2015.08.07 

特別講義「多文化社会の在り方について」紹介~現代教育学科(竹下ゼミ)

在英日本人とイギリス人の外部講師を招いて特別講義を行いました。
 
7月23日(木)4限目 在英10年以上で、現地で日本人のためにイギリス生活講座などの受け入れ事業を行っている田代さんと、その夫であり、ロンドン大学の講師Alanさんにイギリスや多文化社会の在り方などについてのご講演をしていただきました。また、「短期語学留学」でイギリスに滞在した後、海外生活に強い関心を抱くようになった学生二人にも、体験談を語っていただきました。当日はゼミ生だけではなく、過去に短期語学留学に参加しイギリスでの生活を経験した学生も聴講し、まるで同窓会のようにイギリスでの経験を懐かしんでもいました。
 
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出席した学生からのレポート
海外へ行って日本でいるだけでは得られないことを得ることの素晴らしさをこの特別講義でお話してくださいました。まず初めに、イギリスのお菓子とMarmiteを集まった学生と先生方で試食しました。個性の強い味に、びっくりする人がほとんどでした。その後、イギリスがどういう国なのかについてのお話を聞かせていただきました。日本人とは違うイギリスの人々のユーモアのある考え方や自由な生活、他者にとらわれない生き方、さまざまな宗教の人々が暮らしていたり、地域によって違う紙幣が発行されているなどの国の様子など、実際にあったエピソードを交えつつ学生ひとり一人と会話をしながらお話をしていただきました。そのあと、田代さんよりイギリスに行くようになったきっかけを聞かせていただきました。特に印象的だったのは、日本を出てからイギリスに長く住んだからこそ気づくことのできた日本人としての誇りや、海外へ出たからこそ日本にいるだけでは得られないことを体験したり感じたりすることの素晴らしさがあったというお話でした。多くの学生が海外渡航の経験がなく、今まで考えたこともないようなお話でした。
講義の後半では西川さんより、自身の海外渡航の体験を、林さんはアイスランド大学へアイスランド語を学びにいくというお話をしてくださいました。お二人はたくさんの国にボランティアや旅行で行った経験や、渡航先での生活や子どもとこ関わりで感じたことや、海外へ行くことの楽しさ、何か自分で挑戦してみることの大事さを教えてくださいました。今回の講義を通して多くの学生が自分たちの考えたこともなかったような考え方を知り、講義終了後には自分たちも海外へ行ってみたい、行ってみようという気持ちになったと口々に話していました。今回頂いたお話を今後に活かしていきたいです。

現代教育学科3回生 卯城拓人

 
田代さんの話を聞いて、日本で普段しないようなことをイギリスでは当たり前のようにしてたり、個性を認める寛大さなど多くの違いがあることを知りました。私も昨年イギリス留学の際に、人々のゆったりとした雰囲気や良い意味でマイペースな感じがとても心地よく、良い印象を持っていました。どちらの国が良い悪いということではないですが、日本にずっといると見えてこないことも、留学することで、知ることができました。海外に行くことで、自国の文化や特徴が見えてくることが大切だと感じました。インドネシアやタイ、モンゴルなど多くの国の特徴や人々の様子のお話も、あまり聞いたことがなかったのでとても参考になり、自分でも行ってみたいと思いました。こういった英語圏でない国々でも、コミュニケーションの手段は英語だということを聞いて、改めて国際語としての英語の大切さを理解しました。英語でたくさんの国の人々と繋がり、文化を体験できるというのは、とても素晴らしいことだと改めて実感しました。

現代教育学科2回生 中西友栄

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