2017.08.28 

看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 現地リポートvol.8

昨年に続いて、看護医療学科ではオーストラリアのメルボルンで「海外インターンシップ」を行っています。2017年8月19日(土)から27日(日)の日程で、2回生7名、4回生4名の計11名が参加しています。大学や高齢者施設での講義や施設見学、現地の方との交流などを通してオーストラリアの看護と教育、緩和ケア、認知症ケアなどについて理解を深めながら、健康課題や保健医療事情を比較し、看護の在り方をグローバルに考えます。
現地レポート第8弾です!
 
【8月25日(金)午前】
インターンシップ6日目です。今日の目標はQOL(Quality of Life;生活の質)に関して自分の意見を考え、看護師が終末期の対象者に対してどういうケアを行うかについて考えることです。学生同士の意見交換やロールプレイングを通して、QOLに対する自分の考えを深めました。
 
昨日に引き続き、Banksia Palliative Care Centerにて、学習しました。
自分にとって何が大切なのか、QOLとは何であるかを考え、それぞれで発表しました。人によってしたいこと・したくないことは異なり、またQOLの考え方も人によって異なることを学びました。
 
▼グループワークの説明
海外インターンシップ1
 
▼グループワークの様子
海外インターンシップ2
 
看護師役と対象者役に分かれ、演習カードを用いてロールプレイングしました。対象者自身が、家族やケアに対してどういう考えなのか、自分はどういう風な人生を送りたいかなどを知ることができると学びました。
 
海外インターンシップ3
 
また、なぜ選択したカードが自分にとって重要なのかについて看護師役が対象者役から引き出し、対象者自身の考えや価値観、人生について情報を得ることができると学びました。
 
海外インターンシップ7
 
▼発表内容のまとめ
海外インターンシップ6
 
【まとめ】
自分のQOLを考え、話すことは、家族が自分の考えを理解できる機会にもなり、医療者側にとっても対象者の意思を理解しながらケアの方向性や必要なサポートを考えやすくなるのではないかと思いました。
また、急な身体の変化などの突然の場面においても、自分のQOLについて身近な人に伝えておくことで、自分の意志決定に沿ったケアを受けられるのではないかと考えました。
 

看護医療学科2回生 岡本 悠希、山上 真未

 
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