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理学療法学科 , 畿央の学びと研究

トルコ人研究者に日本や理学療法のあれこれを聞いてみた!~Burcu Dilekさんロングインタビュー

2018年2月27日(火)

2018年2月9日(火)~23日(金)、トルコにあるMedipol Universityで助教を務めるBurcu Dilekさんが畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターに滞在しました。同センターの取り組みに興味を持って来日されたBurcuさん…なぜ日本に、そしてなぜ畿央に来たのか?広報担当Iが突撃インタビューしてきました!

 

▼研究センターにて、Burcuさんが来日するきっかけになった今井亮太さんと

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広報I:今日はよろしくお願いします。このような形でお迎えできて光栄です!

 

Burcuさん:こちらこそ!すばらしいおもてなしに感動しています。

 

広報I:早速ですが、どうしてBurcuさんは日本に来られたんですか?

 

Burcuさん:今井亮太さん(畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程)の研究を論文検索サイト「Pubmed」で見つけて、感銘を受けたことがきっかけです。私の研究テーマは手の治療や慢性痛ですが、トルコ国内にはニューロリハビリテーション(神経科学に基づくリハ)に特化した研究所はないため「共同研究や研究協力をしたい!」と思い立って、今井さんにコンタクトを取りました。指導教員である森岡周センター長にもOKをいただいて、今回の滞在に至りました。

 

広報I:なるほど。トルコは親日国家として有名ですが、それも関係しているのでしょうか?

 

Burcuさん:たしかに歴史的な背景もあってトルコ人は日本や日本人が大好きですが、今回はあくまで今井さんの論文が私の研究テーマと合致するので一緒に研究をしてみたい、と思ったことが第一です。でも調べて今井さんが日本人だと分かった瞬間は嬉しかったです(笑)小さいころから「キャプテン翼」を見て育ちましたし、「天空の城ラピュタ」を筆頭にジブリ作品の大ファンでもあります。日本には昔から親近感を持っていますし、ずっと行ってみたい国でした。夢がかないました(笑)

参考記事:【親日国】トルコと日本が絆を深めた4つの歴史的な出来事(外部サイト)

 

広報I:実際に来てみて、日本の印象はいかがですか?

 

Burcuさん:日本なら住める、住んでみたいと思っています(笑)日本人は親切で正直なところが素晴らしいと感じています。日本食も大好きで、もちろんお寿司も好き。トルコには和食料理店は少ないのですが、機会を見つけて新しい味にチャレンジしていました。来日して食べた日本食はどれも美味しい。一番美味しかったのは「あさりの酒蒸し」で、唯一食べられなかったのは「馬刺し」。生臭く油が多すぎて、苦手でした。でもそれ以外は何でも大丈夫。日本酒も大好きです。現在の宿泊先は古い日本家屋(ゲストハウス)なので寒さが応えましたが、少しずつ慣れてきました。(来日時は大寒波の影響で雪でした)

 

▼お気に入りになった「あさりの酒蒸し」

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広報I:観光には行かれましたか?

 

Burcuさんはい!週末には理学療法学科の梶原助教、宮本助教と一緒に京都・奈良観光をさせていただきました。美しい寺社仏閣やグルメを堪能して、まさに「Perfect」の一言でした。特に感銘を受けたのは奈良公園です。冬でも緑が美しく(春ならどんなに美しいか…)、大自然や鹿と人々が調和していて、心の平穏を感じることができました。また日本人が祈る姿を見ることもできて新鮮な気持ちにもなれて、日本で一番大好きな場所になりました。

 

広報I:奈良まで気に入っていただいて何よりです(笑)ニューロリハビリテーション研究センターの印象はどうですか?

 

▼大学院生から研究や機材のレクチャーを受けるBurcuさん

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Burcuさん:研究メンバーや施設、設備、環境を見てみたかったのですが、素晴らしい環境に感動しています。大学院生の皆さんが自分の研究にあわせてコードを書いてプログラミングしていてビックリしました。自分の大学にはプログラミングができる理学療法士はいません。また、森岡センター長の研究はオリジナリティにあふれていて、これからの理学療法研究をリードしていく内容だと感じています。

 

広報I:Medipol Universityと畿央大学、またはトルコと日本の理学療法で何か違いはありますか?

 

Burcuさん:Medipol Universityの1学年の定員は150人(!)で、授業期間の10月~2月、2月~6月は多忙でなかなか研究に時間が取れません。ただサマータイムは3か月(7月~9月)あって学生は大学に来ないので、その間は研究に打ち込めます。日本では国家試験は筆記ですが、トルコでは筆記と実技があり、例えば「こういう症例の患者さんがいた場合はどう評価して、どう治療する?」と質問された上で、実際に身体を動かすところまで求められます。150人に個別に指導するだけでも1週間以上かかります(笑)

 

▼研究センターのメンバーと研究内容についてディスカッションを行うBurcuさん

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広報I:た、大変ですね…ちなみに、トルコでの理学療法士の役割や社会的な地位はどんな感じでしょうか?

 

Burcuさん:理学療法士は近年人気職種で、私立大学なども増えて昨年は15,000人が養成校を卒業しています。ただ就職先がじゅうぶん担保されているわけではなく、加えて理学療法士の下位職種があり、例えば病院に2名理学療法士がいれば10人がアシスタント的に技術的なサポートに当たる、など現場のニーズと政府の方針が合致していない課題もあります。博士を持った理学療法士も不足していて、教員も足りていません。

 

広報I:国によって抱える課題も変わるんですね…最後の質問ですが、また日本に戻ってきたいですか?

 

Burcuさん:もちろん!今トルコで助成金を申請していて、承認されれば今年の10月から1年ほどニューロリハビリテーション研究センターで共同研究を開始したいと考えています。上司からは「日本からの招待状があれば大丈夫なんじゃない?」と言ってくれていますが、とてもドキドキしています。私も再来日できることを祈っています!

 

広報I:そうなんですね!では無事に承認されて、またお会いできるよう祈っています。本日はありがとうございました!

 

▼最後に記念撮影(左から大住助教、今井さん、Burcuさん、森岡センター長)

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広報Iの感想:古びた英語力でのリスニングだったので、多少事実と違うところがあるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。研究に国境やボーダーはないこと、また学部生時代から知っている今井さんの研究成果が畿央大学と世界をつなげてくれたことに万感の思いを感じたインタビューでした。

広報センター

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【所属カテゴリ】理学療法学科畿央の学びと研究

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