2015年12月21日の記事

2015.12.21

『サルコペニアとフレイル』 書評

日本では急速に高齢化が進んでおり、現在では4人に1人が65歳以上となっております。 これは今後もさらに進むと予想されています。 その高齢者に関する最近のトピックスが本著のタイトルにもなっている『サルコペニアとフレイル』です。     サルコペニアは筋肉量と筋力低下による身体機能の低下、フレイルは要介護状態になる前の高齢者の虚弱を言います。 本著は、総論と各論の2部構成になっており、その各論においては、さらに動脈硬化や肝疾患、慢性腎臓病、認知症などとフレイル・サルコペニアとの関連性や、それら疾患から生じる嚥下障害やオーラルフレイルを詳しく知ることが出来ます。 さらにその各論の後半部分では、フレイル・サルコペニアに関する治療に関してまとめられており、栄養介入や運動介入、介護予防などリハビリテーションに関する臨床的な内容まで含まれているため、非常に参考になります。 前半部分に関しましては、フレイル・サルコペニアを理解するための1つのテキストとして非常に役立つものと思われます。 私は本学において老年系理学療法学を担当しているため、これから講義を実施するにあたり非常に有意義な情報をいただけたことを嬉しく思っています。 また後半部分での、より臨床的な内容は、現場で活躍している看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、介護福祉士など高齢者に関わる専門職の方々に役に立つ内容かと思います。   また本著には、本学健康栄養学科の金内雅夫教授が「フレイルと生活の質」について総論を執筆されており、特定の疾患ごとのフレイルとQOL等について医学博士の観点から最新の知見を紹介されています。   最後に、特に私個人にとって、非常に興味を抱かせてくれた内容として、本著は論文や基礎研究の内容を存分に活用されていること、かつ骨格筋に関する基礎研究や分子メカニズムに関して色々とまとめてくださっているところは、今後の研究にも役立てられると思いました。 本著は、一般の方から、今後専門職をめざす方々、現在臨床で活躍されている医療者、また、高齢者研究をされている研究者と幅広い方々に読んでいただける内容かと思われます。   理学療法学科教授 今北英高

2015.12.21

バスケットボール部同窓会を開催しました!

12月6日(日)、畿央大学の体育館にてバスケ部の同窓会を行いました。 今回は1期生から4期生までの15名が集まる事が出来ました。 それぞれの子どもたち8名も参加し、楽しく懐かしい時間を過ごしました。 4時間体育館を借りていましたが、体は正直なものでやはり学生時代とは違います。体力が持ちません。皆で美味しいアイスを食べて休憩したりして、体力回復をはかりました。       その後は、居酒屋に場所を移し、2次会を行いました。 自動車での参加者が多かったので、昔のように皆がお酒で「かんぱーい」とは出来ませんでしたが、ソフトドリンクでも十分に楽しみました。 学生時代とは違い、中には数年ぶりに会う面々もおり、久しぶりの再会に話は尽きません。 学生時代にはしなかったような内容の話もあり、年をとったんだなぁと感じました。 出会ってからもう10年以上、年をとっても会えば昔に戻れるそんな素敵な仲間達に感謝です。 1期生の時に皆でバスケ部を作って良かったと思います。 現在は、仕事に頑張る人、ママとして奮闘中の人、仕事と育児を両方している人と様々ですが、またこうして集まり近況を報告出来たらと思います。 今から次回の開催を楽しみにしています。   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。