15分~、馬見丘陵公園大型テントで村田ゼミで初挑戦となる「ファッションショウ」を開催します。 第1部は、靴下デザインコンテスト受賞作品披露ステージ、 第2部は、今年のトレンド靴下と学生作品の衣装とのコラボステージになっています。 約20分のミニファッションショウを、2,3回の村田ゼミ生が運営します。 現在、構成、音楽等の準備を進めていますので、みなさま、ぜひお越しくださいね!   学生制作ポスター    

2014.09.25

軟式野球部 全国大会出場!

8月17日~22日に岐阜県で大学軟式野球の全国大会が行われました。     「全国大会で1勝」を目標に、日々練習してきました。部員・マネージャーも意気込んで大会に臨みました。 対戦相手は東京にある成蹊大学。成蹊大学は所属するリーグのチーム数が多い中で勝ち上がってきたチームなので強いことは分かっていましたが、みんな勝つことしか考えていませんでした。 試合は1点が遠く、均衡した試合となりました。結果は0-1と惜しくも敗れてしまいました。 何度もチャンスをつくるものの相手の守りが固く、1点が入りませんでした。 試合には負けてしまいましたが、部員もマネージャーも全員が一人ひとり声を出して全力で戦っていて、チームが一つになったと感じました。そのことが僕にとっては1番うれしかったことでした。 来年こそは全国大会に出場することはもちろん、僕らが果たせなかった全国大会での1勝をしてほしいと思います。そのためにも今年以上の一致団結したチーム作りをしてほしいと思います。 理学療法学科3回生 末吉 優也

2014.09.24

大学院生が「第2回日本赤ちゃん学会研究合宿」で講演を行いました。

大学院生の浅野さんが第2回日本赤ちゃん学会研究合宿(http://www.er.ams.eng.osaka-u.ac.jp/hiroki/baby-science-young-researcher/)で講演を行いました!   以下は、浅野さんがレポートしてくれた内容です!     今回、講演者としてよばれたのは、兵庫県立リハビリテーション中央病院の中井昭夫先生、そしてカリフォルニア工科大学の下條信輔先生、そして私でした。   日本の発達性協調運動障害(DCD)研究の第一人者でもある中井先生の講演では、発達障害児の知覚世界や診断や分類についての基本的な知識についてわかりやすく解説してくださいました。   知覚や意識の研究で世界的にも著名な下條先生の講演では、先生ご自身が学生時代からどのような研究を進められてきたのかについて研究成果を紹介しながら解説していただき、赤ちゃん学研究の限界点や今後の期待について述べられていました。   私はというと、身体表象の発達からリハビリテーションへの応用について症例を中心に話させていただきました。実際の臨床の場で障害をもつ子どもたちが変化していく様を映像で見せることで少しでもさまざまな障害をもつ子どもの世界をわかっていただこうと思い、そのような構成にしました。最後には多くの質問や大きな拍手をいただいて非常に嬉しかったです。     質問のなかには、やはりその効果について、数名の症例発表での限界点について指摘も受けましたが、それに対して講演後に下條先生に以下のような心強いお言葉をいただきました。 「私が以前にアメリカの学会でラマチャンドランがあの幻肢痛に対するミラーセラピーの効果について一症例の発表をしたときにその場にいた参加者のなかから一事例のうまくいった症例についての報告に対して批判的な意見が出た。そのときにラマチャンドランはこう返した。『ここに突然、言葉を話すブタが一頭現れたとしよう。そのとき皆はその脳内メカニズムについて一生懸命調べようとするだろ?』それは半分冗談交じりだったかもしれないが、すごく説得力のある反論だった」と。そして、一症例の圧倒的な成果を見せることはすごく重要だ、と言っていただきました。 下條先生は、現象学を知ってから知覚の研究に進まれたということでしたので、その辺の理解があるのだと感じました。   夜のポスター発表では、深夜の遅い時間まで皆さんとディスカッションでき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。   今回、さまざまな分野で活躍されている研究者と交わりながら貴重な経験をすることができ、企画された日本赤ちゃん学会若手部会の先生方には本当に感謝しています。 最近はリハビリテーションとは異なる分野からの講演依頼が多いですが、今後も異分野の研究者との意見交換や交流を積極的に広げていき、視野を幅広く持てるように講演や発表など続けていきたいと思います。また、臨床現場において障害をもった子どもたちと今後も根気よく向き合っていきたいと思いました。   畿央大学大学院健康科学研究科神経リハビリテーション学研究室 修士課程 浅野大喜

