2015.10.15 

学生広報スタッフblog vol.186~茨城県常総市水害支援ボランティアに参加!

 今回の記事は災害ボランティアについて。

 
こんにちは!学生広報スタッフの、きーさんです☆
9月の関東・東北豪雨による鬼怒川の氾濫で、死者や住宅浸水等の被害を受けた茨城県常総市に行ってきました☆   今回のボランティアを企画したのは「teamココカラ。」災害復興支援を主とした学生団体で、代表は畿央大学教育学部2回生の田中航大君、副代表は関西大学2回生の尾﨑敬祐君です☆
 
 
きーさんは、「畿央大学災害復興ボランティア部HOPEFUL」を通してこの企画を知り、参加しました。
参加者は全部で20数人☆ 「HOPEFUL」メンバーを始めとした畿央大生の他、他大学の学生や社会人の方もいました(^^)  その中には、以前の記事で紹介したネパール震災復興支援活動24時間テレビ東北復興支援募金活動に参加した顔見知りもいて、人と人とのつながりを感じました♪
 
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(写真左)集合場所は梅田☆ 10月10日、水害からちょうど1か月の日に出発です
(写真右)バスで約7時間。翌11日早朝に、茨城県南西部にある常総市に到着!  写真は集合場所の老人ホーム☆
 
現地でボランティアの受け入れや活動場所の割り振りを行うのは「一般社団法人つながり」。老人ホームの1階部分や駐車場を借り、ボランティアが打ち合わせしたり寝泊まりしたりできるようにしています☆
つながり」は、きーさんが畿央大学に入学する前から東北復興支援活動で関わっていた団体で、勝又代表ら懐かしい顔ぶれにも再会!やはりここでもつながりを感じました(^^)
 
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(写真左)「teamココカラ。」含め、この日集まったボランティア全員でのミーティング☆
(写真右)ボランティアは皆、この「つながり」ビブスを着用します(^^)
 
この後、活動前に堤防決壊の現場を勝又代表に案内してもらい、当時の様子や災害1か月後の現状について説明を受けました☆
 
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(写真左)勝又代表からの説明☆
(写真右)この写真の奥が鬼怒川です。堤防の手前には、傾いた電柱や家屋が見えます。
 
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(写真左)むき出しの地面が広がっています。報道では、電柱に摑まって取り残されていた人や犬とともに屋根の上に避難していた老夫婦が救助される様子が中継されましたが、その場所がまさにこの辺りなのです。
(写真右)アスファルトが砕けています。改めて水の力は凄まじいと感じました。
 
水害から1か月の10日現在でも、まだ400人以上が避難所生活を送っていること、浸水した自宅や畑等が手つかずで、未だ生活再建の見通しが立たない人がいること、そしてそうした方々が日々「つながり」に支援を求めてきていること等。最近は余り報道もされなくなって来ていましたが、被災地の現状はまだまだ厳しいものがあると感じました。
 
現状を知り、いよいよ活動開始です。私たちはまず、被害を受けた農園に向かいました。数か所あるビニールハウスに分かれて入り、農家の方が大切に育てた鉢植えの清掃、地面にたまった泥のかき出し等の作業です。
 
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(写真左)たくさんの鉢植え。泥をかぶっていますが、この一つひとつが農家の方にとって大切なもの☆
(写真右)地面にたまった泥をかき出す作業
 
きーさんはこの現場で、また懐かしい顔ぶれと再会!3年前、福島から近畿に自主避難された人に対するイベントが行われた際、「HPOEFUL」からも3人が参加したのですが、その時にお世話になった方が偶然同じ場所に!三たびつながりを実感しました(^^)  お昼休みを挟んで、午後はいくつかの現場に分かれました。引き続きビニールハウスで作業するグループと、民家で泥出しを行うグループです☆   きーさんは後者に入り、民家へ向かいました。ここでもビニールハウスと同様、他のボランティアチームの方々と一緒に協同作業です。
 
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▲民家に到着☆ 床下にたまった泥をかき出す通称「モグラ」作業を数人で行います。
 
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(写真左)モグラ隊の雄姿☆ 床下を這って移動しつつ作業します
(写真右)休憩~♪ 右は「HOPEFUL」メンバーの教育1回生久保田君。10月のオープンキャンパスにも参加していました☆左は愛知県から来た6人グループの1人、三浦さん。この日の作業を通して、この6人グループとも意気投合しました(^^)
 
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▲家周りの泥も除去していきます☆ この作業を通して土嚢の結び方をマスターしました♪
 
通りすがりの住民の方々からは”お疲れ様です”と温かい声をかけて頂き、元気が出ました!
 
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(写真左)休憩時間♪ こうした時間を通して初対面の皆さんとも仲良くなりました☆
(写真右)本石下地区泥出しチーム!
 
作業後はボランティアセンター(老人ホーム)に戻り、終礼です☆
 
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(写真左)この日作業に参加したボランティアは合計100人、そしてこの日までに100か所の現場に作業が入ったとのこと☆
(写真右)それぞれがボランティアを通して感じたこと、得たものを述べ、共有しました☆
 
続いて「teamココカラ。」メンバーで終礼☆
ここで、先ほども紹介した愛知県からの6人メンバーも合流! すっかり意気投合し、6人は「teamソコカラ。」を名乗っていました(笑)
 
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(写真左)それぞれが得たものを共有し合う、大事な時間です☆
(写真右)代表の田中君!   ほんとにお疲れ様でした。尾﨑君ともども、ありがとう♪
 
きーさんはこの活動を通して、人と人とのつながり、絆を強く実感しました。災害復興ボランティアをしようという気持ちのある人はいろんな場所でつながっていて、こうした人的資源は関西に住む私たちが近い将来直面する東南海・南海地震の際に必ず力となって活きてくると感じました(^^)   地震を予知することや完全に消滅させることはできなくても、それに対する備えを十全に行うことで被害を最小限に抑えることはできます☆ 活動を通して得た防災に関する知識や人のつながりは、そのための強力なインフラであると実感した1日でした。
 
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teamココカラ&ソコカラ。集合写真! 最高の仲間たちです(^^) みんな本当にお疲れ様でした♪
 
この後は皆でお風呂に入り、サービスエリアでご飯を食べて帰りました☆
12日早朝に大阪着☆ きーさんはこの日模擬試験なので授業のあるメンバーとともに大阪方面からの直接登校!でも大勢に激励されたおかげで、いつもより調子よく受験できたように思います(笑)
また、茨城との往復行程を交替で運転してくれた3人の運転手さんも熱い人たちでした☆   ボランティアに行く意志のある人を支援することも大切という考えのもと、広島での水害支援でも活動されていたとのことです☆
ちなみに、現地ではまだまだボランティアを必要としています。今回、私たちが行ったのは3連休ということもあって人数が多かったのですが、平日はかなり少なく大変であるとのこと。「一般社団法人つながり」は今後も活動を続け、ボランティアも募集していますので、是非ひとりでも多くの方が参加してくれればと思います。

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