2017.08.25 

竹取公園ツリーハウスプロジェクトが始動!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ

畿央大学は地元広陵町と包括連携協定を締結し、健康や教育分野を中心にさまざまな取り組みを行っています。今回、2・3回生合同で地域の課題解決に取り組む人間環境デザイン学科のプロジェクトゼミでは、三井田ゼミ、清水ゼミ、陳ゼミと3つのゼミが協力し、広陵町の都市整備課と連携して町内にある竹取公園に「ツリーハウス」の製作を行っています。
 
tree1
 
「近隣の小学生たちが楽しく遊べる場所を作ろう!」と、平成29年8月21日(月)から8月31日(木)にかけて、子供たちが遊べるようなツリーハウスを学生約35名が参加し、製作しています。また、8月25日・26日・28日・29日は、小学生4名が参加し、大学生と一緒に作業を進めていき、9月16日(土)の広陵町かぐや姫まつりにおいて、ツリーハウス完成イベントを行う予定です。
 
今年の7月から始まったこのプロジェクトですが、学生と広陵町役場の方々と何度も打ち合わせを重ねてきました。
 
tree2
 
作業が開始される日までに、部材の寸法や据え方、組み方を考え部材発注し、必要な道具を集めたり熱中症対策を考えたり…と準備に追われましたが、無事初日を迎えることができました。
さて、8月21日(月)からの様子を写真でお伝えします。
 
【8月21日(月)】
毎朝9時、参加者全員が集まり朝礼を行い、作業内容を確認します。
 
tree3
 
初日は、2回生と3回生を中心に先輩に教わりながら現地の測量を行い、ツリーハウスを建てる場所の高さと位置を正確に出しました。
 
tree5
 
次に測量で出した場所に、基礎を据えるための基準となる杭を地面に打ち込みました。周辺には木の根がはっており、地面が固く、とても大変でしたが、回数を重ねるごとに慣れていき上手く打ち込めるようになっていきました。
 
tree6
 
次は、建物を建てるうえで1番大切な土台基礎の作成です。土台は事前にコンクリートブロックにボルトを固定したものを約50個準備しました。
 
tree7
 
土台基礎は、少しでもずれていると、これから作っていくツリーハウスが全てずれていくので、水準器などを使い慎重に作業を行いました。ブロックを据えるために、打ち込んだ杭に基準となる水糸を張り、測量で出した位置に穴を掘り、ミリ単位で微調整をしながら埋め込んでいきます。ひたすら穴を掘る力作業で汗だくになりました。
 
▼基準となる水糸を張り穴を掘ります。
 
tree8
 
▼水糸に合わせ基礎を入れていきます。
 
tree9
 
▼基礎が完成!
 
tree10
 
また、基礎の作成と並行して、大工の方が加工してくださった部材に防腐剤を塗り、木材が腐らないようにしました。
 
▼木材を加工中
 
tree11
 
▼防腐剤を塗っている様子
 
tree12
 
21日の作業では、ツリーハウスを作っていく上での1番重要な作業を行いました。
 
【8月22日(火)】
翌日22日(火)は、前日の作業の続きをしながら、基礎をすべて設置していきました。
 
tree12
 
【8月23日(水)】 
いよいよ土台となる部材を設置!
 
tree13
 
▼ブロックの上に土台を置き、基礎と離れないよいにボルトでとめます。
 
tree14
 
tree15
 
土台の設置が完了した後は、柱をたてていきました。立方体の枠組みを完成させ、不安定な柱と傾きを補強するために筋交いを入れていきます。
 
tree16
 
tree17
 
この日は、枠組みを完成させて終了しました。
 
【8月24日(木)】
24日(木)は、床板を貼っていきました。板と板の間隔を均等にあけながら、電動ドリルを使いネジで固定していきます。
 
tree18
 
tree19
 
六角形の枠組みも続々と完成しています。この中をくぐって遊べるようになっています。
 
tree20
 
ツリーハウスのメインとなる海賊船も姿を現しました。側面の板を曲げながら柱に貼っていきました。
 
tree21
 
tree23
 
いよいよ25日からは小学生と一緒に作業を行います。これから壁や屋根、装飾などを設置していきます。どんなデザインに仕上がるのか…ご期待ください!!
 

 人間環境デザイン学科 助手 中井 千織

【関連リンク】

広陵町にまちづくり提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」

この記事をシェアする