2018.04.09 

平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科

看護医療学科の新入生90名が2018年4月5日(木)~6日(金)にかけて高野山別格本山宿坊普賢院にて行われた宿泊研修に参加しました。朝9時に大学に集合し、バスで高野山へ向けて出発。約2時間30分で世界遺産の高野山に到着しました。
 
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【1日目】
1日目の研修では、“プロとしての優しさ”がテーマでした。高野山大学の山脇教授の講義をヒントに、グループ討議を行いました。本当の優しさというのはどういう意味か、プロフェッショナルというのはどういう存在なのかなど、さまざまな意見を出し合いました。
 
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山脇先生からは、働く=傍(ハタ)楽(ラク)であると教えていただきました。プロフェッショナルが働くと傍の人が楽になるという意味です。楽になるとはいっても、目先の話ではないと理解しました。飢えた人に魚を与えれば満たされる。しかし魚の取り方を教えれば一生食える。ということわざがあります。魚を与えることは誰でもできますが、プロとしての優しさとは言えないでしょう。その時の飢えは満たせなくても、一生食えるようにすること(すわなち、根本的な解決をすること)がプロフェッショナルということかと考えました。
 
夕食をはさんで夜にもまだ研修が続きます。2回生(10期生)に初めての実習での経験を共有してもらいました。1年後の自分の姿を想像できたでしょうか?
 
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この日は夜遅くまで、新しい学友と親交を深めたことと思います。
 
【2日目】
これまでの研修をとおして「いのちとこころ」について理解したことをディスカッションしました。また、ディスカッションを通して理解したことを発表してもらいました。大学では、このように見聞きしたことを議論を通して理解することが大切です。
 
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発表は各クラス2グループの8グループで行われました。いずれのグループも、見聞きしたことをそのまま述べるのではなく、議論して感じたことや考えたこと、そしてこれから学生生活で学ぶ姿勢についても述べられていました。全員の投票によって優秀なグループが選出され。1位「1A」、2位「2A」、3位「2B」の各グループが表彰されました。
 
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新入生にとって今回の研修が、大学で何を学ぶのか、どのように学ぶのかを考える一助になればと願っております。
 

看護医療学科 1回生担任団(松本泉美・乾富士男・弓場紀子・堀江尚子)

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