2016年12月8日の記事

2016.12.08

日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!

テーマ「生活期リハビリテーション 〜充実した暮らしを求めて〜」   こんにちは!理学療法学科 2回生の兵野瑛祐(日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部)です。2016(平成28)年12月4日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について、書かせていただきます。よろしくお願いします! ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照ください。   中部・近畿・中国地方の大学から約80名の学生が集まりました!!   ▼前日リハーサルから気合い十分です!   ▼受付の様子   今回の講演は、次の2名の先生をお招きいたしました。 ①訪問リハビリテーションなどの分野で理学療法士としてご活躍されている株式会社 gene 代表取締役の張本浩平先生には、生活期のリハビリテーションや訪問リハビリテーションとはどういうものなのか、張本先生の経験をもとにお話ししていただきました!     ②旅行リハビリテーションの第一人者としてご活躍されている リハビリ推進センター株式会社 代表取締役の阿部勉先生には未知の領域「旅行リハビリテーション」の実際をお話ししていただきました!     2人の先生のお話の中で共通したことは、リハビリテーションの主体は利用者さんであり、理学療法士はあくまでそのお手伝いをさせていただく心構えが大事ということと、生活におけるあらゆる動作が一番良いリハビリテーションになるということです。生活期リハにおいて大切なことをたくさん教えていただきました。   午前のディスカッションでは、自己紹介を通してのアイスブレーキングと、もしも自分が怪我をして、ADLに支障が出たら普段無意識に行なっていた日常動作にどのような不都合が生じるかを考えました。午後のディスカッションでは、学生らしい柔軟な発想で新たな領域のリハビリテーションを企画し、理学療法士の「無限の可能性」を考えました。どの班も発想力豊かで活発な意見交換をすることができ、大成功でした。     また講演の他に学生発表も行いました。「脊髄損傷患者の生活におけるリハビリテーション」という題で『患者さん自身の能力を最大限に発揮させつつ、介護する側の負担も少なくなる様なアプローチ方法を編みだしたいという思い』はみなさんに伝わったでしょうか。     懇親会では、ワードウルフと負けビンゴを行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います!     私は畿央大学の運営委員で2年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんのつながりを持つことができました。今回の先生のお話を聞いて、このつながりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。     来年も畿央大学にて支部大会が開催される予定です。少し気が早いですが、自分たちで新たに作り上げる支部大会がすごく楽しみです!最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。     日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科2回生 兵野 瑛祐 【関連記事】 12/4(日)日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」のお知らせ!

2016.12.08

川西町の親子減塩教室に参加しました!~ヘルスチーム菜良

こんにちは!ヘルスチーム菜良(*)、健康栄養学科3回生の村岡です。 12月4日(日)、川西町文化会館にて中和保健所の主催する親子減塩教室が開催されました。イベントでは近畿大学のヘルスチーム菜良のメンバーも参加しており、畿央大学からは健康栄養学科3回生7名、2回生2名、1回生3名が参加しました!   ヘルスチーム菜良(*)…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており食育啓蒙活動に取り組んでいます。   子ども向けコーナーでは、紙芝居や減塩ソング&ダンス、クイズがありました。 減塩の紙芝居や、歌に合わせてダンスをすることで、子どもたちにもわかりやすく減塩の大切さを広めることができたのではないかと思います!     大人向けコーナーではヘルスチーム菜良のメンバーで考え、作成した食品に含まれる食塩の量を示した展示、減塩クイズがありました。     体験コーナーとして塩分濃度の異なるみそ汁の試飲を行い、ご家庭のみそ汁はどの濃度が1番近いかを体験していただきました。 みそ汁の塩分濃度は0.6%、0.8%(出汁なし)、0.8%(出汁あり)、1.0%の4種類を用意しました。 試飲のみそ汁を作る時に出汁や味噌の量を少しでも入れ過ぎてしまうと正確な塩分濃度とならないため、作るのが難しかったです。   また、SATシステムを用いて昼食の内容をフードモデルから選んでもらい、食事チェックをしました! 塩分が過剰な方に食品や料理の選び方、食べるときにできる減塩方法をアドバイスさせていただきました。例えばラーメンやうどんを食べるときに汁を残したり、しょうゆやソースはかけるのではなくつけて食べることによって塩分摂取量を減らすことができます。     様々なコーナーを通して減塩について楽しく学んでいただけたのではないかと思います!     来年2/25(土)の葛城市 親子減塩教室に参加を予定しております!次回も楽しいイベントになるよう頑張ります!!   健康栄養学科 3回生 村岡美喜 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。

