2017.05.03 

ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.4~看護医療学科

第32回国際アルツハイマー病協会国際会議が国立京都国際会館で4月26日(水)~29日(土)まで、世界200か国以上、4000人以上の参加を予定して開催されています。この会議に看護医療学科老年看護学教員6名(山崎教授、南部准教授、寺田講師、島岡助手、松原臨床教授、吉井臨床教授)と老年看護学教員ゼミ生を中心に学生13名が参加しています。
最終日の学生レポートです!
 
 
ボランティア 4日目
4月29日はボランティア活動の最終日でした。午前中は、メイン会場で参加者の方に積極的にあいさつを行いながら翻訳機(レシーバー)の配布を行いました。海外からの参加者に「Good morning」とあいさつをして渡すと「ありがとう」と日本語で言ってくれて嬉しかったです(*^^*)
 
18221611_1839553396306704_2697558270140461251_n
 
その後セッションでは座席誘導や、質問者のところへマイクを持っていくマイク係を行いました。私が活動したセッションのプログラムはEngaging People with Dementia(認知症の人との関わり)です。内容は下記6つでした(プログラムより転載)

●The ROSEMARY, THE DIARY OF MY HEARTH FOR MY MIND.(ローズマリー、私の考えと心を綴った日記)

●ENABLING SOCIAL INCLUSION IN OLDER MEN WITH DEMENTIA USING A COMMERCIAL GAMING TECHNOLOGICAL INITIATIVE.(民間のゲーム技術を用いたイニシアチブで認知症の高齢男性の社会参加を促す)

●DOGS FOR DEMENTIA-PAWS FOR THOUGHT AN AUSTRALIAN FIRST INITIATIVE WHERE

ASSISTANCE DOGS WILL UNDERTAKE TASKS TO SUPPORT PEOPLE WITH DEMENTIA AND THEIR CARERS.(認知症のための犬ー認知症と介護者を支援sるう役目を身体障碍者補助犬が果たすオーストラリアで初のイニシアチブに注目)

●CHANGES IN JAPAN-VIEW FROM OUTSIDE(日本の変化ー外からの視点)

●HOW 5 INTERACTIVE SCREENS SUPPORTED DEMENTIA FAMILIES ACROSS THE RURAL HIGHLAND OF SCOTLAND.(五つの対話型スクリーンが、スコットランドの田舎で認知症を持つ家族をどのように支えたか)

●LIVING WITH DEMENTIA-DISSEMINATING THE VOICE OF PEOPLE WITH DEMENTIA BY PEOPLE WITH DEMENTIA. (認知症とともに生きるー認知症の人の声を認知症の人たちによって広める)
 
座席誘導では、席を探してらっしゃるのかそれともセッションを少しだけ聞いてこの後聞くかどうするのか考えていらっしゃるのかどうかを見極めるのが難しいと思いました。マイクは質問者の元へすぐに持って行けるようにセッションが終わる少し前から参加者の方たちの近くへスタンバイしておくようにしました。
 
ADI-10
 
また、これらの講演で認知症の方をとりまく環境が1番大切であるということを学ぶことができました。そのため関わり方について卒業研究でさらに詳しく検討していきたいと思います。
4日間をとおして、卒業研究の内容を深められる機会となり、とても有意義なボランティア活動となりました。
 
18195095_1839553382973372_1332323242286994734_n
 

看護医療学科 4回生 倉岡 里奈

【関連記事】
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.59~Kioオレンヂ喫茶 in 御所
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科教員
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.1~看護医療学科
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.2~看護医療学科
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.3~看護医療学科
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.5~看護医療学科
ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議ボランティアレポートvol.6~看護医療学科

この記事をシェアする