2017.05.17 

御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.60~平成29年度のKioオレンヂカフェがスタート!

畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、5月12日(金)に平成29年度第1回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」が開催されました。
 
カフェ1
 
「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症の講演、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。この日は畿央大学看護医療学科 老年看護学教員4名(山崎教授、南部准教授、寺田講師、松原臨床教授)、御所市地域包括支援センター職員3名と市民ボランティア3名で行いました。参加者は午前9名、午後5名でした。
 
午前は山崎教授による『認知症のお話』と南部准教授による『とんちクイズ』です。今年度初回ということで老年看護学教員紹介の後、オレンジリングの説明がありました。オレンジリングとは「認知症を正しく理解し,認知症のある人やその家族を温かく見守る」認知症サポーターの証です。
 
カフェ2
 
『認知症のお話』では認知症の原因や症状・検査・治療について話したあと、認知症の方のことを少しでも理解できるように認知症の方を描いた『おばあちゃんの世界』を観ました。
 
カフェ3
 
勉強の後はリラックスタイム、南部准教授による「とんちクイズ」です。これは、ベーシックセミナー南部ゼミ生作成の『とんちクイズ:次の漢字は何と読むでしょう』を使って、正解を参加者・スタッフで考えました。参加者の中にはこのクイズをとても気にいって、クイズが書かれている画用紙をもって帰られた方もいました。 (正解は最後にあります)
 
【とんちクイズの問題】 みなさんはこの問題解けますか?
左から①②③(解答はページ下部にあります)
456結合
 
午後は認知症の方を介護しておられるご家族の方の体験談を話して頂きました。ときに道に迷ってみんなで探したり、薬を飲んでもらえなかったり、うまく料理ができなくなったり・・。ご家族の方のご苦労は多いと思うのですが、「本人の得意なことをしてもらっています」「仲良くできているので」と穏やかに話されます。認知症の方を介護する際の気持ちの持ち方を教えていただいたように思います。
 
カフェ7新
 
今後も認知症カフェを繋げていきます。ご興味・ご関心がある方は、ぜひ一度、覗いてみてください。たくさんの方のご参加をお待ちしております。
 
「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。
 
【今後の予定】
7月28日(金),10月13日(金),11月10日(金),1月12日(金)2月9日(金)
 
 
【クイズの正解】 ① 青森県 ② 的外れ ③ 図に乗る
 

看護医療学科 老年看護学講師 寺田美和子

 
【関連記事】
・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

この記事をシェアする