2017.08.24 

看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.4

昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。
4日目の現地レポートです!
 
【8月22日(火)午後】
この日は午後からDHHS:Department of Health and Human Services(厚生省:保健社会福祉省)を訪問しました。
本日の学習目標は、
・事前学習で学んだことを活かしてオーストラリアの保健医療制度の実際を知ること
と掲げました。
お昼からLa Trobe大学からトラム(路面電車)に乗って移動し、DHHSを訪問しました。ヴィクトリア州の機関で入り口には厳重なセキュリティーがされており、事前登録された人しか入れません。一人ずつ登録パスカードと名前が記された名札をもって、緊張しながら無事に入館できました。
 
▲International Chamber House の入り口カウンター
 
看護医療海外インターンシップ4日目1
 
会議室のような大きな部屋に通されると、ネイティブスピーカー(外国語指導助手)の方々にオーストラリアの医療制度の実態や保健医療システム、看護教育、現任教育制度について説明をしていだきました。普段聞きなれない英語に圧倒されてしまい、なかなか説明内容を聞き取ることができず理解が難しかったですが、事前学習で学んだ単語がいくつか出てきたため、理解の手助けとなりました。
また、オーストラリアの看護師の方からのお話も聞かせていただき、日本とオーストラリアの保健医療・看護教育システムにはいくつか似ているところがあると分かりました(病院インターンシップで学んだ看護管理や1回生で学んだ社会保障制度と類似点が多くありました)。
 
看護医療海外インターンシップ4日目2
 
例えば、高齢化への看護の対応。新人看護師は1年間の新人教育を受けること。看護師になるための学校には専門学校のような18か月で看護師になる学校と、私たちと同じように大学で看護を学んで看護師になる方法の2つがあることなどです。
オーストラリアは多国籍で様々な文化背景を持った人が暮らしているため、看護師もそれぞれ個人の文化背景を考慮して看護を行っていると知ることができました。
 
看護医療海外インターンシップ4日目3
▲講義をしてくださったネイティブスピーカーの方々
 
講義が終わった後は、日本のカルタ模様のお菓子などのお土産を渡し、全員で記念撮影をしました。
 
看護医療海外インターンシップ4日目4
 
後ろに並ぶ国旗の中に日本の国旗がなかったことを伝えると、「次は用意しておく」とおっしゃってくださいました。一般の人はなかなか入ることのできない機関を訪問し、貴重な体験をした1日となりました!
 

看護医療学科 4回生 的場 郁恵・竹田 実緒

 
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