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ダイバーシケアに関するセミナー「異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方」を開催!

2017年12月7日(木)

異文化・多様性を実践的に学ぶ講演とワールドカフェを開催!

 

平成29年11月25日(土)にダイバーシケアDiversicare※1に関するセミナー『異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方』(協力 在大阪オーストラリア総領事館)を開催しました。

 

※1ダイバーシケア:1989年にクイーンズランド少数民族コミュニティ協議会(The Ethnic Communities Council of Queensland Ltd [ECCQ] )のコミュニティ・サービス部門として設立され、異なる言語や文化的背景を持つ高齢者や、障害を持つ若い人々とその介護者に対し、文化の多様性に配慮した自宅サービスを提供している組織です。

 

第1部は、講師にオーストラリアのブリスベンからMs. Jenni Pickrell ( Operation Manger Diversicare )をお迎えし、約140名がダイバーシケアについて講演を聴きました。

 

ダイバーシケア

▲公演中のMs. Jenni Pickrell

 

講演は「Cross Cultural Awareness 」「Cross Cultural Communication 」「Multicultural Service Delivery」、「Culture and End of Life Care」と盛沢山でした。その中から2つご紹介します。

皆さんも、ある指の形が国によって意味が異なることをご存じと思います。例えば「OK」の指。その意味はアメリカでは「Okay」、日本では「お金」、フランスでは「ゼロ」、トルコやブラジルでは「身体の一部」を現わすことを講義されました。また、異文化コミュニケーションへの恐れは、初めての人と会うときに感じるものと同じだと言われました。自分が恥をかくのではないか、相手に恥をかかせるのはないだろかという気持ちです。

では、異文化コミュケーションを円滑に行えるよう心がけることは何でしょうか?まずは「包摂(ほうせつ)」。多様な見方、見識を共有することです。

次にYes-Noで尋ねるのではなく、意見を言ってもらうことです。そして自分が意見を言う時は相手にも意見を求める、常に人を尊重する態度でいることです。これらのことはコミュニケーションを図るときの原則です。異文化であってもコミュニケーションを図る相手は「ひと」、コミュニケーションの原則が活かされます。

 

ダイバーシケア2

▲多くの方にご参加いただきました。

 

第2部は、異文化における価値観の違い認識するために「自分が病気になったときして欲しいこと」をテーマについてインド料理(カレー、ナン、餃子)を食べながらのワールドカフェ※2実施しました。

 

※2 ワールドカフェ:カフェで行うような自由な会話を通して、活き活きとした意見の交換や、新たな発想の誕生が期待できるという考えに基づいた話し合いの手法。

 

5つのテーブルにわかれてカフェを実施しました。

・アジア圏では病気のときはお粥やリンゴジュース、アメリカではチキンスープを食べることが多い

・日本では病気になると病院を受診して回復するが、ケニアではお金がないと何もしてもらえず2日後に死亡した

・フィリピンやベトナムは家で亡くなると死亡診断書は不要

・死者を家に入れないベトナムでは終末期は自宅に戻り、自宅で亡くなる

・日本は外国人を診察することを嫌がる

・日本の医療機関には通訳がいない など、他国の考え方を知ることができました。

 

ダイバーシケア3

▲インド料理を食べながらのワールドカフェ

 

ダイバーシケア4

▲参加者で記念撮影。参加国はアメリカ、ケニア、フィリピン、ベトナム、アルゼンチン、インド、オーストラリア、日本でした。

 

たくさんのご参加ありがとうございました。

 

看護医療学科 講師 寺田 美和子

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【所属カテゴリ】イベントレポート畿央の学びと研究看護医療学科

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