2016.12.08

平成28年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科

2016(平成28)年12月3日(土)午後よりP302講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行ないました。この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で6回目となります。     当日は晴天でかなり暖かい日となり、各施設・病院から71名もの臨地実習指導者の方々にご参加いただき、本学教員を含めると100名を超え、盛況となりました。   第1部は、一般社団法人日本ほめる達人協会 特別認定講師の井内律子先生に、「ほめて育てる今どきの学生」というタイトルでご講演をいただきました。井内先生は、看護師としてご勤務の傍ら、同協会特別認定講師としてもご活躍されておられます。ほめる達人協会(通称、「ほめ達」)という協会があることは知っていましたが、お話を伺うのは初めてで、実はかなりわくわくしながら聞いておりました。 先生ご自身の「できない」「叱られる」ことの繰り返しから、「認めてもらえない」「自分の居場所がない」という思いになり、自分自身に自信が持てず、自分が嫌になる経験を経て、「ほめ達!」と出会ったそうです。「ほめ達!」の講習を受けることで自分自身が変わることで、人の観方や接し方が変わり、良い人間関係が築けるようになった経緯からスタートしました。先生のご講演から、内容をかいつまんでご紹介したいと思います。 「ほめ達!」は、「心の内戦状態を終わらせる」のモットーのもと、うつや自殺者の減少をめざしています。「ほめる」ことは、人の価値、モノの価値、出来事の価値を発見して伝えることです。人のいいところを見つけて伝える、それが欠点やマイナスであっても良いことに転換するよういします。そのときに口癖として使うのが「すごい!」「さすが!」「すばらしい!」の3Sです。それに加え、「そうくるか!」や「惜しい!」というのもよいとおっしゃっておられました。 また、「すみません」を「ありがとう」に言い換え、「でも」、「だって」、「どうせ」(3D)の否定語を使わないことも大事だとおっしゃっておられました。     教員も実習指導者も学生を「ほめる」こともあれば「叱る」こともあります。先生は、ほめることと叱ることの考え方は同じであり、叱るときは決して他人と比較しないことを強調されておられました。 本日の講演は「学生の価値を発見して伝える」ことを主なテーマとし、上記項目の多岐にわたる講義内容でした。 講義の合間には、参加者同士で、握手をして笑顔の交換をする自己紹介、動画を観察して観えているものや観えていないものに気づく、だまし絵で角度を変えて観る、一番いい笑顔を作るワーク、話しかけられても「徹底的に無視する」ワークを取り入れ、実際に体験することで実感でき、笑いにあふれ楽しく学ぶことができました。   第2部では、食堂に場所を移し、ワールド・カフェが開かれました。ワールド・カフェは、会議室で日々繰り返される機能的な会議よりも、カフェで行うようなオープンで自由な会話を通してこそ、活き活きとした意見の交換や新たな発想の誕生が期待できる、という考え方に基づいた話し合いの手法です。本研修会でも初めて取り入れることにしました。     まず、実習指導者、本学教員をシャッフルし18のグループに分け、1部の講演に基づいて自由なテーマを設定し意見交換を行いました。その後、グループに1名だけを残し、他のグループに行って、お茶を飲みながら別メンバーと話すというラウンドを2回行った後、また当初のグループに戻ってきて、他グループでの意見交換をもとにまとめる、という流れでした。 本来、ワールド・カフェでは、その内容を発表することはないそうなのですが、いくつかのグループに発表してもらうことにしました。その内容は、「指導が困難な場合のほめ方」、「自信のない人をどう指導するか」、「ほめ過ぎた学生の未来はどうなるか」などで、本当に自由闊達な意見交換ができました。     最後に、1部の講演をしてくださった井内律子先生と本学看護医療学科長の河野由美教授による講評があり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。実施後のアンケートにも、今回はとても楽しく、他施設の実情も知ることができ、本当によかったとのお声を多数頂戴しました。     本研修会には、本学の卒業生も参加してくれていました。看護師の勤務の後、現在は、奈良県川上村で保健師をされておられる、看護医療学科4期生(2015年3月卒)の本めぐみさんからお話を伺うことができました。   研修には初めて参加させていただきましたが、参加できてとても良かったと思います。1年の看護師経験の後、現在は、市町村保健師として働いています。まだ、指導者の立場ではありませんが、今回の研修は新人看護師のときのことを思い出しながら聴くことができました。保健師として指導者側になるのは先の話ですが、指導前にこのような場があればよいなと思いました。仕事に活かせるような具体的な話もあり、また頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。   卒業後にも様々な接点がありますが、今回の臨地実習指導者研修会においてもお話ができることは、私たち教員にとっても大きな喜びです。また、実習を受ける学生たちの励みにもなるでしょう。 今後も臨床側、大学側が「同じ思い」で進みつつ、学生に還元できるよう努力を重ねていきたいと思います。   看護医療学科 准教授 文 鐘聲        教授 松本 泉美