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平成29年度離島・へき地医療体験実習~宇陀市大宇陀地区実習レポートvol.1

2017年5月22日(月)

看護医療学科4回生の必修科目である「離島・へき地医療体験実習」が5月16日(火)~5月18日(木)の3日間行われ、奈良県内5か所の実習地にわかれて学生たちが参加しました。

そのうちの1か所である宇陀市大宇陀地区には19名の学生が元気いっぱい実習させていただきました。地域の医療職や介護職の方々、交通の便が悪い山中にお住いの高齢者の方々に多大なご協力を得て、たくさんの体験や感動、学びがありました。その様子を報告させていただきます。

 

初日(5月16日)

爽やかな風が吹き空は真っ青で、正真正銘の五月晴れでした。8時30分に榛原駅に集合した学生は、榛原地区にある宇陀市立病院、大宇陀地区にある大宇陀特別養護老人ホームラガール、宇陀郡曽爾村にある宇陀訪問看護ステーション東宇陀支所にわかれて実習を開始しました。

 

▼大宇陀ラガールで、地域の高齢者と歩行訓練をする本学の実習生

離島1①

 

大宇陀地区では、様々な社会資源を活用しながら山間部で生活する90歳代独居高齢者のお宅を訪問しました。膝関節の変形や歩行能力の低下がありながらも、段差や畳の生活を余儀なくされる古民家に過ごされている方たちですが、先祖を守りたいという気持ちや自分が生きてきた場所への愛着と生活支援のサポートがあることで、平穏で文化的な生活を送られていました。学生たちは、竹やぶで筍掘りをさせていただいたり、大正琴を教えていただいて合奏するなど楽しい時間を過ごさせていただきました。また、下肢のリンパ浮腫で生活に不自由があるという問題を抱えておられることに対して、自分たちで作成したパンフレットを用いてスキンケアや運動について説明しました。

 

▼介護サービスを受けながら、独居を続けている女性宅を訪問する実習生

 

離島1②

 

曽爾村では、蛇行する山坂をのぼり商店や医療機関から離れた場所で慢性疾患を持ちながら暮らす高齢者宅や人工呼吸器を装着した小児を自宅で介護するお宅に伺いました。学生たちは、清潔ケアや生活指導をさせていただきながら、お話を伺うことができたようです。「将来は、この村に住んで訪問看護がしたい。それくらい曽爾村に住まう人が温かくて、健康問題を抱えていても明るく生活している姿に感動した」と訪問先から帰って真っ先に話す学生もいました。ステーションの看護師さんたちは、地域に長く住んでおられることもあって、訪問先の方々とまるで家族のように親密な関係性を構築しておられます。学生はその関わりから、住み慣れた家でずっと暮らし続けるために必要なサポートを学びました。

 

実習1日目から、盛りだくさんの内容を体験した学生は、宿泊地である大宇陀本郷地区にある椿寿荘に戻り、夕食をいただきました。大宇陀地区は水田が多く水がきれいな土地柄もあり、稲作が盛んな場所として知られています。宿でもつややかでふっくらした御飯に大満足でした。夕食後には、全員で1日目の学びを共有しましたが、想像以上に学生が深い学びを得ていたことに教員は大変うれしく思いました。

 

明日は、いよいよ実習のメイン行事である「宇陀市介護予防事業 aiクラブ」での体力測定と健康指導が待っています。宿の温泉で疲れをいやして、明日への鋭気を養いました。

 

看護医療学科 急性期看護学 講師 大友絵利香

 

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【所属カテゴリ】畿央の学びと研究畿央大学×地域連携看護医療学科

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