2014.11.21 

2014年度 英語科教育実習報告会を実施しました。

11月13日(木)、教育学部の2限目の授業で中学校英語科教育実習の実習報告会を行いました。
 
今回の報告会は、後期に教育実習を終えた3回生、4回生からの報告会でした。(前期に教育実習を終了した学生の報告会は、すでに実施済みです)
また、今回は、次年度に中学校英語科教育実習に行く予定の学生も出席し、実習に向けた準備や心構え等の意見交換もすることができました。
それぞれの報告内容から実習で学んだことと感じたこと、そしてこれから実習に参加する学生に向けてのメッセージをまとめました。
 
新しい画像-horz
 
 
○実習で学んだこと感じたこと
・発音が難しい。例えばsheとseaなどの類音単語を正しく発音する。
・オリジナルの語呂合わせを紹介すると喜んでくれた。例えば、三人称単数のesをつける単語の覚え方。s,o,x,ch,sh(ソックスチッシャー)の後ろにはesをつける。
・具体例や実物をたくさん示し、生徒自身が学習内容に気づくことができる授業をつくる。
・他の実習生とのコミュニケーションをとる。情報交換をしたり、実習生同士の模擬授業をしたりすることによって充実した実習になる。
・生徒との関わり方に苦労した。授業内だけでなく、部活動や学校行事に積極的に参加して生徒の様子を観察し、共に活動することで関わる時間を増やした。
・最初の1週間は何をしたら良いのかわからず、大変だった。
・状況を把握するために、生徒の声に耳を傾けることが大切である。
 
○これから実習に参加する学生に向けて
・クラスルームイングリッシュを意識した授業づくりをする。生徒が聞き取りやすい簡単な英語を使うことを心がける。慣れないうちは台本づくりをして練習し、授業中に英語が自然に出るようにする。
・わからないことや気になることは自分から指導教諭に質問する。勝手に判断せず、指示を仰ぐことも時には大切。
・指導教諭の授業は単に見るのではなく、授業スタイル(工夫している点、配慮している点等)を観察し、自分の授業にいかす。
・事前準備が大切である。事前訪問時にクラスの様子、授業の範囲や進度、クラスの名簿や座席表、英語の授業以外の実習内容(朝のHR、道徳、給食指導など)を確認する。
・大学ではできないことを積極的にする。先生方と話をしたり、たくさんの生徒とかかわったりする。
・自分が苦手なこと(発音、文法、板書、教壇での振舞い、生徒への質問の仕方など)を見つけて改善していく。
 
発表内容から、英語科教育実習ではクラスルームイングリッシュが必要になることが分かります。中学校の現場では英語で授業をする機会が増えてきています。
つまり、英語で授業ができるように日頃から準備、学習しておく必要があります。
さらには、中学校の教育実習は小学校の教育実習と違い、部活動に参加することもできます。積極的に参加し、部活動でしか見ることができない、生徒の顔を見ることも大事だと思います。
今年の教育実習で各々が課題になったものが明確になりました。在学中にその課題を克服するため、引き続き学んでいきたいと思います。
実習を受け入れてくださった各学校の先生方、ありがとうございました。

現代教育学科4回生 横田 彩

3回生 島 卓也

この記事をシェアする