2015.06.10 

大宇陀の伝統的建造物を見学!~人間環境デザイン学科「景観・まちづくり演習」

6月6日(土)に1回生配当科目「景観・まちづくり演習」の一環で、今回は大宇陀地区での見学会を行いました!!
大宇陀は伝統的建造物群保存地区に平成18年に指定された地域です。もともと城下町として発展しておりましたが、江戸時代には天領となり、戦前までにぎわったという歴史をもっています。
 
まずは松山地区まちづくりセンター「千軒舎」にて、大宇陀まちおこしの会の裏事務局長と、田川さんに地区の歴史についてお話しをうかがいました。

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簡単な説明が終わった後は「一見は百聞にしかず」ということで、町並み見学となりました。

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今回は6班から10班の見学風景をお届けします。まずは千軒舎の建物について説明を聞きました。
 
千軒舎は以前、薬屋・歯科医院として使われていた建物を改修して、平成15年10月にオープンした施設です。

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道すがら、大宇陀地区の町家の特徴についてお話しします。
案内人の田川さんは、彫刻の修復などにも関わっており、職人らしく、仕上げの材料や細工、瓦の形などによってどれだけかかる手間が違うのか、解説をしていただけました。
 
ここは大宇陀福祉会館で、もともと松山町役場だった建物です。これは屋根瓦や漆喰壁でありながら、構造は洋小屋のちょっと変わった建物です。

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これはロート製薬ゆかりの「薬の館」。重厚な看板がこの地区のシンボルとなっています。

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1時間程度の案内ののち、この地区の昔の出入り口となっていた松山西口関門、通称黒門に到着!この後約1時間の自由散策となり、自由にテーマを探してもらいました。
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その後、また千軒舎に戻り、裏事務局長、田川さんより具体的にこの町にどう関わり、まちおこしをしてきたかのお話しをうかがいました。
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裏事務局長はこの町で生まれ育った立場で、田川さんはよその町から来て20年弱になるようですが、まだまだそれでもよそ者だと言われながら迎え入れられている立場で、それぞれのまちおこしについてお話ししていただきました。
 
できれば今回の大宇陀地区については、お二人を招いての発表会にしようかと考えています。
1回生、頑張って質の高い提案をお願いします!!

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