2015.01.28 

現役の中学校教諭から学ぶ英語科指導法!~現代教育学科

~教育学部 英語科指導法Ⅱ 現場の先生から学ぶ~

 
こんにちは。私たちは日々、中学・高等学校教諭(英語)の免許取得をめざし、英語の教育法について学んでいます。
そんな中、1月24日(土)に、河内長野市立東中学校で英語を指導されている古川元庸(ふるかわもとのぶ)先生に外部講師としてお越しいただき、実際の模擬授業を見せていただきました。
模擬授業だけでなく、今回の模擬授業の意図やねらいについての講演をしていただき、私たちの質問にも丁寧に答えてくださったことから、普段の講義だけでは得られない大変多くのことを学ばせていただきました。
古川先生の授業が始まると、開始直後から大学生の私たちでも引き込まれ、授業の時間中、学生たちの顔に自然と笑顔が溢れていました。
それでは、授業の流れと内容を紹介します。
 
中学英語1
 
■模擬授業の様子
中学英語2
 
1時間目は、パワーポイントを用いて、「獅子舞」「風鈴」などの日本らしいものを英文で紹介し、発音させることを導入で行いました。
展開部では、導入で扱った英文と絵を用いてカルタの要領で絵を指す生徒、その絵についての英文を言う生徒に別れ活動しました。
この授業では、授業の中での音読活動を、カルタと組み合わせることで生徒に楽しくまた、覚えようという意識を持たせていました。

 
中学英語3
 
2時間目は、教科書本文の暗唱の活動でした。導入で電子黒板を用いての音と映像で本文の概要を掴ませていました。
展開部では、まず各自で音読の練習をしました。
その後、ペアをつくり、日本語訳を見て英文を暗唱する生徒と英語を見てもう一人の生徒をサポートする生徒に別れて活動しました。
また、最初は、日本語訳を見ながらの暗唱から始め、次にキーワードを見ながらの暗唱という、難易度を少し上げることで生徒の英文の定着を促しました。
最後に、ペアでパートに別れての本文の暗唱テストを設け、生徒の学習の程度を見ました。
このテストは段階に分かれており、どの生徒でも取り組みやすいものとなっていました。
この授業では、どの生徒にも参加しやすいよう、ペアを組ませ活動させる工夫がなされていました。また、段階を踏ませることにより、英文を暗記するという生徒にとって負荷が大きいことにも取り組みやすくする工夫がありました。
 
中学英語模擬授業
 
【この授業に参加した学生の声を紹介します】
・日本文化に触れながら、楽しく英語を学ぶことができるような授業で、知らないうちにいろいろな英語が学ぶことができたり、文法を学ぶことができたりして、こんな方法があるのかとすごくためになりました。(築林)
・生徒に対して褒め言葉を多用し、目を離す事がなかったので、この先生と話しているという感覚で授業を受けることができた。(川治)
・わかりやすい英語とその多さに圧倒されました。この英語の授業を受けている子どもたちは、英語力が自然に身につくだろうと思いました。(西川)
・音読するだけでもステップがいくつもあり、子どもたちがきちんとステップを踏んでいくことができ、また苦手な子でも学びやすい工夫がされていたので自分も取り入れたいと思いました。(南部)
・英語の先生には、生徒のやる気を起こすテンションの高さや、楽しい雰囲気が大切だと思いました。(竹内)
 
中学英語4
 

報告:教育学部 現代教育学科3回生 岸川実由梨・岩川隆浩

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