2016.06.01 

御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.45~御所市連携コミュニティカフェは、大学主体から住民主体の取り組みへ!

2014年8月に御所市と畿央大学との地域連携でスタートした「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)は、今年度で3期目となりました。また、今期からは退職された人間環境デザイン学科齋藤ゼミに代わって、同学科清水ゼミへと引き継がれています。
2014年の発足当初は、大学からの依頼によりイベントのボランティア講師を募っていましたが、現在では、様々な技能をお持ちの地域住民の方々から、講師の立候補をいただいており、今年度の午前の部の講師担当は、ほとんど埋まってしまうほど人気のコミュニティカフェに成長しています。
 
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また、2015年2月からは、御所市と学生スタッフがこれまで培ってきた運営ノウハウを生かして、地域住民の方々にもボランティアスタッフとして加わっていただき、コミュニティカフェ当日の運営を行っていただいています。このように、今後は、コミュニティカフェ当日の運営を学生主体からボランティアスタッフ主体へと移行していき、大学は事業全体の運営を裏方としてサポートしていきます。
先日、御所市の担当者の方々も交えながら、清水ゼミの学生との交流会と、第一回目のボランティアスタッフ会議を実施しました。ボランティアスタッフの皆さんからは、「『金曜日カフェ~つどい~』ができてから、それまで引きこもりがちだった生活から、金曜日は必ず出向く生活に変わり、みんなに会うのが楽しみになった」というお声や、「毎回来てくれる大学生は、孫のような存在」「今後もみんなで力を合わせて継続していきたい」といった、お声をいただきました。また、学生スタッフからボランティアスタッフ主体の運営に代わったことにより生じた、スタッフ同士の情報共有不足の問題点などを検討し、ボランティアスタッフ主体の運営に沿ったルール作りについて話し合いました。
後日、参加した学生からは、「2年前の発足時に参加しましたが、1年ぶりに来てみると、一般の参加者だった方々がボランティアスタッフとして主体的に運営していらっしゃることに驚きました。」という意見や、「ボランティアスタッフの皆さんが、若い世代と接することを楽しまれていると感じ、自分たちも裏方として多世代交流の企画や運営サポートに取り組みたいとおもいます。」という意見が見られました。

今後は、引き続き2ヶ月に1回程度の割合でボランティアスタッフ会議を行い、運営方法の改善や大学の参加のあり方、多世代交流の方法などを検討していきたいと思います。


人間環境デザイン学科 助教 清水裕子

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