2014.09.22

理学療法学科「全学年症例報告会」を開催しました。

9月17日(水)に理学療法学科4回生が「総合臨床実習」で学んだことを下級生たちに伝える「全学年症例検討会」を行いました。 4回生は、4月~7月までの期間、8週間の総合臨床実習を、2か所の病院で計16週間行います。 実習を引き受けてくださっている病院にて理学療法士(実習指導者)の指導のもと、様々な疾患の患者さんを対象として基本的な評価を行い、その結果に基づいて治療プログラムを立案します。 また実際に治療をさせて頂くことで、基本的な理学療法を修得していきます。 学内での学習とは異なり、患者さんと直接向き合う経験を通して、4回生たちは見違えるほど大きく成長します。 症例検討会は、各学年2~3名、合計12名程のグループに分かれて行います。 4回生は担当した症例から学んだことをまとめ、基本的な知識を再確認し、下級生たちに説明できる能力を高めることが目標です。1~3回生は現在学んでいる基礎医学と臨床との関係を理解することで、学習へのモチベーションを高めることが目標となります。 司会進行は4回生が担当し、教員はファシリテーターとして見守ります。 どのグループも活発な質疑応答が行われ、また実習に関する情報も得ることができ、学年を超えた縦のつながりがより一層強くなった症例検討会であったと思います。 各学年の学生たちの感想を紹介します。 ▼4回生 それぞれの学年に合わせて必要な話をするように努めました。 学年毎にそれぞれ感じることは違うようで…1,2回生には、いま学校で勉強していることが実習に活かせるということを想像をするのが難しく、3回生は実習に対する不安や、楽しみだけど自信がないといった声が多かったように感じます。 その気持ちは私たち4回生も感じてきたことですが、それでも皆さんの前で説明しながら、お話をすることができたと思います。 皆さんならきっと大丈夫!そう信じてます! 実習での私たちの経験や今回できた縦のつながりが、後輩たちにとって少しでも良い支えになれば幸いです。  理学療法学科4回生 諸橋 直紀 ▼3回生 症例発表で先輩方から症例についてや実習がどんなものか聞くことができました。 1、2回生のときは専門用語や疾患について理解出来ず、症例についてほとんど理解できませんでしたが、3回生になって聞いてみて、少しはイメージ出来るようになりました。逆に分からない用語や勉強不足だと感じることも多くあり、勉強しなければと強く感じました。 今回の発表された症例は、どちらも患者さんの心理状況が痛みに関連している症例で、理学療法は運動系だけでなく患者の心理面まで見ていかなければならないことを改めて学びました。そのためには知識や技術だけでなく、コミュニケーションが大切だと思い、そういう面でも自分を磨いていかなければならないと感じました。 来年は自分達が実習なので先輩方のお話はとても参考になり、自分が頑張らなければならない部分を知る良い機会になりました。後期からは実習や臨床に出た時のことを意識し、一層勉強や実習などを頑張って行きたいと思います。 理学療法学科3回生 杉本 由貴 ▼2回生 昨年1回生として参加した症例発表の時とは異なり、4回生からの説明や配布資料の中に聞き覚えのある言葉や理解できる箇所があり、一年間の学びを感じ取れました。 4回生が私たちのことを思い、わかりにくい箇所をかみ砕いて説明してくださったり、図示してくださったので、なお理解しやすかったです。しかし、その反面で知識の定着不足や、臨床へのより多くの知識、技術の必要性を感じました。 今回の症例発表では症例だけでなく実習の話も聞くことができ、全ての科目の大切さを改めて痛感し、後期に向けての『学び』のモチベーションに繋がりました。 理学療法学科2回生 塩谷 純郎 ▼1回生 今回、4回生の先輩方に実習のお話をしていただきました。実習とはどういうものなのかを教えていただいたり、用語や病気を解説していただいたり、まだ何も分からない私たちにも分かりやすく説明していただきました。実習を通して感じたことを尋ねたところ、「基礎をもっとしっかりやっておけば良かったと感じた」とおっしゃっていました。「基礎となる土台がなければ、その上に学んでも積み重ならない。1回生で学ぶ、解剖学と生理学がとても大切であり、しっかりと理解していることが大事である」と言われました。またお話を聞いて、人と接してコミュニケーション能力を磨くことも大切であると感じました。これからの授業や活動からも積極的に学び、自分のものにしていきたいと思います。 理学療法学科1回生 原田 梨紗子