2016.05.12 

大和高田市市民交流センター「コスモスプラザ」を見学!~現代教育学科「地域教育課題演習A」

4回生対象「地域教育課題演習A」では、地域における課題解決に向けた教育や学習活動の在り方について、社会教育の観点から学んでいます。学外授業として4月24日(日)に、大和高田市市民交流センター(愛称:コスモスプラザ)を訪問しました。コスモスは大和高田市の「市の花」です。
学生たちは、当日に行われた開館記念式典の様子を見学し、飛び入りでオープニングイベントにも参加して、施設の在り方について考えました。実際に現地を見たことで、問題関心が一層高まったようです。
 
▼開館記念式典を前に、大和高田市のマスコットキャラクター「みくちゃん」と(後ろの建物がコスモスプラザ)。
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以下、学生によるレポートです。
 
・この日は天候にも恵まれて、絶好の式典日和になりました。各関係者の方々が挨拶を交わし、今日の日の為に様々な活動があったのだなというのが伝わってきました。式典では市長や来賓の方の祝辞があり、話を聞いていましたが、この施設に対する思いや期待が伝わる話でした。この式典で特に印象に残ったのが、合唱団による市歌の合唱でした。初めて聞く歌だったのと、以前に大和高田市に住んでいたということもあり強い印象を受けました。
 
▼合唱団による大和高田市「市歌」の合唱
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このコスモスプラザは、キーワードである「共・友」の創造から、いろんな世代の人々が集い、様々な団体による活動によってネットワークを広げ、大和高田市に元気とにぎわいをつくる施設として誕生しました。少子高齢化社会の日本にあって、大和高田市もその例に漏れません。
 
・施設は4階建てで、1階は主に駐車場や災害時の設備、備蓄倉庫となっています。2階は大きな交流スペースがあります。机があり作業を行うことができ、レクリエーションを行うこともできます。舞台もあるので発表会を行うこともできます。3階は親子をサポートする階になっています。親子の広場や託児室があり、お子様連れの方でも安心です。4階には多目的室や高齢者の交流スペースがあります。施設を借りて活動したり、行政のサービスコーナーなどに来たりしてもいいですし、買い物帰りに寄ってみるのもいいですね。コインロッカーもあるので荷物が多くても安心です。これからの活躍に期待です。
 
・1階には、災害時に炊き出しを行うことのできる炊出室がありました。炊出室を利用して赤十字の方が災害時の炊飯の方法を指導してくださいました。実際に災害が起こった時、適切に活用していくためにこのような機会を市民が中心となって計画していくことでこの施設の利用価値が高まっていくのではないかと考えます。
 
▼1階「炊出室」にて         ▼3階「親と子のすこやか広場」にて
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私たちは、2階の交流スペースで大和高田市のマスコットキャラクター「みくちゃん」と一緒に、公式テーマソングに合わせて踊りました。このキャラクターのことは知らなくて初めて見ましたが、とてもかわいくて子どもから高齢者の方まで親しみやすいキャラクターだなという印象を持ちました。ダンスが始まると、子どもだけではなく高齢者の方や親子でダンスをしている姿が見られ、この施設が目指していく姿がそこにありました。楽しい時間となり、参加させていただいてよかったなと思いました。
 
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この施設を便利に利用することができるようにコミュニティバス「きぼう号」が運行されています。市内を歩いている際、多くの人がバスに乗車しているのを見かけました。今後この施設をどのように利用していくのかは、大和高田市民が自分たちで計画していくことが必要になるのではないかと考えます。そして、それを行政がバックアップしていくことで市民交流センターの利用価値が高まっていくのではないかと考えました。
 
今回、コスモスプラザのオープニングセレモニーには、「世代を超えた多くの人がつどい、大和高田市に元気とにぎわいを創出する」という目的の実現のために、館内はどのような空間が設けられているのかという点に注目して参加させていただきました。気軽に足を運ぶことができ、幅広く多くの人たちと交流ができるコスモスプラザが今後どのように機能していくのか関心を持ち続け、大和高田市が一層元気でにぎやかな地域になることを期待していきたいと思います。
 
▼2階の交流ロビーにて
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「地域教育課題演習A」受講学生一同

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