2014.09.08 

第28回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。

平成26年9月7日(日)、畿央大学4期卒業生が中心になって行っている「理学療法勉強会」、KSM (Kio Study Meeting)を開催しました。
今回は①心臓リハビリテーション(佐藤さん)、②脳卒中における予後予測、③腰痛に対する理学療法の実技(中田さん)の3つのテーマによって、進行していきました。
 
佐藤さんは今年の8月心臓リハビリテーション指導士という資格を所得し、今回はそのご経験から「心臓リハビリテーション」というテーマで話をしてくださいました。心臓リハビリテーションというものが、どのような概要で行われているのかという現状から、そのアプローチの実際、今後の展望を含めたお話からみんなで理学療法士として関わる重要性についてディスカッションしました。やはり病院で評価された内容が地域に出てからも継続して管理できるよう協力関係が持てることも重要であるなと強く感じる内容でした。
 
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小西さんからは「脳卒中患者の予後予測について」というテーマでお話を頂きました。過去の帰結研究のみに頼らず、現在の担当患者が今どのような段階の位置にいるのかという現状から他の症例等からトレンドを予測し、統合と解釈しながら経過を追っていく必要性、ADLの変化や年齢、他の疾患との組み合わせによる予後予測等の紹介をして頂きました。最後は現病歴より早期から理学療法に関わる事のできなかった脳出血の方の症例紹介を行って頂き、みんなで画像所見をもとにした予後予測や症例検討を実施しました。それぞれが担当している症例から意見交換も活発に行え、理学療法士同士が集まる中で重要な時間を過ごせたと思います。
 
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最後に短時間ではありましたが、中田さんより腰痛に対しての実技の紹介を頂きました。実際に小西さんの腰痛を前回も皆で評価し、アプローチを検討していたのですが、今回も治療場面で起きた新たな腰への違和感から考えられる機能障害を評価し、アプローチ方法を検討しました。この実技に対して先輩方から助言も得られる環境を私達後輩は大変ありがたく感じております。
 
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私達KSMの活動ももうすぐ30回を経過しようとしています。台風での開催中止以外は毎月開催されていますので、継続することの難しさとともに、畿央生の繋がりの深さを実感しております。今後も皆さんのご協力のもと継続して良き時間を共有していきたいと考えております。
 

理学療法学科6期生 上田和輝

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