2018.06.13 

平成30年度離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科

看護医療学科では、本学の特徴的な実習カリキュラムに位置付けられている「離島へき地医療体験実習」が4回生の必須科目です。今年は、宇陀市大宇陀、川上村、五條市大塔、野迫川村、山添村の5地域で91名が実習をさせていただいています。
 
学内で山添村について事前学習を行い、山添村の地域を構成する要素と住民の健康の関連について興味を持ち、グループメンバーそれぞれが実習テーマを明確に持ちながら平成30年5月15日(火)~5月17日(木)の3日間臨地での実習に臨みました。
 
初日 (5月15日)
1日目は、「山添村の保健施策を知る」「物理的な環境を肌で感じる」機会となりました。
保健福祉課の前川様と社会福祉協議会の浦様からお話をお聞かせいただいた後、村内循環とグループに分かれての地区踏査を行いました。そこでは、住民の方とお話ができ、山添村の暮らしについて聞くことができました。また、自然豊かな環境を体験することができた一方で、山間地のため坂が多くそこでの暮らしの大変さも感じることができました。それぞれの地域には神社が必ずあり綺麗に掃除がされているのが印象的でした。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)1-1
 
山添小学校では、松本校長先生はじめ養護教諭の先生から児童の健康についての貴重なお話を聞くことができました。診療所の医師からは、山添村の健康問題の特徴と山添村の医療について質問をさせていただいたことについて教えていただきました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)2-1
 
お昼ご飯は山添村で採れた新鮮野菜のサラダと美味しいカレーをいただきました。美味しくてお代わりする学生が続出!お昼からの活動に向けてエネルギーのチャージができました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)3-1-down
 
2日目(5月16日)
骨密度測定会を行いまいました。予想していたよりも多くの方が参加してくださり、この日のために頑張って準備してきた学生もイキイキと住民の方と接しながら血圧や骨密度、足趾握力などを測定しその結果についてお伝えしたり、測定会に参加いただいた方にいろいろとお話をお聞かせいただいたりしながら、作成したパンフレットを使用して骨密度がアップできるよう生活のアドバイスを行っていました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)5-1-down
 
お昼からは、地域活動に参加させていただき農業体験、シニアカー体験、公民館で行われている恒例の女子会に参加させていただけたことにより山添村の生活を身近に体験することができました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)7-1-down
 
3日目(5月17日)
かすががーでんで 茶摘み体験、サツマイモの苗植え、フキ俵の郷土食作りの体験をしました。楽しいことも作業の大変さも知ることができた初めての体験でした。
 
2離島へき地医療体験学習(山添村)10-1-down
 
離島へき地医療体験学習(山添村)16-1
 
お昼ご飯のおかずには、自分たちで収穫したお茶の葉のてんぷらを食べることができ、ひときわ美味しかったです。その他にも山添村で採れた山野草のお料理、山添村で採れたお米で作った伝統料理のフキ俵どれも全て美味しかったです。ごちそうさまでした。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)17-1-down
 
児童館見学では、赤埴先生から児童館の特徴や取り組み等についてのお話を伺いました。そして、『直心是道場』の言葉を教えていただきました。この言葉を心に刻み頑張っていこうと思います。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)20-1
 
ボランティアガイドの奥谷さんからは、山添村の歴史が縄文時代から続いており多くの遺跡や史跡があることを教えていただきました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)21-1
 
そして、長寿岩と呼ばれる強大な岩についての説明も受け、歴史の古い土地なのだと実感しました。
 
離島へき地医療体験学習(山添村)22-1-down
 
3日間はお天気にも恵まれ、多くの体験と学びの機会となりました。このような機会を与えてくださいました山添村の関係者の方に心から感謝いたします。
 

看護医療学科助教 秋吉久美代

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